不可欠だあ?ケツに深いも浅いもあるもんか 扇辰&白酒@通ごのみ
2013年 10月 19日
江戸三森のひとつ(あとは新橋の烏森神社、神田の柳森神社)、江戸三富は湯島天神、谷中感応寺(現・天王寺)、目黒不動だがここも落語「宿屋の富」の富くじが行われた。
富塚、宝くじを買う人はここにお参りすると当たる、、かどうかはわからない。
つる子が「牛ほめ」。
白酒「首ったけ」
吉原は上方と違って「廻し」、ひとりの女郎が一晩に何人もの客をとった。
必ず来るとは限らず、「食券買ったのに水しか飲ませてもらえない」待遇に甘んじることも覚悟、ぶーぶーいうのは粋じゃない。
とはいえども、ときには腹に据えかねてブイブイいうこともある。
お・も・て・な・しの精神で上手にあしらえばいいのに女も人の子、いわいでもいいことを。
出てく!出てけ!2度とこねえ!ああ、くるな!
寒い夜空におっぽり出されてもはや家にも帰れねえ。
このあたりの描写がゾクゾクとさせるほどウマい噺家もいるが、白酒はひたすらテンポよく笑いの多い演出。
明晰で楽しかった。
左官の金が江戸っ子にもあるまじく拾った財布に3両入ってた。
落した奴あ、今頃マッツアオになってるだろうこのセリフ、以前はあったかな。
金は落とし主の吉に財布を届けて「ありがてえだろ」を繰り返す。
俺が聞いていてもうるさいくらい。
当然、吉はへそを曲げる。
俺の懐が嫌だと言って出ていったものなんか受け取れねえ喧嘩になってこともあろうに大岡様の裁きを受けることになる。
平伏している吉に「面を上げろ」「あげても大丈夫か」、このやり取りがしつこい。
ぜんたいで30分、もっとテンポよくやって欲しい。
お妾さんの色っぽさ、本妻の怖さ、定吉のイタズラガキ、それぞれの誇張ぶりがイイか悪いか、俺はもうちょっとさらっと派だ。
おかみさんが定吉に肩を叩かせる。
今の子って親の肩叩きってやってるのかな、つまらんことを考えてみてた。
豆腐屋のオヤジ夫妻が若い頃、空腹に耐えかねて人のうちの前に休んでいたらその屋の番頭がどうしたかと。
空腹といえず「腹が痛い」といったら大盛りのオムスビを持ってきて「これがあなた方の腹痛に効く薬でしょう」。
短気、早とちりだけど愛すべきオヤジは一日にしてならず、二世経営者どもに見習わせたい。
オヤジが善吉との話の合間に客をさばくところも生き生きと店頭の空気を伝える。
つまらないマクラが減って、白酒好調だ。
今日は満票で白酒の勝、扇辰はどこか壁にぶち当たったか、白酒に一之輔が与えた影響、、などなどから、、
あれれ?一晩寝たらなにシャベッタか、忘れちまったぜ。
この日の白酒といい先日の喬太郎といい、扇辰にとって相手が悪すぎたか。ご指摘のようにクドイという欠点が目立ちます。もう少しテンポを大事にすべきでしょう。でもこの日の2席は悪くなかったと思います。
私の好みからすると扇辰なんですがね。
居残り会も楽しかったですねぇ。しかし、いろんな話題があったので、私も何をしゃべったのか忘れています^^
気がついたら私も「今の子」じゃなくなってました。| ̄ω ̄、|
あの薩摩揚げは?
でも今でも気持ちは「子」です。
うちの嫁(フランス人)に「おっきいお尻やなあ」と言うと「いじわる」と日本語がかえってきます。笑(これ位の日本語しか判らないのですが)
祖母達は「おいど」と言っていました。「おかまのおいどもったげて」って。
スベカラク、にたいしては可楽も圓生もあるか!って。
大学出の落語ですねえ。
我が亡母はケツというのを嫌って、お尻といいなさい、って^^。
神無月だってのにね^^。
やっぱり、落語はいいですね!!
大岡様の一両は公費だった?