お祖母ちゃんバンザイ 粟辻早重「ちいさな子のためのリメーク」

昨日の記事↓にちょっと書いた本。
ブログ、「ふくよかさんがゆく」を書いている粟辻早重さんの作品だ。

たとえ着古したＴシャツでも赤ちゃんやちいさな子が
着ることで、息を吹き返し、いきいきとしてきます。
同時にそれを着ていた人の思い出までもよみがえってきます。
リメークは、単なる古着からの再利用ではないのです。

赤ちゃんの服って
頭が入って、おててが入れば出来上がり。
ほんとうに簡単なのです。

前書きにそう書いている早重さん、パズルを解くように工夫し、考えて、楽しんで作った服が写真と作り方も。

「それを着ていた人」のなかには、「孫に会えずに旅立った」お祖父ちゃん、粟辻博さん（テキスタイルデザイナー）もいる。
本の副題に「あ、カンタン。３０ｍｉｎ」とある。
服をつくること自体はカンタンかもしれないが、ふくよかさんのような、いかにもカンタンそうに生き生きといきていくことは、なかなかどうして、、。

そういう意味で、お祖母ちゃんバンザイ！なのだ。

文化出版局