自らの政治生命(=信任)を断った菅は大バカ者だ
2011年 06月 03日
確認文書に「第二次補正予算の早期編成にめどをつけること」とあるのも、もしそれが辞任時期とリンクしてないのだとしたら無意味な確認になる(通年国会と云っている以上、12月までに第二次補正の編成にめどがついているのは当たり前だ)。
子供でも分かるようなウソをついて党内、国会を混乱させ、国際的信用も喪失(菅個人ではなく日本の)させておいて、今日の国会答弁では余裕綽々、ほくそ笑むあり様なのには、こんな男が世の中にいたのかと驚くほかない。
しかし一番損をしたのは菅自身だろう。
今までいくらミスが多く非難する声が高くても「自民党の歴代総理よりはマシ、小沢よりはマシ」だろうと擁護する国民にはっきりそれが幻想であったことを分からせてしまった。
細川が自民党に代わって新しい政治を創ることを期待されながらさっさと辞めてしまったときに、細川の罪は大きいと言われたが、細川個人の権力に恋々としないあり方はせめてもの救いだった。
菅の場合は民主党に対する期待をぶち壊したばかりか、権力にしがみつく醜態をさらして、罪、万死に値する。
この一年、とくに震災後の対応をめぐって批判されるたびに、自身はノーミス、部下や周りが悪いと言い逃れてきた。
それもやっぱりウソだったんだ。
顔も見たくない、菅の存在自体が人々のやる気を殺ぎ、復興の妨げになっているというあちこちの声もほんとうだったのだ。
谷垣が「責任は自身が、手柄は他人に、というのがあるべき姿なのに菅の場合は責任は他人に手柄は自分にだ」と云ったのも、その通りだということがばれてしまった。
政治家、リーダーに取って絶対必要なことは人々からの信任だ。
ペテンで不信任を否決させた菅は議決の要らない信任を失ってしまった。
国会での不信任なんて時の政治情勢次第だ。
不信任により一旦辞職したっていくらでも政治家として活躍はできるし歴史の評価は高いものになることもあり得る。
しかし国民の心の中の信任を喪った政治家は再起できそうもない。
一番損をしたのは菅自身だ。
何があっても応援団長を務めてきた大朝日もとうとう早期退陣を促す記事を一面に書かざるを得なくなったではないか。
“無益な政争”は菅の正体を暴露しただけでも意味があったというべきだ。
それが菅だけではなく民主党の正体とも重なると思われないうちにきちんと総括をしなくてはね、民主党の諸君!
だから逆に多くの人には直情的な小沢さんより、この人の方が
良いと見えている(いた?)のかもしれません。
小沢いじめの件から私はこの人の人間性を嫌だと思っていましたけど、もはや病気だと思います。
自分の地位を守るためなら、人を陥れるし、騙すし、それが恩を受けた相手であれ、かつての同志であれ、関係ないのでしょうね。
こういう人は誰が注意してもききません。
かならず天罰が下ると私はしんじてます。
自業自得というには国民の被った被害が大きすぎます。