待遇がよければいいってモンじゃない 官僚・マスコミ

今の世の中でよくないのは、官僚が小粒になっちゃっていい意味のエリートたる義務を果たさないこと。マスコミに志がないこと。大企業の幹部もみんな同じ。絶対に前に出ない。火の粉をかぶるようなことをしない。その癖にどんな小さな情報でも抱え込みたがる。何もしないくせに俺に相談しないといって怒る。陰湿な仕返しをする。


そういったことの原因は？どうも待遇がよいからじゃないか。昔は役人は給料は安くても天下国家のことをやれるし身分の保証もあるからいいじゃないか、という連中がエリート意識をもって就職してきた。鼻持ちならないところはあっても彼らなりの正義感があった。大企業に入る連中に貧乏人出身もたくさんいて、俺がやらなくて誰がやる、みたいな使命感もあった。今じゃお坊ちゃんばっかり。

その上、やたらに待遇がよくなった。そしてデスクワークとか社内営業とか現場とは関係ない世界で伸びてきた連中が多くなった。そうすると今のポストを外されたら世の中で通じるものはない。すなわち、ひたすら保身に走り今のポストなりその延長にいたいと考える。

世の中が二極分化してきたことも大きい。うまくいかなくても、まあ大したことないよ、とはならない。オールオアナッシング。今のポストを外されたらどん底一直線。



そういったことが無責任な官僚・マスコミ・企業幹部をうみだしているのではないか。もっとエライサンの給料を下げるべきだ。マスコミの連中ももっと仕事に見合った普通の給料にすべきだ。小泉さん！それはあなたの仕事？じゃあないよね。こういうことを考えると暗い気持ちになってしまう。