準暴走老人のくりごと並びにＦＢについての陳謝とお願い

理不尽と思ひし亡夫の詞さへ叱る人なき今はなつかし

昨日アップした祖母の歌、祖父が長生きしていれば自分でも理不尽と思いながらも八つ当たり出来た人の存在をなつかしんだことだろう。
謹厳実直を絵に描いたような軍人、しかもやさしい人柄だったらしいが、ときに外で発散できない鬱屈を家庭で癇癪玉を破裂させたこともあったのか。
前に紹介した藤原智美「暴走老人！」では、切れやすい”暴走老人”が増えたのには、じかに会って話す、手紙を書く、または電話することから、ケータイで済ませてしまうことに示されるように最近の社会的基盤が激変して、老人たちが「時間」「空間」「感情」の三つのレベルで旧来の生き方・感じ方に変化を迫られているという背景があるという。

身体性、身体の接触を嫌う世の中にあっては、できるだけ防護服に身を包んで顔文字を多用したメールで人間関係を律していこうとする。
夫婦関係でも、ワイフビーターなどは論外として、お互いに感情の赤裸々な露呈も極力控える。
ウザイものね（その割にテレビドラマでは罵声や怒号・号泣などが聞こえるのは代償作用なのか）。
個室で育てた子供とも極力別居。
そんな時代の趨勢についていけない老人が無意識に抵抗して”暴走老人”化する。
そういわれれば俺にも感じるところはある。
以前より癇癪玉が爆発しそうになることが多い（小爆発はある）。

”暴走老人”と言われた前都知事は何が不満なのか良くわからないが、理不尽な物言いはできるだけ家庭内にとどめて欲しいものだ。

なにを言いたいかと言えば、フエイスブックやツイッター、あれには降参だ。
抵抗せずに馴染もうと登録してみたけれど使いこなせない。
ときどき俺にもメールが届くが開いて見るのが精いっぱい、どうやって返信するのかもその都度パスワードを調べたり、、イラついて、このままでは暴走の原因になりそうだから諦めてしまう。
俺にＦＢの一言を送って下さる方々よ、そういうわけであるからして返事もしない失礼を勘弁してつかーさい。