麺がウマそうだった 映画「女と銃と荒野の麺屋」

オウムのことを書いても↓反応(アクセス)は少ない。
”ハヤリ”じゃないもんな。
藤原新也が「黄泉の犬」(2007)のなかで麻原が幼少時水俣の水銀に冒されて目が悪くなった可能性を麻原の兄が認めたことを書いたけれどほとんど反響がなかったそうだ。
オウムでなければ夜も日も明けない頃なら取材が相次いだはずなのにと藤原が驚いたことが「A3」に載っている。
チッソ=水俣病も風化だ。
沖縄はどうなんだろう。
どんどん忘れられ(忘れたがり)風化していく、根っこは通じているのに。
反原発もいずれ半原発になり原発になり、、、まさか新しいのができることはないのだろうが、、。

雨上がりの渋谷にJRの切符を買いに出た。
ばっかじゃなかろか!往きは買えても帰りはまだ発売になってなかった。
駅前で警察犬のデモ?
麺がウマそうだった 映画「女と銃と荒野の麺屋」_e0016828_11434053.jpg

パルコの地下の本屋に行く。
買いたくなる本がたくさん、でもガマン我慢、以前だとすぐに何冊も買って積読だったけど。
麺がウマそうだった 映画「女と銃と荒野の麺屋」_e0016828_11512297.jpg

シネマライズで映画。
全席指定のときに窓口でどこにするかと訊かれるがスクリーンの高さ、スロープの具合、座席の間隔、、場内の様子が分からないと決めにくい。
入ってみたら俺の席はスクリーンが歪んで見にくかったが客は4人しかいないからお好きにどうぞだ。



変わった映画、まるで舞台をみるようだ。
芝居の書き割みたいな荒野の風景、大道具をならべたような麺屋の建物。
衣装も風景も大胆な色。
場面転換のたびに大きな月が昇り雲が動く。

強欲で凶暴・卑劣な店主、金で買われて妻となって10年、DVに耐えかねる美人、その妻と不倫に陥った臆病な見習い店員、デブの男性店員は大ネズミのようで小柄な女性店員は小ネズミのようだ。
冷徹な殺し屋刑事は金が欲しい。
ちょっとだけ出てくるのは寄り目の隊長に率いられた警察部隊、銃を売りつけ剣の舞をしてみせるペルシャの行商人。
体つきだけ取っても人間サンプルのような登場人物が出たり入ったり、場は麺屋の中と荒野に限られる。

誰が誰を殺すか。
二度も殺されるってのも辛いなあ。
金は誰が手に入れるのか。
想定外の連鎖。

漫画、だ。
ユーモア(ブラック)、俺が声に出して笑ったのは二回くらいかな。
嫌いな映画じゃない。
やはり銃は規制しなくちゃいけないね、もつ人の人生を変えてしまうもの。
あ、それが銃をもつ意味か。

東北関東大震災 緊急支援クリック募金
Commented by poirier_AAA at 2011-09-24 01:45
この映画の予告を見たとき、わたしも真夜中なのに麺が食べたくなりました。内容は見てないのでわかりませんが、麺だけはめっぽう美味しそうですよね。

しばらく前に「苦海浄土」を読んで、水俣の話は今の原発問題と同じだとはっきりわかりました。オウムの話だってそうです。これまでずっと違和感を感じながらも放っておいた、そのツケが今になってドカンと回って来ている気がします。

ドカンと回って来たものをここで少しでも方向転換できれば良し。でも、見たくない考えたくないと思う人もたくさんいるのでしょう。
Commented by mama at 2011-09-24 09:18
ハヤリじゃない・・これは問題です。仕事でも「人権」について考える日常でありますが、ほんとに難しいのです・・・もっと考えてみます。
昨晩の「ビンラディン殺害に正義はあるか」も興味深く見ました。

シネマライズ、最近行かないなあ。以前は単館上映というと飛んでいったなあ。
Commented by 旭のキューです。 at 2011-09-24 09:20
ばっかじゃなかろうか!行きは買えても、帰りはまだ発売になっていなかった。が笑えました。映画面白い感じがします。
Commented by 創塁パパ at 2011-09-24 09:21
ほう。この映画は知らなかった。
しかし、麺うまそうですね(笑)
Commented by saheizi-inokori at 2011-09-24 09:49
poirierさん、そうですね。
そういつまでも同じことばかり考えてはおれないよ、それがふつうでしょう。
ときにふれて思いだすことがせめてもの務めかもしれない。
Commented by saheizi-inokori at 2011-09-24 09:56
mama さん、シネマライズ(今やっていない小さな映画館も含めて)とパルコの本屋、あの辺りには場違いな私が愛するスポットです。
昔はCD屋にも良く寄りました。
ビンラデイン殺害の論理が許されるのでしょうか(テレビをみなかったのです)。
アメリカは9・11を戦争と位置付けたことでずいぶん大きな損失を招いたと思います。
あれは犯罪だから国際警察に捜査以来をしなければいけない事態だと思います。
アメリカ国民はビンラデインの主張などほとんど知らされていなのではないかなあ。
Commented by saheizi-inokori at 2011-09-24 09:57
旭のキューです。さん、今回が初めてではないミスです。
一刻も早く切符を買おうとするあまり、とはいえ情けない^^。
Commented by saheizi-inokori at 2011-09-24 09:59
創塁パパ さん、ぜひにとは云わないけれど御用とお急ぎでなければお薦め映画です。
帰りにうまい蕎麦でも食って。
Commented by takoome at 2011-09-24 12:07
サワディ~カ~ 
はやりって何ぞや、 それに左右される日とって何ぞや、わからんなぁ・・・
Commented by saheizi-inokori at 2011-09-24 12:11
takoomeさん、公憤にもはやりすたりがある。
進め一億火の玉、鬼畜米英も流行ったことがあるのでは?
名前
URL
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。

by saheizi-inokori | 2011-09-23 12:03 | 映画 | Trackback | Comments(10)

ホン、よしなしごと、食べ物、散歩・・


by saheizi-inokori