本質は旧態依然、矛盾に満ち、狙うは白紙委任 朝日インタビューに透ける橋下の本音
2012年 02月 13日
政治家として実現したい『日本社会』の姿を問われ、「少なくとも今の日本人の贅沢な生活レベルを維持したい」と答え、どうやって?という問いには、「『国民総努力』が必要、競争で勝たなければならない」と臆面もない。
まるで「追いつき追い越せ」の高度経済成長か、もっと古く条約改正時代の感覚。
人に負けるな!と尻を叩かれて頑張ってきた挙句がこのありようだということに対する洞察など微塵もない。
このインタビュー記事の中に一言も、橋下が考える「あるべき日本、または世界」に対する質的ビジョンは触れられない。
現代文明について、危機感の片りんもうかがえない。
贅沢の維持が目標だと!
競争?
いったい誰と(そのあとの言葉から東アジア、東南アジアの若者らしいが)?何に向かって?
弁護士になったけれど「金になる仕事ばかりを追っかけていた」と言われる自らの姿を重ねているとしたら情けない。
競争の結果、「いったんは格差が生じるかもしれません。でも、所得の再分配もしっかりやります」「僕のやり方は事後調整型の格差是正です」
すでに格差は生じていることについて”事後”とは?”今すぐに”ではないのか?
「70歳や80歳になっても、努力しなければならないのですか」と尋ねられると「役人にはじいてもらわないと具体的には言えません」と言いつつ「常識的には60歳あたりでしょう」と、高齢者は引退せよという本音がつい出てしまったか。
行政サービスはユーザーが選択するものを残し、”行政が一方的に供給している”ものは切り捨てるつもりらしい。
ユーザーが何を選択しているかをどういう基準で判断するのか?
採算?利用者数?
かつて障碍者用のスロープやトイレを作ろうとしたときに社員の一部が利用者数が少なく売り上げにはつながらないものに投資するのに抵抗したことを思い出す。
文化をどう考えるのか?
その”大きな方向性”が国民総努力の競争によって今の生活レベルを維持する覚悟を求めるというのだ。
「明治以来続けてきた社会システムや統治機構、すなわち体制を変えなければ日本は動かせない」と言い「野田首相が八つ場ダム、普天間移設、原発、震災復興、消費税、社会保障にTPPもやるなんて絶対無理です」と言ってから、「最終的には道州という形で、日本が八つから九つの地域で自立していくモデルがゴールだ」と言う。
例に挙げた「八つ場ダム、普天間、、、、、」のひとつでも”自立した”道州が対処できるのか。
しかし橋下の基本は”白紙委任をしろ”だ。
あ、しまった、こんなはずじゃなかった!と思ったときは遅いかもしれない。
すべてが”僕の感覚”で進められがんじがらめになるのかもしれない。
お試し、というわけにはいかないのが本品の特徴ではなかろうか。
しかし、記者クラブの朝日新聞が載せたインタビューですから、本人が言った意思をきちっと伝えているかどうかについても検証が必要です。
画像が分かりづらいのですが、幹に翼のようなものが付いているようなのでニシキギでしょうか。秋には可愛い実を付けきれいに紅葉します。翼のないものをコマユミと呼ぶようです。
橋下人気にあやかろうと擦り寄っていく連中のみっともなさと、恫喝されてすくみ上がっている労働組合のだらしなさが滑稽です。
”維新”という言葉に惑わされている人は、早く気付くべきだ!
ニシキギではないでしょうか?
勝ってきたけど、ねたみそねみは消えないひと。
だから、そういう心を持つ人達を操るのは、得意なのかも。
要は勝ち組ボケです。
人を蹴落とし勝ち続けてきたから、実力があっても仲間のために
あえて負ける人達がいることがわからない。
そういう人達が世の中の良心になっている事は理解できないでしょう。
要は勝ち組ボケです。
いま人々が求めているのは、鬱になるくらい競争して勝つことじゃない。
競争競争とかりたてて、無能になったら捨てる、こういう国だから
みんな不安で苦しくて自殺者がたえないんです。
でもそんな弱い人間の気持ち理解できないだろうな.....
顔がつる〜んとしてるし!
理念不在、おっしゃる通りですね。
橋下が「朝日新聞の批判に負けないようにと思うとエネルギーが出てくる」と言って笑っています。
雪がたいへんでしょう。
あの木は別の場所でしたが。
四季によって装いを変えるから同じ木だとは気がつかないのです。
観察力が不足、記憶力はもっと不足してます^^。
コワイほどの勢いで、ブルドーザーみたいに地面を掻き起こしても、その後の整地した様子が見えてこないんです。
藁と知りつつ藁を掴む、掴まざるを得ない。当然、日本は沈む。
と思ってましたが、あまりにも暴走が過ぎますので、高転びに転んでしまう可能性も出てきました。
なんでもどんどん進めて、とても頼もしい。
でもアフターケアがないから、彼の通り過ぎた後には何も残らない。
茫々たる荒野。
でも現場を見ない上司からすると”よくできる”男なのですね。
いつかはボロが出るのですが、巻き込まれた人はたまったものではありません。
文楽など少数者の愛好するものは”選択されてない”のでしょうね。
ナチスなどが出てきたときに似てます。