子どもたちよ 健やかに育ってくれ 上橋菜穂子「獣の奏者」(Ⅰ 闘蛇編)
2012年 12月 20日
フランス語の案内が送られてきたのをここにアップできなくて申し訳ないことをした。
その句集「フクシマ以後」のことも前に書いた。
花の上 花散る 吾子よごめんなさい (マブソン)
氷雨降る おっぱい迄に 放射能 (池田)
知識もなく、ほかの子どもより、ほんのすこし理解するのがゆっくりであるために、自分をだめだと思いこんでいる子どもにものを教え、その子が、それを理解したときの―自分でも大丈夫、そういうことがわかるのだと気づいたときの目の輝きを見るのは、なにものにも代えがたい喜びだこれは、「獣の奏者」Ⅰ「闘蛇編」に出てくる言葉。
主人公エリンの親代わりをする蜂飼い、実はかつてタムユアン学舎の教導師長だったジョウンの感慨だ。
子どもを想う句であり言葉だ。
「闘蛇編」を読むと、学ぶ楽しさ教える楽しさを考えますねぇ。エリンの知りたい、もっと知りたいという熱意がまわりを動かしていく様子に、胸が熱くなりました。
やっぱ、日本の文化に枯渇してます(/ _ ; )
一茶は権力におもねることなく弱く小さな者たちに優しい目を向け続けました。
子供好きなのに幼子を亡くし故郷に居場所も用意されなかった一茶は生きるためにも必死だったと思います。