「ひちゃまげで」か「へそまけて」か きんなの続き
2011年 11月 06日
標準語で「お節介をする」ことを秋田の方言で「へそまけて」というと書いた。
当の秋田の友人が帰秋したというメールの中で
帰りの列車の中では「ひちゃまげで」を思い出して大笑いしていました。と書いている。
どうも「ひちゃまげで」が正しいようだ。
しゃべっている当人もどっちが正しいかを意識しているのではないかもしれない。
秋田のしゃべり言葉は「へ」と「ひ」の間で発音されたり(かわいらしい、やわらかな印象をうける)、濁点がついた発音(朴訥な印象が強まる)も多い。
仙台にいた頃、地元のひとは「き」と「ち」があいまいで「機関士」のことを「ちかんし」と発音する。
「うちの親爺はちかんしです」と言われると妙な気分がした。
文章にするときは正確に「き」と書く人が多いのだがたまに「ち」と書く人もいた。
旅する楽しさは方言に接することにもある。
昨日はその楽しさを向こうから吉祥寺にまで運んでくれた。
表題の「きんな」は「昨日」の長野訛り。
やだでやおい(いやだよ、なあ)。
若者は言わなくなってきてます。寂しい気もします
「ひちゃまげで」はお隣同士の岩手でも、言いませんね^^
だけど何となくニュアンス的に意味は通じるのですが
そうそう青森の方言は同じ東北でも別格で意味が通じないんですよ^^
先日落語家の長野訛り(言い回し、イントネーション)を発見して嬉しかったです。