菅よ、政治生命というならばなぜ6月2日の代議士会でそう言わなかったのだ

きちんとした安全指針を作り、ちゃんと安全を監視できる組織を作り、それにふさわしい人材を育成しているうちに老朽化した原発はいずれ使えなくなる。
現政権のようにいい加減な再稼働を認めさえしなければ。
再生可能エネルギーが必要だということはいずれ自民党の中でも多数派になる。

３月１１日午前、震災の前に閣議決定された「再生エネルギー法案」、今まで知らん顔していたのに急に政治生命を賭けるだと。
ペテンの代議士会でも「再生」の「さ」の字も言わなかったのに。
これならいける！アホな国民だもの（俺を選んだのだから）、きっと受けるぞ。
あざとい計算でにやりと笑う顔がちらつく。
6月2日不信任案議決直前の代議士会で、堂々と「再生エネルギー法」が成立するまでは辞めない、というべきだったでしょうに。

国会の審議を前に期日を限ってその成立を条件にしろなんて民主政治の原則すら無視して政権にしがみつく。
熟議の国会って誰が言った？
事前の根回しはしない、という原理主義者・岡田が毎日アホな自民党にこずきまわされて、「殿、震災対応の為です、お覚悟下さい」と誠心誠意進言しても知らん顔、可哀そうに。
小沢に対して身体を張って（ペテンの片棒すら担いで）菅を守ったのも岡田じゃないか。
そういう仁義に欠けることこそ政治生命をなくすってことが分からないんだ。

脱原発解散だと？
止めとけやめとけ、菅じゃ勝てる選挙も負けてしまう。
負けたら推進派は笑いが止まらないさ。
万が一、菅が勝つようなことがあったら日本の民主主義ははっきり終焉だ（すでに？）。
菅は脱原発でも原発推進でも構わない男、その時その時都合の良いテーマ（消費税、原発建設、ＴＰＰ、雇用、、）なんでも“政治生命”をかけて権謀術策、反対派を追い落とす。

本心でヒューマニズム・人の命を大事にしている政治家かどうかは国会の答弁一つ聴いていても分かる（↓の記事参照）。

一見真っ当に見えることを言って自民党や岡田・仙石・枝野など党内を悪者にして、結局は被災地やフクシマを人質にして駄々をこねている。
手に負えないね。