嵐の夜に
2013年 04月 08日
昨夜12時頃かな、停電。
暖房が切れて急に寒くなる。
窓越しにみると大きな作業車が来て人々がたち騒いでいる。
10メートルほどの赤松が倒れてアースを切ってしまったのだ。
俺たちの泊まっているのはコテイジ、真っ暗で懐中電灯もない。
手探りで重ね着して母屋に行き、懐中電灯やホッカイロをもらってくる。
三時間ほどで復旧したが、なかなかスリリングな一夜。
子供のころは寝る前に明日身につけるものを枕元に畳んでおいた。
懐中電灯も枕元に置かないと意味ないね。
いろいろ学んだ。
素晴らしかったのは星空。
嵐がすべてを取り払った漆黒の闇に無数の星が手を伸ばせば届くかと思われる近さと大きさに輝いて息を飲む美しさ。
人生最高の星空体験だった。
朝は富士山、八ヶ岳、駒ヶ岳、、四方の山々が昨日のことが夢だったかのような安定した威容を見せている。
戦時中は毎晩衣類を身につける順番に畳んで風呂敷に包み、枕元に置いていました。同じ体験です。 夜中の空襲で着替える時間がないと、風呂敷包みを抱えて防空壕に駆け込みました。 手探りでも着替えが出来るようにしていたものです。
防空壕には,マッチやローソクがストックしてありました。
やっぱり近くで仰ぐ富士山は素敵です。
夜中の停電は忘れ難い思い出をプラス出来ましたね。満天の星空も。
我が家は懐中電灯だらけです。気にいると買ってきちゃうので、
部屋の数より多くなり、至る所にぶら下げたり置いてあったり。トイレにも、バッグにも。
そぉやったゎ、ベットに寝る様になってからせんよぉになったなぁ。
二日間でしたが良い旅でした。