箱根は紅葉真っ盛り

突然ですがピンボケ老人の四国旅便りをひと休み、箱根の紅葉便りの時間です。
なんども箱根に行ったことはあっても紅葉の真っ盛りというのはなかった。
現役時代は休日でなければ出かけられないが紅葉真っ盛りの休日なんて車も人も大混雑、とうてい紅葉を愛でる気になれない。
第一、俺の人生は、紅葉を目的に旅するなんて贅沢というかなんつうか”わが辞書にはない”という感じだった。
やっと最近になって紅葉だとか新緑だとか星空などを、ただそれだけを見に行ったっていいじゃないか、別に、と思うようになった。

しかも俺は隠居じゃないか、平日に出かける方が世のため人のためではないか。
四国から帰ると義母が来ていて夏の手術から随分と回復している。
カミサンと義母に四国の噺をしながら、一人旅してきたことがちょっと申し訳ないような気持。
そこに、 liberajoy さんが箱根の紅葉が見ごろだという記事をアップしてくださった。

朝、部屋の掃除をし終ってみれば空はますます晴れて暖かそうだ。
エイ！行ってみよう！
というわけで、急きょ箱根へ。
なあに、出かけてみれば二時間足らずで着いてしまう。三国峠からの富士や相模灘もよかったが、箱根の紅葉が素晴らしかった。
雨や曇り空だと「これで晴れていたらどんなにきれいだろう」とか「雨に濡れる紅葉もそれなりに風情があるね」などといろいろ言いながら見る紅葉が、「どうだ、文句あっか！」と迫ってくる。
来てよかったねえ、すごいねえ、わあきれい！、ほら！あっち見て、あの木の色！全山紅葉ってこれね、金襴緞子、、少ない語彙を繰り返し繰り返し、気持ちはよくわかる。
大忙しでネット検索して見つけた宿がサンチもＯＫで値段も頃合い、行ってみたら、かつて某社の保養施設だったとかで施設も立地も温泉も、これまた

文句あっか！

夜は星空も大サービス。
二日目も快晴、昨夜の寒気で紅葉もいや増したようで、すべて、文句あっか！状態。
帰りは伊勢原・「くりはら」で遅い昼飯。
野菜だけの「天ぷら（写真で一人前、ひとつとって三人でシエアした）セイロ」。
「麻もりそば」、野菜と麻の実、麻油などを混ぜて食べる、イケる。
いよいよもって、文句あっか！状態でご帰還。
関東近辺で紅葉を観に行こうと考えている方は箱根もお薦めです。
週末は渋滞するかどうか、そんなことは知ったこっちゃないけど＾＾。
もひとつおまけ！
しつこいってか！