きれいごと言ったって、できない フクイチ故吉田所長の悲鳴がJR北でも聞える
2013年 11月 15日
今朝は2011.3.14、午後10.47のやりとりから。
現場の社員が故・吉田所長に「水位の監視は非常に重要なので明確な体制を決めて」欲しいというのに対し
監視、監視、しますよ。するけど、この水位の監視と人命の話もあるわけ。線量もあってさ。だから、常時監視できないものは、常時でなくていいとせざるをえないと答える。
さらに社員が「燃料は、あらかじめ用意していただきたい」と訴えると
用意って言うだけの人は羨ましいよ。誰だってそう思う。物資が来ない、運ぶ手段もない。みんなギリギリやってんだから、きれいごと言ったってできないものはできない。、、、(さらに社員とのやり取りがあって)この少ない所員でさ、やるって言ったって無理よ。、、全社的に変えてやらない限りできませんよ。こんなことは。社長に言ってほしいんだけど、僕は社長に申し上げますけれども。社員はまだ食い下がる。
難しいことを言ってるわけじゃなくて、あらかじめ買える燃料は準備しておくと吉田さんのイライラは募る。
あらかじめ準備しても、どさくさになると燃料で使ったり車で使ったり、だから今回のように、、たまりかねた本社の武藤副社長が「ようく見ておく。そういうことだろう」と中に入り、吉田さんが
ええ。(現場へ)行ったら、いろんなものを見てくる。短い時間ででもですね。負担にならないようにと答えて一件落着(その場だけは、かもしれないが)。
つまり現場社員が苦闘して何ごとか必要な事柄を上部に訴えても叶えられない、中間管理職はその必要性を認めても本社から支援は得られない又は本社もどうすることもできない、それなのにメデイア・関係省庁・政治家をはじめ周囲の人々は彼らの非力・無力をひたすら怠惰・無能・隠蔽ととらえて批難譴責の嵐。
隠蔽もなにも何が起きているか「よおく見ておく」ことすらできないのではないか。
”言うだけの人って羨ましい”、状況を把握できてそれに対して何をすべきかと判断が出来てそのためにどうしたら良いのかを考え実行できるスタッフが、いったい何人いるのだろう。
状況を理解されないままに責め続けられてもなお旺盛な責任感をもって戦い続けられる人がどのくらいいるのだろうか。
もっといえば日本中に蔓延する病状。
治療方法はひとえに、”社長に申し上げますけれど”、トップがどれだけ現場を”よおく見て”、必要なことを果断・迅速・有効に実行することに尽きる。
いかに上手に記者会見で頭をさげるか、どうやって自分の責任を回避して生き残りを図るか、そればかり考えているようなトップは病状を悪化させるのみだ。
いくら監査を繰り返しても虚偽報告や隠蔽はなくならない。
ほんとのことを言うことだけが事態の解決に結びつくこと、そのことが現場にとっての幸せであることを納得させなければ。
トップや関係官庁がそういう信頼を勝ち得ない限りウソは続くだろう。
フクイチが追いこまれてデータの改ざんや報告のサボタージュが行われるようになったら、それこそ秘密保護法のお出ましかもしれない。
なんせ放射能ってのは目に見えないものな。
「ブロガーも秘密保護法の処罰対象になる」とほめ・くさんが注意喚起してくださった。
なにが秘密とされているのか分からないのでは身を守る術もない。
なんとなく”おかみ”を憚るような言説ばかりになっていくのが怖い。
安倍のポスターは威嚇かもしれない、「つまらんこと書くなよ!ちゃんと見てるからな」って。
本当に”言うだけの人って羨ましい”ですね。
さらに信州は紅葉が美しくなっています。
ジゴボウが美味しそうです。
結局報道する側を「君子危うきに近寄らず」とすることが最大目的になるのでしょう。
でもJR北の現場の実態は吉田さんの悲鳴に近い状態だと思いますよ。
いろんな野菜が醸し出すハーモニーは毎朝の楽しみです。
夢に見そうです。
少しでも採れると凄い宝物をみつけたようにして母に見せました。
真実はシンプルですよね。
あー、放射能さえなければ、地震と津波だけの自然災害であったなら、未だ何とかなったのに、目に見えない放射能が どんどん大気や大地を汚染しているらしい。
この美しい景観をいつ迄も楽しめますようね。
故吉田所長さんは危険をものともせずよく現場を監督して下さいました。あの方のお陰で 私達は随分救われたのだと思います。
吉田さんのような方が サムライです。ご冥福を祈ります。
原発に関して何にも知らなず、ただ経営上の 成績しか頭にないような本社の偉い人達を向こうに回して
小泉節健在、新自由主義推進の罪滅ぼしでがんばれ!
フクシマは遠いのですよ。