野菜スープを食べて落語を聴こう 扇辰&白酒二人会@湯島天神
2013年 04月 24日
hanarenge さんの「たまねぎのケーキ」を見て食べたくなったのでカミさんにねだったら、
台を作るのも初挑戦、塩分・脂肪分控え目の我が家仕様で焼いてくれた。
パリパリのパイと少し水気の残った玉ねぎ、ベーコン、エノキがうまかった。
毎朝の野菜スープ、最近登場回数が多いのは春キャベツだが、今朝は蕪と玉ねぎ、エノキ、ニンジン、シャンツアイ、、つくづくうまい。
野菜のない国には住めないなあ。
一昨日は湯島天神で「扇辰・白酒二人会」。
前座、ゆう京「道灌」
扇遊の弟子、えくぼがカワイイ。
明るくいい感じ。
白酒「浮世床」
ゆう京の扇橋一門の話から、古今亭一門、金原亭一門、雲助一門の特徴、とくに志ん朝に率いられた古今亭が規律を貴び、扇橋が団結して張り切るのに対し、自分の属する雲助一門がゆるい家風だというのを具体例で話をする。
世の中を知らないままに社会人になるときに、ユニクロに就職するか、寅さんに出てくる蛸オヤジの工場に就職するか、は大きな影響があるだろうな。
俺が子供の頃働いていた新聞配達店も最初に勤めた女郎屋上がりの読売新聞の店はえげつ無かったけれど、その次に替わった朝日の店のオヤジは教養を感じさせた、遠足の日には快く休みをくれたし。
「浮世床」、死んだ志ん五のを浅草・末吉踊りの日に亡母と聴いて、二人で笑い転げた噺。
白酒も笑わせた。
今日はマクラでいつもの小三治批判みたいなのも封じて楽しく聴けたし、やっぱり白酒はいいなあ。
扇辰「藁人形」
白酒につられたように、扇橋一門のこと、とくに師匠がああみえて下ネタの宝庫だとか酒を呑まないことなど、具体例を挙げながらやや辛口の寸評、愛があるけどね。
「姉がカワラケ(白酒の浮世床に出てくるギャグ)のあとじゃ、なにやったらいいか」、本気でネタが決まらないようだったが、意を決して入ったのが「藁人形」。
「浮世床」とは正反対に笑いの少ない陰惨な噺だ。
お熊という女郎が西念という乞食坊主の純情(色情?)を手玉にとって虎の子の20両をだまし取る。
オノレ赦しておくものか、西念は藁人形を油でぐつぐつ煮て呪い殺そうとする。
きっぷのいい西念の甥が登場して一緒に暮らそうというのが一陣の涼風だ。
よく知っているストーリーであっても固唾を呑むようにして聴かせるのが上手の要件。
休憩後、扇辰「甲府い」
「甲府い」は、甲州から出世しようと上京してきた早々に浅草で全財産を掏られた青年が豆腐屋に拾われて、一生懸命働いて娘に婿養子になる”出世”譚。
義侠・短気の江戸っ子、豆腐や主人の描写が楽しい。
青年を見込んで娘と一緒になってくれと口説くくだりをたっぷり膨らませて笑わせる(俺はもう少し刈り込んでほしいのだが)。
ブラック企業や読売販売店なんかに就職しなくてよかったね(ちょっとヒツコイか)。
「とうふい~」売り声がいい。
落語には出て来なかった、あのラッパはいつごろから始まったのだろう。
ぷ~~ぷ、哀愁の豆腐屋のラッパ。
(夕暮れの不忍池)
白酒「笠碁」
待ったなしでやろう、と誓い合ったのにさっそく待った!
そりゃないだろう、どうしてもだめか、8年前に困っているあんたに金を貸して期限が来ても待ってやっただろう、そういう男なんだあんたは、自分だけ良ければいいんだ、ああ、分かったよ!もう二度とお前なんかと!、、
たった一目待って、待てないで喧嘩して絶交に至る、この噺の第一の見どころ、ついで碁の禁断症状でなんとかもう一度仲直りをして碁を打ちたいと悶える、傘が無いから菅笠をかぶって出かける第二の見どころ、どっちも納得の大爆笑。
やっぱり白酒ももっと追いかけようかな。
パリパリのパイと少し水気の残った玉ねぎ、ベーコン、エノキがうまかった。
野菜のない国には住めないなあ。
前座、ゆう京「道灌」
扇遊の弟子、えくぼがカワイイ。
明るくいい感じ。
白酒「浮世床」
ゆう京の扇橋一門の話から、古今亭一門、金原亭一門、雲助一門の特徴、とくに志ん朝に率いられた古今亭が規律を貴び、扇橋が団結して張り切るのに対し、自分の属する雲助一門がゆるい家風だというのを具体例で話をする。
世の中を知らないままに社会人になるときに、ユニクロに就職するか、寅さんに出てくる蛸オヤジの工場に就職するか、は大きな影響があるだろうな。
俺が子供の頃働いていた新聞配達店も最初に勤めた女郎屋上がりの読売新聞の店はえげつ無かったけれど、その次に替わった朝日の店のオヤジは教養を感じさせた、遠足の日には快く休みをくれたし。
「浮世床」、死んだ志ん五のを浅草・末吉踊りの日に亡母と聴いて、二人で笑い転げた噺。
白酒も笑わせた。
今日はマクラでいつもの小三治批判みたいなのも封じて楽しく聴けたし、やっぱり白酒はいいなあ。
白酒につられたように、扇橋一門のこと、とくに師匠がああみえて下ネタの宝庫だとか酒を呑まないことなど、具体例を挙げながらやや辛口の寸評、愛があるけどね。
「姉がカワラケ(白酒の浮世床に出てくるギャグ)のあとじゃ、なにやったらいいか」、本気でネタが決まらないようだったが、意を決して入ったのが「藁人形」。
「浮世床」とは正反対に笑いの少ない陰惨な噺だ。
お熊という女郎が西念という乞食坊主の純情(色情?)を手玉にとって虎の子の20両をだまし取る。
オノレ赦しておくものか、西念は藁人形を油でぐつぐつ煮て呪い殺そうとする。
きっぷのいい西念の甥が登場して一緒に暮らそうというのが一陣の涼風だ。
よく知っているストーリーであっても固唾を呑むようにして聴かせるのが上手の要件。
「甲府い」は、甲州から出世しようと上京してきた早々に浅草で全財産を掏られた青年が豆腐屋に拾われて、一生懸命働いて娘に婿養子になる”出世”譚。
義侠・短気の江戸っ子、豆腐や主人の描写が楽しい。
青年を見込んで娘と一緒になってくれと口説くくだりをたっぷり膨らませて笑わせる(俺はもう少し刈り込んでほしいのだが)。
ブラック企業や読売販売店なんかに就職しなくてよかったね(ちょっとヒツコイか)。
「とうふい~」売り声がいい。
落語には出て来なかった、あのラッパはいつごろから始まったのだろう。
ぷ~~ぷ、哀愁の豆腐屋のラッパ。
白酒「笠碁」
待ったなしでやろう、と誓い合ったのにさっそく待った!
そりゃないだろう、どうしてもだめか、8年前に困っているあんたに金を貸して期限が来ても待ってやっただろう、そういう男なんだあんたは、自分だけ良ければいいんだ、ああ、分かったよ!もう二度とお前なんかと!、、
たった一目待って、待てないで喧嘩して絶交に至る、この噺の第一の見どころ、ついで碁の禁断症状でなんとかもう一度仲直りをして碁を打ちたいと悶える、傘が無いから菅笠をかぶって出かける第二の見どころ、どっちも納得の大爆笑。
やっぱり白酒ももっと追いかけようかな。
むふむ、ごちそうさま。いい奥様で幸せですね。
中のフィリングはクリーム状のようですが、オリーブオイルでオニオンソテーのように炒めたものをぎっしりつめる(パイは英語、タルトはフランス語)もいいですよ。ベシャメルソースででないから、その分カロリーカットできます。
また、生地は、フープロで粉とバターをガーッと混ぜて、水と玉子で作る
パート・ブリゼがおすすめです。
詳しくは、「作り方のなぜ?がよくわかるタルトの本」(相原一吉)をどうぞ。玉ねぎのタルトやなすのタルトものせてます。
中のフィリングはクリーム状のようですが、オリーブオイルでオニオンソテーのように炒めたものをぎっしりつめる(パイは英語、タルトはフランス語)もいいですよ。ベシャメルソースででないから、その分カロリーカットできます。
また、生地は、フープロで粉とバターをガーッと混ぜて、水と玉子で作る
パート・ブリゼがおすすめです。
詳しくは、「作り方のなぜ?がよくわかるタルトの本」(相原一吉)をどうぞ。玉ねぎのタルトやなすのタルトものせてます。
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kuukau at 2013-04-24 18:17
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散歩好き
at 2013-04-24 18:45
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弁天様の奥に見える精養軒で結婚式を挙げて43年になります。数字を追わず好きなことをやって良く無事にやってこられたと思います。
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蛸
at 2013-04-24 19:02
x
いいなぁ、私もリクエストしたら作ってくれる人、欲しい!!
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saheizi-inokori at 2013-04-24 21:50
ginsuisen さん、ありがとう。
カミさんに伝えます。
カミさんに伝えます。
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saheizi-inokori at 2013-04-24 21:51
空子さん、カミさんは空子さんのフアンでっせ^^。
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saheizi-inokori at 2013-04-24 21:52
散歩好き さんは仰ぎ見る素晴らしい人生だと思います。
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saheizi-inokori at 2013-04-24 21:53
蛸さんは全部自分で納得いくまで作っちゃうでしょうね^^。
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hanarenge at 2013-04-25 17:49
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saheizi-inokori at 2013-04-25 18:53
by saheizi-inokori
| 2013-04-24 12:07
| 落語・寄席
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