近道、近道、バッチイ噺でごめんくさい
2013年 10月 23日
もっとも俺のブログをそれと知っておいでになる方は酸いも甘いも、いや清濁あわせ、、どっちでもいいけれど。
米朝の「地獄八景(ばっけい)亡者遊」のマクラ
だいたい大阪落語には大小便やおならがようでてまいります。これは伝統的に昔からこの、固体と液体と気体が好きなようで、これを扱う扱い方があるんですな。やはり同じように汚い物を扱いましても、割にこのきれいに仕立ててあるのと正味えげつないのとございます放射能汚染物質ってのはどう扱ってもえげつないなあ。
飛脚が急ぎの用事をかかえまして、近道、近道(この「チカミチ」をシュッシュポポ、シュッシュポポ、みたいにリズミカルに伴奏のようにしゃべるのだ)と取って走ってくる。田圃の畔をつききったら、街道がこう廻ってるさかいに近道になる。近道、近道と、あの神社の境内を抜けたら近道になる。近道、近道、近回り近回りと走ってくる間に、今度は大きい方を催しましてな。小便一丁くそ八丁という言葉があるのに、この忙しいさなかに、かなわんと思たけど、出ものはれもので辛抱は出けまへん、田圃のそばに野雪隠があるので、そこへとび込んで、しゃがむなりふところに入れていた握り飯の包みが、下へストーン、「ああ、近道しよった」効率、効率、競争、競争、(近道、近道のように快いリズムにならヘン)、下へストーン、「ああ、穴に落ちた」、世界がブッラクホールに墜ちてしまうかも。
そのあとどうしたかと訊いたら「何とかしました」と答えたのだが、どうしたんだろう。
今でも思い出すと臭くなる。
米朝のにくらべてこっちはえげつない仕立てになったね。
効率、効率、競争、競争。やんなっちゃうね。
罰が当たるのも時間の問題です。
米朝の顔も浮かんで来て。。。ええ話や。きれいなオチで。
ぷっ、可笑しいですね。トイレ自体を見つけるのが難しいこちらでは、どんなときにも絶対に忘れてはならない重要事項でございますよ。そのうえに「綺麗な」と形容詞が付いたらもう、探すことからして難しい〜。
固体液体気体の話は、楽々と国境を越えますね。