人口激減の恐怖 中国食料の恐怖 ブラック企業の恐怖 猪瀬知事の母への手紙 文藝春秋7月号
2013年 06月 13日
やっと梅雨らしく降ってきたので、一日読書、と思ったがその前に新聞の読み残しを読み、雑誌「文藝春秋7月号」を読みだしたら、あれあれもう夕方だ。
雨が止んだのでサンチと散歩して、いったん帰宅してから図書館へ。
歩いて5分、ありがたい距離。
予約本の届いているのが6冊、分厚いのばかり、16日期限のものはそのまま取り置きにしてもらう。
新聞、雑誌、本、、読むと面白く、読んだ内容に刺激されて次の本を予約する。
積読になっていた本にも新しい興味が湧いて、あれも読みたい、これも読むんだった。
隠居になったら時間をもてあます、、なんてことはまったくない。
代読者とか代散歩者とか代落語鑑賞者、がほしいくらい。
でもなあ、こればっかりは自分が楽しいのだから人にやらせるなんてもったいない。
文春は「30年後の日本『人口激減時代』の衝撃」、藻谷浩介と取材チームが全国、地方都市、大都市圏などについて人口動態予測をし事例リポートをする。
地方圏は現役世代も減るが高齢者も減り始めるので医療福祉負担の絶対額も減るのに対して、若者が集まるから問題がないかのような大都市圏も現役世代の減少は食いとめられず、高齢者の急増により、巨大な老人ホームのようになっていく。
高齢者の絶対数の増加は大都市圏でこそ深刻なのだ。
湯沢のリゾートマンションが姨捨山になりかけている。
人口減・高齢化に対して早くから公共交通を整備したり都市機能の整備を進めた富山市、郷土教育の充実や村営バスの導入、レタス新品種の開発、訪問看護ステーション(24時間365日対応)の設置などの施策を進めた川上村などの事例をあげて、住民たちの力で後の世代のために動く必要を説く。
今野晴貴の「ユニクロ柳井社長の『黒い論理』」という論文にはちょっとがっかり。
前にこのブログでも紹介した朝日新聞のインタビュー記事を取り上げて今野の見方で通り一遍の批判を繰り返しているだけだ。
ブラック企業であるかはともかく、これだけ確信犯的に経営手法を全世界で展開しようとしているユニクロが相手だ。
もっと事実を集めるなどして、柳井のやり方が結局は経営手法としても間違っているというところまでも掘り下げて批判しなければ”撃たれ強く”なるだけじゃないか。
(となりの家の屋根にいた猫、強そうだな)
青沼陽一郎「中国毒食と”食料植民地”日本の運命」、もう読みたくないと思いながらも読んでしまう”気持ちの悪い”話。
衛生面の悪さはどうしようもない(これからも)ようだが、さらに恐ろしいのは中国政府が進める農業革新の柱と目される遺伝子組み換え技術の開発だ。
街路樹のポプラ、トマトやパパイヤ、イネなどが、それを食べた害虫が死んでしまうという品種改良。
あの広大な中国に害虫を殺すようなイネが育ち、それが人間の主食として胃袋に収まり、世界にその種子が拡がっていく。
そういった研究の詳細な情報は外部に伝わらないのだという。
「感動の大特集 あなたの子供に生まれてよかった 父への手紙、母への手紙」、23人の手紙のうち、猪瀬直樹のだけ読んだ。
彼の父は小学校、母は中学校の俺の先生だったからだ。
なんだかなあ。
要するに、僕って好い子でしょ、頑張ったでしょ、エラカッタデショ、都知事としての得票数は史上最高、石原さんを上回ることができて、
歩いて5分、ありがたい距離。
予約本の届いているのが6冊、分厚いのばかり、16日期限のものはそのまま取り置きにしてもらう。
新聞、雑誌、本、、読むと面白く、読んだ内容に刺激されて次の本を予約する。
積読になっていた本にも新しい興味が湧いて、あれも読みたい、これも読むんだった。
隠居になったら時間をもてあます、、なんてことはまったくない。
代読者とか代散歩者とか代落語鑑賞者、がほしいくらい。
でもなあ、こればっかりは自分が楽しいのだから人にやらせるなんてもったいない。
地方圏は現役世代も減るが高齢者も減り始めるので医療福祉負担の絶対額も減るのに対して、若者が集まるから問題がないかのような大都市圏も現役世代の減少は食いとめられず、高齢者の急増により、巨大な老人ホームのようになっていく。
高齢者の絶対数の増加は大都市圏でこそ深刻なのだ。
湯沢のリゾートマンションが姨捨山になりかけている。
人口減・高齢化に対して早くから公共交通を整備したり都市機能の整備を進めた富山市、郷土教育の充実や村営バスの導入、レタス新品種の開発、訪問看護ステーション(24時間365日対応)の設置などの施策を進めた川上村などの事例をあげて、住民たちの力で後の世代のために動く必要を説く。
前にこのブログでも紹介した朝日新聞のインタビュー記事を取り上げて今野の見方で通り一遍の批判を繰り返しているだけだ。
ブラック企業であるかはともかく、これだけ確信犯的に経営手法を全世界で展開しようとしているユニクロが相手だ。
もっと事実を集めるなどして、柳井のやり方が結局は経営手法としても間違っているというところまでも掘り下げて批判しなければ”撃たれ強く”なるだけじゃないか。
青沼陽一郎「中国毒食と”食料植民地”日本の運命」、もう読みたくないと思いながらも読んでしまう”気持ちの悪い”話。
衛生面の悪さはどうしようもない(これからも)ようだが、さらに恐ろしいのは中国政府が進める農業革新の柱と目される遺伝子組み換え技術の開発だ。
街路樹のポプラ、トマトやパパイヤ、イネなどが、それを食べた害虫が死んでしまうという品種改良。
あの広大な中国に害虫を殺すようなイネが育ち、それが人間の主食として胃袋に収まり、世界にその種子が拡がっていく。
そういった研究の詳細な情報は外部に伝わらないのだという。
彼の父は小学校、母は中学校の俺の先生だったからだ。
なんだかなあ。
要するに、僕って好い子でしょ、頑張ったでしょ、エラカッタデショ、都知事としての得票数は史上最高、石原さんを上回ることができて、
僕はいまも、お母さんを一日も忘れることがありません。都知事としてテレビに映る姿を見てくれたなら、お母さんは、「あの我がままだった子が、世のため人のためによくやっているね」と、褒めてくれるでしょうか。でおしまい。
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kuukau at 2013-06-13 13:45
信州で思うこと。
雇用の場がないので観光と公共事業に頼るしかなく、人口の流出に歯止めがかけられない。残るのは働けない老人だけ。
ここは日本の縮図です。
観光収入ほど不確かなものはありません。ものづくりがダメになると国は滅びる。
雇用の場がないので観光と公共事業に頼るしかなく、人口の流出に歯止めがかけられない。残るのは働けない老人だけ。
ここは日本の縮図です。
観光収入ほど不確かなものはありません。ものづくりがダメになると国は滅びる。
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saheizi-inokori at 2013-06-13 14:23
空子さん、それでも長野県は年寄りには住みやすい県ということになってます。移住すれば長生きするってもんでもないでしょうが。
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ジュ
at 2013-06-13 14:29
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猪瀬氏の記事、ほんとに‘お母さん’と書いているのですか?‘母’ではなく・・・
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saheizi-inokori at 2013-06-13 14:40
ジュさん、引用した通りです。手紙だからお母さんと呼びかける(故人)のでしょうが、それにしても高校生でも恥ずかしいような文章ではないですか。照れも恥もない。
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ジュ
at 2013-06-13 16:08
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あ、それならわかりますが・・・。わたくしでしたら`母よ、あなたは偉かった’な~んて^^;
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hanamomo06 at 2013-06-13 16:59
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poirier_AAA at 2013-06-13 18:08
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haruneko3 at 2013-06-13 19:15
私も今日は本を読んで、小三治さんの<子別れ>聴いて、猫とあそび、のんびりしていたら。。。。もう夕方でした!隠居お忙しくてなによりです。
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たま
at 2013-06-13 19:32
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うっとうしい梅雨には純白・無垢・芳香ののクチナシが嬉しいですね。
ただ、昨今相方と沖縄に旅した折の「美ら海水族館・イルカショー」にて、隣席に陣取った隣国の妙齢のご婦人方ご一行様が撒き散らす「クチナシの香水」シャワーには「口無し?」(閉口)でした由。
ちなみに、クチナシの実の「黄」は、正月のあんころ餅の「顔料」だったかしら・・・。
ただ、昨今相方と沖縄に旅した折の「美ら海水族館・イルカショー」にて、隣席に陣取った隣国の妙齢のご婦人方ご一行様が撒き散らす「クチナシの香水」シャワーには「口無し?」(閉口)でした由。
ちなみに、クチナシの実の「黄」は、正月のあんころ餅の「顔料」だったかしら・・・。
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saheizi-inokori at 2013-06-13 20:31
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saheizi-inokori at 2013-06-13 20:33
hanamomo06さん、ご両親、とくにお父さんは今でも覚えている熱血先生で大好きでした。
お母さんはやさしい養護の先生でした。
お母さんはやさしい養護の先生でした。
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saheizi-inokori at 2013-06-13 20:34
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saheizi-inokori at 2013-06-13 20:35
haruneko3 さん、今日も明日ブログに書きますがいろいろあったのです。
忙しくしているのは年のせいかな。
忙しくしているのは年のせいかな。
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saheizi-inokori at 2013-06-13 20:37
たま さん、今日映画の帰りに買った週刊文春によれば猪瀬都知事は香水たっぷりつける人のようです。
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koro49 at 2013-06-13 21:33
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tonkoid
at 2013-06-13 21:46
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蛸
at 2013-06-14 03:50
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文藝春秋,読みたいような、そうでないよぉな、
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saheizi-inokori at 2013-06-14 09:43
頃子さん、シャネルのエゴイストですって、私は知らないけれど。
ナルシストでもあるようです^^。
ナルシストでもあるようです^^。
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saheizi-inokori at 2013-06-14 09:44
tonkoid さん、こんな人が大量得票で都知事になるということが不思議、でもないか今や、情けないです。
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saheizi-inokori at 2013-06-14 09:45
蛸さん、立ち読みで十分、あ、無理かな。
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keiko_52 at 2013-06-14 10:50
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saheizi-inokori at 2013-06-14 11:28
keikoさん、口の中に苦いものが湧いてくる?^^。
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c-khan7 at 2013-06-16 18:30
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saheizi-inokori at 2013-06-16 21:07
c-khan7 さん、生の梅を齧りたい。
でも人のうちだからなあ。
でも人のうちだからなあ。
by saheizi-inokori
| 2013-06-13 10:50
| 今週の1冊、又は2・3冊
|
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