東郷湖、ハワイ海岸、湖山池、鳥取城址でずいぶん疲れた 山陰レンタカー一人旅(4)
2012年 07月 17日
長いようなあっという間の4日の最終日。
またもやみるみる晴れて夏の日差し。
打吹山公園に乗り入れて行き止まりを脱出するのにひと汗かく。
そのくだりはこちら。
三佛寺に行きたかったけれど、かなり歩いて登らなきゃならないそうで、日よって東郷湖へ。
はわい温泉は想像通り、泊まる気にはならないような感じだった。
海岸に出ようと思ったら、高いところに「道の駅 はわい」というのが見えたので上から見てやろうと、無料の自動車専用道路に入る。
それはいいのだが、入り口を通り過ぎて(標識がわかりにくい)バックオーライ、ちっともオーライじゃなくて冷汗三斗、しかしあきらめずに初志貫徹、バカというかなんちゅうか、バカだから高いところに登りたがったのだが、今考えても冷や汗。
それだけのことはある眺め、東郷湖に浮かぶのは、ありゃいったい?
洪水に冒された建物かと居合わせた子供連れに尋ねると、あれがはわい温泉ではないかという。
あれなら泊まってもいいか。
目を転じると、あれよあれ、あそこに行かなきゃ。
「手にぎり天ぷら」という由。
見るだけ、で海岸に、いまきた道を戻る。
ドンドン海をめざすと、またもや行き止まり。
車をおいて歩く。
ど~ん!
しばし洗心。
鹿野城下町が今日の目玉。
みるからに兼業農家のお父さんがぐぁ~ッと草刈りをしているのに道を尋ねると、実に丁寧に教えてくれて、
「お仕事中ありがとうございました」「いいえ、なんの、なんの」
早くも城下町モード。
尼子の遺臣として秀吉に従い鳥取城攻略に大功があった亀井茲矩が天正9年、気多郡1万3800石を得て鹿野城主になり、城下町、近隣の物産集散地として発展していった。
古いままの家も残っているが建て替えや修理にも決まった基準があるようで今も当時の面影がある。
攻め入られないように小路が入り組んでいる。
車をおいて職人町、殿町などをぶらぶら歩く。
家々の前には各国の蓮が鉢植えされ、疎水にも植木の花が飾られる。
風車の下の短冊には歌などが。
小さな町だけど人々が知恵を絞って美しさを保っている。
周囲もいいいのだよ。
山中鹿之助の墓がある。
今朝からの運転上の冷や汗はこの教えにしたがったのだ。
鹿野そばが名物ということで。
手碾きそば、粗挽きのニ八そば、うまかった。最初は塩で。
ほんとうは鹿野城址に登りたかったけれど車の交換もできない狭い道だと聞き断念。 白兎神社。
じりじりと熱かったけれど白兎海岸も見て、鳥取方面への国道9号が渋滞なので、鹿野街道を行くことにして湖山池へ。
池と名がつく湖沼では日本一広い。
この暑い中をジョギングしているオジサンがいて、かつて猛烈な暑さのなか山中湖を一周した己が雄姿に重ねてうたた感慨にふける。
鳥取城祉にはあっという間についてしまった。
石垣に取りつく根性もなく入り口の鳥取県立博物館に入る。
常設展と企画展「大きのこ展」をさあっとみる。
竹島が日本領土であることを示す文書。
遺跡が多い県なのにそっち方面の展示はやや少なかったように感じた。
飛行場まで20分、出発までずいぶん時間があって、当初は鳥取市内を歩こうかと思っていたが、急に大儀になってきた。
岡山の言葉で「きょうてえ」、長野では「ごしたい」、鳥取ではなんというの、「えらいのう」あたりかも。
今日は朝から二度もヒヤットハット経験をしているから三度目の正直にはしたくないし、市内でどうしても見たいものがあるわけでもないし、、というわけで空港に向かってガソリンスタンドを行き過ぎてもう一度まわってくるという軽い三度目で重大事故を回避し、駐車場ではひとり頭から突っ込んで、空港でブログに投稿したり本を読んで過ごした。
三度笠の語源は「月に三度江戸と大阪・京都を行き来する飛脚がかぶった笠」だという。
月に三度!
俺は一度傘だってかぶれそうもないから、ハンチングで又いつか山陰一人旅に来よう。
長々とブログを書きながら観光地図で確かめていると、ああ、ここに行けばよかった、ここを見逃すなんてバカみたい、という場所もあることだし。
というわけで今日は1万歩。
またもやみるみる晴れて夏の日差し。
打吹山公園に乗り入れて行き止まりを脱出するのにひと汗かく。
そのくだりはこちら。
はわい温泉は想像通り、泊まる気にはならないような感じだった。
海岸に出ようと思ったら、高いところに「道の駅 はわい」というのが見えたので上から見てやろうと、無料の自動車専用道路に入る。
それはいいのだが、入り口を通り過ぎて(標識がわかりにくい)バックオーライ、ちっともオーライじゃなくて冷汗三斗、しかしあきらめずに初志貫徹、バカというかなんちゅうか、バカだから高いところに登りたがったのだが、今考えても冷や汗。
洪水に冒された建物かと居合わせた子供連れに尋ねると、あれがはわい温泉ではないかという。
あれなら泊まってもいいか。
見るだけ、で海岸に、いまきた道を戻る。
ドンドン海をめざすと、またもや行き止まり。
車をおいて歩く。
鹿野城下町が今日の目玉。
みるからに兼業農家のお父さんがぐぁ~ッと草刈りをしているのに道を尋ねると、実に丁寧に教えてくれて、
「お仕事中ありがとうございました」「いいえ、なんの、なんの」
早くも城下町モード。
古いままの家も残っているが建て替えや修理にも決まった基準があるようで今も当時の面影がある。
攻め入られないように小路が入り組んでいる。
車をおいて職人町、殿町などをぶらぶら歩く。
小さな町だけど人々が知恵を絞って美しさを保っている。
今朝からの運転上の冷や汗はこの教えにしたがったのだ。
ほんとうは鹿野城址に登りたかったけれど車の交換もできない狭い道だと聞き断念。
じりじりと熱かったけれど白兎海岸も見て、鳥取方面への国道9号が渋滞なので、鹿野街道を行くことにして湖山池へ。
この暑い中をジョギングしているオジサンがいて、かつて猛烈な暑さのなか山中湖を一周した己が雄姿に重ねてうたた感慨にふける。
石垣に取りつく根性もなく入り口の鳥取県立博物館に入る。
常設展と企画展「大きのこ展」をさあっとみる。
飛行場まで20分、出発までずいぶん時間があって、当初は鳥取市内を歩こうかと思っていたが、急に大儀になってきた。
岡山の言葉で「きょうてえ」、長野では「ごしたい」、鳥取ではなんというの、「えらいのう」あたりかも。
今日は朝から二度もヒヤットハット経験をしているから三度目の正直にはしたくないし、市内でどうしても見たいものがあるわけでもないし、、というわけで空港に向かってガソリンスタンドを行き過ぎてもう一度まわってくるという軽い三度目で重大事故を回避し、駐車場ではひとり頭から突っ込んで、空港でブログに投稿したり本を読んで過ごした。
三度笠の語源は「月に三度江戸と大阪・京都を行き来する飛脚がかぶった笠」だという。
月に三度!
俺は一度傘だってかぶれそうもないから、ハンチングで又いつか山陰一人旅に来よう。
長々とブログを書きながら観光地図で確かめていると、ああ、ここに行けばよかった、ここを見逃すなんてバカみたい、という場所もあることだし。
というわけで今日は1万歩。
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marsha
at 2012-07-17 16:48
x
3泊4日の旅を随分有効に回られましたね。
こんな良いところがあったかなーなんてね。
そう思いながら見せて頂いています。
船でのお堀巡りなんか良いですねー。
私は四十数年前だったので殆ど忘れていますが、ラフカディオ・ハーンの記念館とか美保関とかしか覚えていません。
目的は宍道湖に沈む美しい夕日を思いっきり眺めることだったので、その目的は達成しました。確かに美しかったですが、私としては大山にもう一度ゆっくり行ってみたいと思いました。
そして、次回はsaheijiさんが食べ尽くされた海の幸を、私も是非食しにいかなくてはと思っております。 モサエビね、モサね。
はわいというところは覚えています。名前がHawaiiとダブルのでヘー、オモシロって思ったことでした。
こんな良いところがあったかなーなんてね。
そう思いながら見せて頂いています。
船でのお堀巡りなんか良いですねー。
私は四十数年前だったので殆ど忘れていますが、ラフカディオ・ハーンの記念館とか美保関とかしか覚えていません。
目的は宍道湖に沈む美しい夕日を思いっきり眺めることだったので、その目的は達成しました。確かに美しかったですが、私としては大山にもう一度ゆっくり行ってみたいと思いました。
そして、次回はsaheijiさんが食べ尽くされた海の幸を、私も是非食しにいかなくてはと思っております。 モサエビね、モサね。
はわいというところは覚えています。名前がHawaiiとダブルのでヘー、オモシロって思ったことでした。
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sweetmitsuki at 2012-07-17 21:54
遺跡からの出土品が博物館では少ないのは現代もなお「ご神体」で信仰の対象だからではないでしょうか。
どこだかは忘れましたが壁一面に銅矛が展示してある施設があって、オホクニヌシは出雲ではヤチホコノカミと呼ばれている所以かと納得しました。
それにしても城下町の美しいこと。
街並みもそうですが住んでる人の心もそうなのかとと思います。
L・ハーンが綴った日本の面影は、失われてしまったようで探せばまだまだたくさん見つかるようですね。
どこだかは忘れましたが壁一面に銅矛が展示してある施設があって、オホクニヌシは出雲ではヤチホコノカミと呼ばれている所以かと納得しました。
それにしても城下町の美しいこと。
街並みもそうですが住んでる人の心もそうなのかとと思います。
L・ハーンが綴った日本の面影は、失われてしまったようで探せばまだまだたくさん見つかるようですね。
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saheizi-inokori at 2012-07-17 22:04
marsha さん、長い記事にずっとお付き合いいただき感謝です。
一人旅は楽しいけれど、土産話はいろんな人に聞いてほしいのです。
子供の頃、修学旅行から帰って母にあれもこれも報告したのを思い出します。
一人旅は楽しいけれど、土産話はいろんな人に聞いてほしいのです。
子供の頃、修学旅行から帰って母にあれもこれも報告したのを思い出します。
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saheizi-inokori at 2012-07-17 22:06
sweetmitsukiさん、これからの人生を残っている日本の面影探しに費やせれば嬉しいです。
今日はさっそく落語で見つけてきました^^。
今日はさっそく落語で見つけてきました^^。
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kaorise at 2012-07-17 23:39
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蛸
at 2012-07-18 03:27
x
9月にひょっとしたら島根、トンボ帰りなるかもしれんけど、
そんな旅もしたいなぁ、
そんな旅もしたいなぁ、
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豆ママ & 豆太
at 2012-07-18 09:20
x
サンちゃんは、大好きなお父さんの活き活きした顔見て大喜びでしたでしょうね。留守番の甲斐有。
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saheizi-inokori at 2012-07-18 09:55
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saheizi-inokori at 2012-07-18 09:56
蛸さん、秋の島根もよさそうですなあ、旅心を誘われます。
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saheizi-inokori at 2012-07-18 09:56
豆ママ & 豆太さん、うぬぼれかもしれないけど、再会して元気になったようです^^。
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豆ママ & 豆太
at 2012-07-19 00:06
x
うぬぼれじゃあないですよォ!
「dog year」っていうんでしたっけ・・・、”28日”=4日×7もの間、サンちゃんは、ず~~っと、お父さんのお帰りを待ってたんですもんねェ!
おケがなくてよかったです!
「dog year」っていうんでしたっけ・・・、”28日”=4日×7もの間、サンちゃんは、ず~~っと、お父さんのお帰りを待ってたんですもんねェ!
おケがなくてよかったです!
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saheizi-inokori at 2012-07-19 09:18
豆ママ & 豆太さん、一日千秋ではなくて一日一週の思いですか、悪いことしたかな^^。
人間の感情を感じ取る感覚には驚かされることが毎日のようにあります。
人間の感情を感じ取る感覚には驚かされることが毎日のようにあります。
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創塁パパ
at 2012-07-22 06:30
x
「天ぷら」おいしそう。何か「いい街」ですね(笑)
全部拝見して、これぞ旅!と思いました。
レンタカー運転は大変だけれども、思うまま気ままに行きたいところをたっぷり見られて、好きなものを食べられて、最高、理想的です。これからもお元気で続けられますように。
レンタカー運転は大変だけれども、思うまま気ままに行きたいところをたっぷり見られて、好きなものを食べられて、最高、理想的です。これからもお元気で続けられますように。
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saheizi-inokori at 2012-07-22 09:45
創塁パパ さん、知らない町、遠くにある町、その表情がいいです。
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saheizi-inokori at 2012-07-22 09:47
tona さん、思い切って決行して良かった!
こんどはいつ行けるかな。
こんどはいつ行けるかな。
by saheizi-inokori
| 2012-07-17 14:08
| こんなところがあったよ
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