2011年 05月 13日
権太楼の「シビレ対策講座」 権太楼噺爆笑十夜 |
10日のこと、前売り券を買っておいた鈴本・権太楼噺の日。
せっかくだから上野のお山で展覧会でも見ていこうと早めに家をでた。
交通費を節約するために時間のかかる行き方をしたせいか上野に着いたらもう3時。
これではお目当ての「写楽」はみている暇がなさそうなので、手前の西洋美術館で「レンブラント展」にする。

佐倉の川村美術館にある1枚のレンブラントを有難く観たのは20年以上も前のことだ。
千葉県にだって優れた美術館はあるんだからと「房総・美術館の旅」という企画をさる人に提案したことがある。
そのレンブラントだが、黒のレンブラントがたくさん展示してあって、小さな版画をじっくり見ると、黒のさまざまな表情がとてもいいのだが、どうも集中しない。
半分ほどみたところで外に出た(俺は無料だからこういうときは気が楽なのだ)。
外は雨、駅の上にかかった橋の名が「パンダ橋」であることに今更気がついたりしながら濡れた青葉の公園を突っ切って松坂屋の後ろにある銭湯・燕湯にいく。
美術もいいけれど今日みたいなムシムシした日は汗を流さないと寄席の味が落ちる。

夢葉が欠場で小菊「粋曲」から始まる。
しんねこでこんなのを聴いて酒を飲むなんて、、そんな野郎がこの世にいるんだ、、許せんのう(してみたいけど)。
甚語楼「幇間腹」
悪くない。
バカ旦那の針の稽古台になる幇間が哀れで、おかしい。
俺はずっと受けていた針きゅう・マッサージ治療を止めて三カ月。
やると気持ちが良かったけれど止めても今のところ生きている。
ホームラン「漫才」
歌之助「龍馬伝」
ほとんど龍馬が出てこないが爆笑、先日の母恋モノより好きだな。
正楽「紙切り」
「相合傘」「船頭小唄」「権太楼師匠」「坂本龍馬」「パンダ」
市馬「雑俳」
小三治「小言念仏」
「今年は夏が楽しみ、何処まで暑くなるか?!(自棄っぱち)」「あんまり辛いと笑うしかない」「全員が怒ってると思うとバカバカしくなる」、、どうも小三治、いまだ回復せず、だな。
「テレビ見ちゃオイオイ泣いて」いるんだろうか、今も。
噺は、普通に面白かった。
泥鰌を味噌汁に入れる前に止めてしまった。

ダーク広和「奇術」
本人も云う通り地味な芸だけど不思議なロープ。
文左衛門「千早ふる」
小三治が早めに切り上げたせいか、長くやれと言われたと、開き直ったようなため口混じりのマクラをぼそぼそ。
ネタはそれなり。
前のオジサンが携帯鳴らし、右後ろのオジサンがクシャクシャと袋をいじり、左後ろのオジサンは咳が止まらない。
避難所生活の一端が窺われるなどと云ったら罰があたる。
仙三郎社中「太神楽」
(これもいいでしょ)
権太楼「青菜」
何故か千秋楽に座布団が新しくなって、座りにくいしシビレが切れやすいのだそうだ。
シビレが切れたときに立ち上がる方法を実演してみせる。
何度もフカブカとお辞儀を繰り返し、お尻を浮かして、足の指(とくに親指)を動かし、ついで座布団を取り、またまた頭を下げ両手の親指を立てる。
中腰になり両手の親指に体重を乗せ、、、もっと時間のある時にゆっくり、、今日は「青菜」をやらなくちゃ!
権太楼の植木屋は可愛らしい。
出すもの一つひとつ感動してうまいうまいと味あう。
テレビのグルメ番組に出たらたちまちスターだ。
暑くって働く気がしねえとずる休みをしてごろ寝、起きて湯に行ってさっぱりする建具やのはんちゃんもいいなあ。
青菜の世界、失われた日本の世界だ。
後半大爆笑、いい感じで千秋楽だった。
せっかくだから上野のお山で展覧会でも見ていこうと早めに家をでた。
交通費を節約するために時間のかかる行き方をしたせいか上野に着いたらもう3時。
これではお目当ての「写楽」はみている暇がなさそうなので、手前の西洋美術館で「レンブラント展」にする。

佐倉の川村美術館にある1枚のレンブラントを有難く観たのは20年以上も前のことだ。
千葉県にだって優れた美術館はあるんだからと「房総・美術館の旅」という企画をさる人に提案したことがある。
そのレンブラントだが、黒のレンブラントがたくさん展示してあって、小さな版画をじっくり見ると、黒のさまざまな表情がとてもいいのだが、どうも集中しない。
半分ほどみたところで外に出た(俺は無料だからこういうときは気が楽なのだ)。
外は雨、駅の上にかかった橋の名が「パンダ橋」であることに今更気がついたりしながら濡れた青葉の公園を突っ切って松坂屋の後ろにある銭湯・燕湯にいく。
美術もいいけれど今日みたいなムシムシした日は汗を流さないと寄席の味が落ちる。

夢葉が欠場で小菊「粋曲」から始まる。
明けの鐘 ごんと鳴る頃仲直りすりゃ 拗ねた時間が惜しくなるいつもよりたくさん色っぽい都々逸をやる。
しんねこでこんなのを聴いて酒を飲むなんて、、そんな野郎がこの世にいるんだ、、許せんのう(してみたいけど)。
甚語楼「幇間腹」
悪くない。
バカ旦那の針の稽古台になる幇間が哀れで、おかしい。
俺はずっと受けていた針きゅう・マッサージ治療を止めて三カ月。
やると気持ちが良かったけれど止めても今のところ生きている。
ホームラン「漫才」
歌之助「龍馬伝」
ほとんど龍馬が出てこないが爆笑、先日の母恋モノより好きだな。
正楽「紙切り」
「相合傘」「船頭小唄」「権太楼師匠」「坂本龍馬」「パンダ」
市馬「雑俳」
小三治「小言念仏」
「今年は夏が楽しみ、何処まで暑くなるか?!(自棄っぱち)」「あんまり辛いと笑うしかない」「全員が怒ってると思うとバカバカしくなる」、、どうも小三治、いまだ回復せず、だな。
「テレビ見ちゃオイオイ泣いて」いるんだろうか、今も。
噺は、普通に面白かった。
泥鰌を味噌汁に入れる前に止めてしまった。

本人も云う通り地味な芸だけど不思議なロープ。
文左衛門「千早ふる」
小三治が早めに切り上げたせいか、長くやれと言われたと、開き直ったようなため口混じりのマクラをぼそぼそ。
ネタはそれなり。
前のオジサンが携帯鳴らし、右後ろのオジサンがクシャクシャと袋をいじり、左後ろのオジサンは咳が止まらない。
避難所生活の一端が窺われるなどと云ったら罰があたる。
仙三郎社中「太神楽」
(これもいいでしょ)
権太楼「青菜」
何故か千秋楽に座布団が新しくなって、座りにくいしシビレが切れやすいのだそうだ。
シビレが切れたときに立ち上がる方法を実演してみせる。
何度もフカブカとお辞儀を繰り返し、お尻を浮かして、足の指(とくに親指)を動かし、ついで座布団を取り、またまた頭を下げ両手の親指を立てる。
中腰になり両手の親指に体重を乗せ、、、もっと時間のある時にゆっくり、、今日は「青菜」をやらなくちゃ!
権太楼の植木屋は可愛らしい。
出すもの一つひとつ感動してうまいうまいと味あう。
テレビのグルメ番組に出たらたちまちスターだ。
暑くって働く気がしねえとずる休みをしてごろ寝、起きて湯に行ってさっぱりする建具やのはんちゃんもいいなあ。
青菜の世界、失われた日本の世界だ。
後半大爆笑、いい感じで千秋楽だった。

by saheizi-inokori
| 2011-05-13 11:37
| 落語・寄席
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Comments(13)
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懐かしい音です。

ようやく「青菜」拝見できました!
押し入れから汗だくで出てきたお内儀さんの、「鞍馬山から牛若丸がいでまして~」の顔が目にうかびます^^
押し入れから汗だくで出てきたお内儀さんの、「鞍馬山から牛若丸がいでまして~」の顔が目にうかびます^^
家の用心棒が、これ好きです。
ユーストで配信中です ご存知かもしれませんが^^
http://www.ustream.tv/channel/radiodays-jp
津田大介×上杉隆
ユーストで配信中です ご存知かもしれませんが^^
http://www.ustream.tv/channel/radiodays-jp
津田大介×上杉隆
蛸さん、好い時代だったのかもしれないですね。何も考えずに働いていればよかった。
小言幸兵衛さん、はんちゃんが青菜嫌いだと言ってベソをかくところなど秀逸ですね。
hanarenge さん、まだ見てません。
ありがとう。
ありがとう。
hanarenge さん、面白かったです。
↑にアップさせていただきました。
↑にアップさせていただきました。
上杉さん好きです〜
レンブラント混んでましたか?
今日は遅ればせながらシュルレアリスム展にいって楽しみました!
レンブラント混んでましたか?
今日は遅ればせながらシュルレアリスム展にいって楽しみました!
先ほど、テレビで木久ちゃんさんの「その時歴史が動いた」見ました・・・
何度もお辞儀して、座布団外して、また何度もお辞儀してました・・・
もしかして・・・?
何度もお辞儀して、座布団外して、また何度もお辞儀してました・・・
もしかして・・・?
kaorise さん、閑散というほどではありませんが、そこそこでした。若い人が多かったなあ。
豆ママ さん、多分、、商売人でも痺れるんですねえ^^。
柳家小菊の何かひとこと言った後の、あの「フッフ」という笑い。色っぽくてゾクゾクしてきますね。
チキショー、吉川潮がウラヤマシイ。
チキショー、吉川潮がウラヤマシイ。
ほめ・く さん、ゆんべもその話、吉川がニクたらし、もったいない。
夏目雅子を妻にした伊集院も許せねえ^^。
夏目雅子を妻にした伊集院も許せねえ^^。