アメリカの核戦略が今の福島に落とす怖い影 「隠された被曝」(3)

法律上の広島・長崎の原爆に被曝した者(被爆者健康手帳の交付を受ける者)の定義は、原爆投下の際、広島や長崎の市内およびその隣接区域にいた直接被曝者(1号被曝者)とともに、原爆投下から2週間以内に爆心地から2キロ以内に入った者を2号被曝者としている(他に3号、4号がある)。

このことを矢ケ崎は、原爆により生じた放射性降下物が「無かったもの」としているという。
放射性降下物は、空気中に漂いあるいは水に混じって体の中に入り込む。
体の中に入った放射性降下物は体内で放射線を発射し続ける。
これを内部被曝と云う。

内部被曝は発射された全ての放射線が被曝を与えるので、外部被曝とは比べ物にならないくらい桁違いの影響をもたらす。
もっとも単純な試算でも、わずか100万分の1gの放射性降下物で急性症状(「ただちに」症状が出る)をきたす。

放射性降下物が2週間でなくなるはずもなく2キロ以内にとどまるはずもない。
すなわち国の被曝者認定基準は内部被曝を無視しているのだ。
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(今朝の讀賣、これ又少し違う数字だ)

国がそういう非科学的な認定基準を決めるにはアメリカの核戦略の存在がある。
アメリカは広島・長崎における原爆被害の資料を軍管理下に置き、原爆被害報道を規制した。
広島や長崎で放射性降下物測定が行われたのは枕崎台風が放射性降下物を吹き飛ばし洗い流して通過した後だった。
内部被曝を考察するために体の外から体内から出る放射線を測定してもベータ線は体外の測定装置に届かないから「無いもの」とされた。
2キロ以遠の実際は被曝している者を非被曝者として2キロ以内の被爆者と比較することで被爆者の健康障害・死亡を過小評価してみせた。

通常兵器と変わるものではない、と強弁することがアメリカの核戦略遂行上必須だった。
そのために虚偽の統計処理すら行い、内部被曝を考察から排除するような放射線防護の基準と方法がアメリカ主導で作成される。
それに追随した日本政府と日本の放射線科学陣が今に至るもICRP体系によって内部被曝の脅威を過小に評価している。
原爆の認定基準も変わらない。
時間との闘いで苦しんでいる被曝者を無視して。

2キロ、6週間!
ああ、それで済むなら!

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今USTREAMで田中三彦、後藤政志、孫正義、田原総一郎が対談をしているが田原なるものがいかに何も分かっていないか、当局や世の主流の意向を気にしてばかりいるかが良く分かる。
しかも頭が悪いからか人の話をじっくり聞こうともしない。
こんな連中が、、!いよいよと云うときに人の価値が良く分かる。
Commented by hiranuma-nasubi at 2011-04-03 22:39
田原帰れ、、、ってみんな言ってるね
Commented by saheizi-inokori at 2011-04-03 22:51
ホントにうるさいですね。
Commented by at 2011-04-03 23:23 x
ここでは、そんな人が居たなぁ・・・・、で終わる。
Commented by hiranuma-nasubi at 2011-04-03 23:26
田原、帰ってよ。
これから本番だよ^^~~~~
Commented by saheizi-inokori at 2011-04-04 00:08
蛸さん、 hiranuma-nasubi さん、田原に引き換え孫さんすっかり株をあげました。
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by saheizi-inokori | 2011-04-03 22:10 | 責任者を出せ! | Trackback | Comments(5)

ホン、よしなしごと、食べ物、散歩・・


by saheizi-inokori