祭りだわっしょい!道楽亭落語祭りはご機嫌だい!
2012年 07月 23日
20日、牛込箪笥町区民ホールは二度目だが今夜も雨。
神楽坂には何度も来ているが雨は珍しい。
こっち側から入るといけないのか。
(この露は今朝の散歩道、矢来じゃない夜来の雨の名残也)
開口一番、林家けい木「鮑のし」、林家ブランドますます健在也。
途中で切り上げてくれて、ほっ。
笑福亭たま「憧れの人間国宝」
お初、活きの良い関西弁でマクラからショート落語、実例を挙げようと思ったがすべて忘れた。
だいたいコント小噺の類を覚えることが出来ない。
あっちでは社交生活に支障があるかも。
それで終わるかと思ったらネタに入る。
文楽の人形遣いが人間国宝になるまでは死ねないというのに死んじまって、弟子やオカミサンが死んだ師匠を連れて皇居にいって陛下から賞状をもらうドタバタ。
こういうのもありか、笑えたし。
遊雀「寝床」
力はあるンだよ、だけどどこかこの世が住みにくくて、、みたいな空気をまとった噺家。
ときどき見せる笑顔、愛きょうがあるのに。
茂蔵が長屋の衆や店の連中が浄瑠璃を聴かれない理由を大汗かいて旦那に報告するのがこの噺の勘所、さすがに笑わせる、ガンモドキつくりの実演もなかなか。
さいごに「ところで、お前は?」と問い詰められて「ああ!自分のことを考えてなかった!俺はダメな男だ~おかあさ~ん!」と悔し涙にくれ号泣するのがおかしい。
馬石「締め込み」
世の中には間の悪い噺があるもんで、と自分がジョギングをしているときに放火犯と疑われて職質されたエピソード、名前は?隅田川馬石、師匠は?五街道雲助、じゃあね。
それがそのままネタにつながって空き巣に入ったら間が悪くその家の主人が帰ってくるという間の悪い噺に。
現代的な明晰とでもいうような語り口(現代に明晰があるのか、なんて突っ込みは勘弁!)。
会のあとの居残り会で訊いたら馬石はもと演劇に進もうとしたとかで、なるほどそれが影響しているのかと思った。
泥棒が熱湯を浴びてこりゃたまらんと飛び出して夫婦の喧嘩の仲裁に入る仕草は師匠譲りの?ケレンもあって面白かった。
喜多八「明烏」
寄席今昔みたいなマクラでさらっと吐いた、”古本屋の常連みたいな”寄席の客、俺はこういうセリフに弱いんだなあ。
時次郎がオコワを三杯ご馳走になったり子供と遊んだりして帰ってオヤジを悲しませるくだりはカット。
その代りでもないだろうが、ところどころに独特のセリフやクスグリを入れて喜ばせてくれた。
その実例。
旦那が時次郎に「きっと泊まって来い、しかし明日は必ず帰ってこい(流連、居続けはいけない)、そして裏口から入ってこい(店の者の手前)」という。
吉原の見返り柳をご神木だと嘘をついたら時次郎が、真にウケて、、”手をあわせてやがら!”
吉原につれてこられたと気がついた時次郎が泣いて駄々をこねると源兵衛だったかが
喜多八殿下、絶好調。
居残り会はレギュラーメンバーでぶらぶらと本多横丁、いきあたりばったりで「三菊」。
なかなかうまい料理を食わせたが、主人が無愛想、この酒は今呑んだ酒に比べて辛いの?と訊くと、飲んでみりゃわかる。
なおも尋ねると「次元が違う酒だから」とルパン三世だ。
三人盛り上がっていたから、それもシャレのうち。
神楽坂には何度も来ているが雨は珍しい。
こっち側から入るといけないのか。
開口一番、林家けい木「鮑のし」、林家ブランドますます健在也。
途中で切り上げてくれて、ほっ。
笑福亭たま「憧れの人間国宝」
お初、活きの良い関西弁でマクラからショート落語、実例を挙げようと思ったがすべて忘れた。
だいたいコント小噺の類を覚えることが出来ない。
あっちでは社交生活に支障があるかも。
それで終わるかと思ったらネタに入る。
文楽の人形遣いが人間国宝になるまでは死ねないというのに死んじまって、弟子やオカミサンが死んだ師匠を連れて皇居にいって陛下から賞状をもらうドタバタ。
こういうのもありか、笑えたし。
力はあるンだよ、だけどどこかこの世が住みにくくて、、みたいな空気をまとった噺家。
ときどき見せる笑顔、愛きょうがあるのに。
茂蔵が長屋の衆や店の連中が浄瑠璃を聴かれない理由を大汗かいて旦那に報告するのがこの噺の勘所、さすがに笑わせる、ガンモドキつくりの実演もなかなか。
さいごに「ところで、お前は?」と問い詰められて「ああ!自分のことを考えてなかった!俺はダメな男だ~おかあさ~ん!」と悔し涙にくれ号泣するのがおかしい。
世の中には間の悪い噺があるもんで、と自分がジョギングをしているときに放火犯と疑われて職質されたエピソード、名前は?隅田川馬石、師匠は?五街道雲助、じゃあね。
それがそのままネタにつながって空き巣に入ったら間が悪くその家の主人が帰ってくるという間の悪い噺に。
現代的な明晰とでもいうような語り口(現代に明晰があるのか、なんて突っ込みは勘弁!)。
会のあとの居残り会で訊いたら馬石はもと演劇に進もうとしたとかで、なるほどそれが影響しているのかと思った。
泥棒が熱湯を浴びてこりゃたまらんと飛び出して夫婦の喧嘩の仲裁に入る仕草は師匠譲りの?ケレンもあって面白かった。
寄席今昔みたいなマクラでさらっと吐いた、”古本屋の常連みたいな”寄席の客、俺はこういうセリフに弱いんだなあ。
時次郎がオコワを三杯ご馳走になったり子供と遊んだりして帰ってオヤジを悲しませるくだりはカット。
その代りでもないだろうが、ところどころに独特のセリフやクスグリを入れて喜ばせてくれた。
その実例。
旦那が時次郎に「きっと泊まって来い、しかし明日は必ず帰ってこい(流連、居続けはいけない)、そして裏口から入ってこい(店の者の手前)」という。
吉原の見返り柳をご神木だと嘘をついたら時次郎が、真にウケて、、”手をあわせてやがら!”
吉原につれてこられたと気がついた時次郎が泣いて駄々をこねると源兵衛だったかが
孔子様はえらいにゃ違いねえけれど弁天様にはかなわねえんだよ時次郎が
あなた方、いい年をして他にやることがないのですか?源兵衛、太助の方を向いて
なんかやることあるかい?太助
なんにもねえんだよ「弁天様が一番」党でもつくるかい?ご両人。
喜多八殿下、絶好調。
なかなかうまい料理を食わせたが、主人が無愛想、この酒は今呑んだ酒に比べて辛いの?と訊くと、飲んでみりゃわかる。
なおも尋ねると「次元が違う酒だから」とルパン三世だ。
三人盛り上がっていたから、それもシャレのうち。
Commented
by
豆ママ & 豆太
at 2012-07-23 22:34
x
わ~、本多横丁ですかァ~~
豆太の足跡・・・サンちゃんなら見つけてくれたかな・・・・
豆太の足跡・・・サンちゃんなら見つけてくれたかな・・・・
0
私のブログへのコメントで、ネタが“文楽しばり”だったことが分かりました^^
たしかに、そうでした。
しかし、「居残り会」では、まったくその話題はなく、しかし盛り上がりましたね!
Yさんの話では、あの店は「水炊き」では、それなりに有名なようです。
だから、会話が「水臭かった」のでしょうか?!
神楽坂、なかなか奥が深い。
たしかに、そうでした。
しかし、「居残り会」では、まったくその話題はなく、しかし盛り上がりましたね!
Yさんの話では、あの店は「水炊き」では、それなりに有名なようです。
だから、会話が「水臭かった」のでしょうか?!
神楽坂、なかなか奥が深い。
Commented
by
saheizi-inokori at 2012-07-24 09:46
豆ママ & 豆太さん、本多でしたねえ、ありがとう。
サンチも一度はつれていきたいです。
サンチも一度はつれていきたいです。
Commented
by
saheizi-inokori at 2012-07-24 09:48
by saheizi-inokori
| 2012-07-23 13:43
| 落語・寄席
|
Trackback
|
Comments(4)