モグラが泥棒、狸が怪我、魚屋の息子が殿様になり、猫が化け、権太楼のカミサンが着物を買う

ことしも長野の小学校の友達から林檎が届いた。
電話をすると『佐平次ちゃんの奥さんと同じ病気(癌)になったけど早かったから元気になった。姉さんやみんなが来て林檎を収穫してくれた、玉が小さくてごめんね。」、どうしてどうして、蜜の入った素敵にうまい林檎だ。
亡妻とは「とびっくら」(かけっこ)のライヴァルだった、どちらも明るい人気者。
亡妻の分まで長生きして、毎年リンゴを送ってくれよ。
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(都立園芸高校)

少し早めに言って千鳥が淵の紅葉を見ようと思ったらもう暗くなっていて歩くだけ。
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国立小劇場で『落語研究会』

会場の近くで権太楼がひとりでぶらぶらと行くのをみつけた。
可愛いアップリケかなんかがあるスタジャンと毛糸の帽子。
「おお、さむ!」独り言をいってるのを追い抜きざま、「こんにちは、楽しみにしてます」というと、にこっと笑って「はい」可愛く答えた。
馬吉「もぐら泥」
口跡よし、軽やかないい調子だ。

正蔵「まめだ」
役者は生まれが悪いと偉くなれないが生まれさえよければ下手でも上に行ける、というと会場から笑い。
「その笑いは、、」しゃれにならない力のないリアクション。
こういう人の好さ・気の弱さが、豆だぬきの哀しい噺には活きるのかと思ったが空振り。
イイマキガミもいくつかあって残念なり。
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三三「魚屋本多」
魚屋が休憩中に使っている水飲み(携帯用で武士のもの)を見て、あの者を連れて来いという本多の殿様。
妾馬みたいなやりとりがあって、魚屋が酒をゴチになって、ところで「その水のみはどういういわれがあるのか」とお尋ねあって、実は自分の実の父は侍で豊臣方との合戦で落ち延びた時に匿ってくれた農家の娘と一夜の契りを結んだ、あっしはその子なのです。
この水さしこそその侍がもし子供が生まれる様であるならこれを証拠に訪ねて来いとおいていったもの。
ひと目でも父にあって親子の名乗りをしたいといつも持ち歩いている。

殿様が講釈を語るがごとくその合戦の様子、落ち延びて行く様子を語る。
おとっつあん!
今すぐは無理だが必ず親子になろう、ついてはお前魚屋をやめて武士になれ。
嬉しいけれど、俺は武士にはなれない、その代わり息子を取り立ててください。

めでたしめでたし、魚屋の造型、水飲みのいわれを語る説得力、殿様の講釈めいた語り、いずれもさすが三三だ。

それにつけても60年取り違えられ人生を送った人のニュース、小説より奇なりだね。
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「おめでとう!」の声に迎えられたのは権太楼「宗論」
紫綬褒章のことだ。
9月に内示があって正式発表までは口外しないでくれと言われたけれどオカミサンが即刻呉服屋に行き「ね、これ、美智子様に気に入ってもらえるかしら?」あっという間に知れ渡る。
秘密保護法が出来たらカミサンはまず処刑です
爆笑のマクラに15分、ネタも爆笑で10分。
「いつくしみ深き友なるエスは罪とが憂いを取り去りたもう」マジに清らかに讃美歌を歌って「ああ、母さんとただ二人栗の実煮てます囲炉裏バタ」と続ける。



こういうのってけっこうあるね。
実例が想い出せないのがじれったい、だれかコメントで教えてよ。
志ん輔「猫の忠信」
ことしは志ん朝の十三回忌と志ん生の四十年、なのに何もできなかったといいながら90を超える美津子さん(志ん朝の姉)と日暮里のルノアールでデートをして彼らの思い出を語りあったことなど。

ネタは猫が常兄いに化けて美人のお師匠さんをたぶらかせてひと騒動を起こす噺。
ぴい~っどろどろ、はめもの入りで猫が芝居仕立てで化けた訳を語るところが見どころ聴きどころ。
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サンチは化けない。
Commented by reikogogogo at 2013-11-28 14:05
懐かしい方言とびっくら、私は選手だった。
日曜学校に通って歌った懐かしい讃美歌。聴きながら取り違えられ60年経ってしまった人のコメントを聴いて涙した。帰る事のない人生、人としてよくぞこんなに優しい心を持った人に育ったと。
Commented by 豆ママ at 2013-11-28 22:52
あ~~~~私も、闇の中、毛糸の帽子にポンチョみたいなのを被ったおじさんのすぐ脇を通りました!
少し通り過ぎて・・・見覚えのある丸顔だなァ~と・・・ずゥ~~っとモヤモヤしてたんですが・・・やっぱり権師匠だったんですね、ヒィ~~~。
月曜日は正蔵さんの「豆田」で泣けたんですが・・・難しいですね。
Commented by saheizi-inokori at 2013-11-28 23:52
reikogogogo さん、私も彼の優しいコメントをみてほっとしました。
とびっくら、ごしたい、、懐かしいです。
Commented by saheizi-inokori at 2013-11-28 23:54
豆ママ さん、いらしたんですね。
しかももしかするとすぐ近くを歩いていたかも。
正蔵君、気の毒です。
Commented by noreizoko at 2013-11-29 02:51
二枚目の写真、ものすごくきれいですね。
Commented by saheizi-inokori at 2013-11-29 10:04
noreizokoさん、夕闇せまる千鳥が淵交差点で撮りました。
街灯の側が明るい。
Commented by みい at 2013-11-29 11:38
写真きれい~
わあ~虹が出てるんですね。

黄色い銀杏の葉っぱの上でサンチ君、カッコイイね~
ポストカードにしたい^^。
Commented by saheizi-inokori at 2013-11-29 12:10
みいさん、紅葉とサンチの毛色あうでしょ^^。
Commented by ikuohasegawa at 2013-11-29 15:33
権太楼師匠の噺だけで羨ましいのに遭遇した。なんというべきか。12月のにぎわい座では「おめでとう」って大声で祝います。
Commented by waku2-tuduri at 2013-11-29 16:43
噴水に虹が? 偶然の産物ナイスショットですね?
リードを放されてもお行儀良くパパさんとお話してるサンちゃん、
なんて可愛いでしょうねぇ。
昨日までまっ黄色だった吉田の“大イチョウ”
今日一日で大部分散ってしまった様子を報じていますよ。
Commented by gakis-room at 2013-11-29 17:43
昔,教えてもらったものです。
 あなたを待てば雨が降る(有楽町で逢いましょう)
 夜の十字路(元歌を思い出せません)
 真っ赤に錆びた(錆びたナイフ)
 夢は夜ひらく(夢は夜ひらく)
 ああ,それでもなお命かけて
 誰よりも誰よりも君を愛す(誰よりも君を愛す)
Commented by saheizi-inokori at 2013-11-29 23:34
ikuohasegawa さん、大声でね。
Commented by saheizi-inokori at 2013-11-29 23:37
waku2-tuduri さん、ああ、吉田の、というより桐原の大銀杏!
私はあの銀杏の弘法伝説を中学の時書いて全国の何とかコンクールで佳作になったのですよ。
Commented by saheizi-inokori at 2013-11-29 23:39
gakis-room さん、ありがとう。
一度二人で歌ってみたいものです。
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by saheizi-inokori | 2013-11-28 11:47 | 落語・寄席 | Trackback | Comments(14)

ホン、よしなしごと、食べ物、散歩・・


by saheizi-inokori