北長野駅

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あのホームの一番左端に荷物車が着くのだ。

中学一年生の俺は朝日新聞販売店のお兄さんと、毎朝リヤカーをそこまで曳いて待つ。
列車が着くと物凄い勢いで新聞が投げ降ろされる。
その中から自分の店のものを積んで販売店に運んだ。そうして折り込みを挟み、十キロ離れた柳原まで逓走する。
そこには何人かの配達少年が待っていて俺の運んだ新聞を分ける。
俺も何十軒か配達して家に帰る。
出勤前の母が味噌汁にご飯を用意して待っている。
それから楽しい学校に行った。

時々自転車で母を迎えに行ったのもこの駅だ。
Commented at 2011-05-18 18:42
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by HOOP at 2011-05-18 21:04
41年前、私は急行赤倉で通過したはずです。
既に中学校どころか、大学も卒業された後でしょう。
長野駅で上野行きの特急あさまに乗換え、軽井沢に向かったのですが、
カレチから求める特急券も初めて、指定席もなく、
立ったままでの特急乗車も初体験でしたが、すごい贅沢をしたと。
今思えば、繁忙期に特急で立つのが当たり前だったのは
なんだか、懐かしい思い出のような気がします。

大学で、この辺り出身の同級生がいました。
級友が探していますが、今のところ音信不通です。
自分が把握しておかなければいけなかった筈、などと後悔。
Commented by 小言幸兵衛 at 2011-05-18 22:18 x
「巻」から「直江津」、そして故郷の「長野」ですか。
これぞ、「旅」ですね!
次回の「居残り会」で旅のお話をお聞きするのが、今から楽しみです。
Commented by kaorise at 2011-05-18 23:13
いつか北長野の駅にいくことがあったら、中学生だったsaheiさんの事を思い出してしまいそうです。

>それから楽しい学校に行った。

ってところ、胸にせまりました。
Commented by kanafr at 2011-05-19 06:35
大人でもない、子供でもない中学生の中途半端な年頃の思い出は、その時の空気まで全部ひっくるめて細かな心のざわめきまでも、覚えているものですよね。
過ぎた時間はかえってこないけれど、大きな思い出が胸を熱くさせて、明日も生きようって後押ししてくれると思います。
どうぞ楽しい旅を!
Commented by antsuan at 2011-05-19 11:37
思い出に帰る。いいなぁ。
Commented by saheizi-inokori at 2011-05-19 14:47
鍵コメさん、ありがとう。
どのあたりのご出身でしょうか?昨日は懐かしい吉田を歩きました。
Commented by saheizi-inokori at 2011-05-19 14:49
HOOP さん、私の大学時代は急行でも贅沢だと思いました。
キセル(赤羽で降りて、結果的に)をしてずいぶん得をした(300円)と嬉しかったです。
Commented by saheizi-inokori at 2011-05-19 14:50
小言幸兵衛さん、何処に泊るかを決めるのもスリルがあって楽しいものです。
Commented by saheizi-inokori at 2011-05-19 14:52
kaorise さん、肩掛けカバンを揺らして登校する坊主頭の自分が見えるような気がします。
Commented by saheizi-inokori at 2011-05-19 14:52
kanafr さん、ずいぶん気分が変わって帰りました^^。
Commented by saheizi-inokori at 2011-05-19 14:53
antsuan 、甘酸っぱい気分、いいですよ。
Commented at 2011-05-19 18:22
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by saheizi-inokori at 2011-05-19 21:08
鍵コメさん、松岡は亡妻の本家が住んでいるところです。
私はとうとう挨拶に行かないままになっています。きっと共通の知人がいることと思いますよ^^。
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by saheizi-inokori | 2011-05-18 16:59 | こんなところがあったよ | Trackback | Comments(14)

ホン、よしなしごと、食べ物、散歩・・


by saheizi-inokori