橋下圧勝 無力感に囚われる朝 俺はインフルエンザ予防接種にいく

やっぱり橋下・松井が勝った。
「やっぱり」、民主党、自民党、、既成政党が自らのだらしなさによって橋下・『維新の会』なる得体の知れない者を勝たせてしまった。
「大阪を守る」という平松の言葉は現状に不安・不満を抱き、「変化して欲しい」という大方の市民から支持を得るどころか「ナニヲイウテマンネン」ではなかったか。
先日道頓堀の居酒屋の親方が「どっちもどっちやけど、平松さんはまったくなんもせんかったからなあ」と云っていた気持ち。
なんかして欲しい、このまんまじゃどうにも救いがない、それは大阪だけではないように思う。
（妻の友達から今頃お祝いに頂いた笠間焼、ますます呑みたくなる）

平松を見殺しにした民主・自民の中央、それは保身のみを考えて橋下・維新の会に媚びを売る姿でもあった。
そういう既成政党が挙って橋下を無敵にしてしまった。
ヒトラーが独裁者になる過程に似ている。
教育条例案、職員基本条例案については選挙戦を通して議論があった末に支持を得たのだからと、あの悪夢のような条例が実施されていくのだろう。

公務員、教員たちは相対評価による勤務評定で悪い点をとりたくない（処分ばかりかクビもありうるそうだ）から、理想を掲げてその実現に邁進することなど夢物語（それは上司との対立が避けられない）となり、もの言わぬ存在になってしまう。

内部被曝と同じように「直ちには健康被害はない」けれど、いずれ子供たちを蝕み、血も涙もない効率一辺倒の歪んだ行政がまかり通るだろう。
そうして育った子供たちがますます日本を勝ち組・負け組社会にしていくことだろう。

新聞各紙に踊る橋下圧勝の写真をみて無力感に囚われる朝だ。
なんとか国政レベルの瀬戸際ではまともな政党・信頼できる政治家が登場して欲しいものだ。
せめて我が身の健康だけでも守ろうと近くのクリニックにインフルエンザ予防接種に行って来た。
月曜日は混むかもしれないと思って電話したら今一人しかいないからすぐにいらっしゃい、歩いて２分、優しい女医さんがいるってことは有難い。
読んでいる本に聴診器で「ラ音」が聞こえるという文章があったので、「ラ音」てどんな音なんですかと訊いてみた。
俺は「ラララ～」歌ってるような音がするのかと。
「ラッセル音」のことよ、なんだつまらない、それなら知っていた。