菅は辞職前提で挙国一致内閣を期すべし 圧力容器の状態について保安院・安全委員会は明らかにせよ
2011年 03月 29日
劣悪・恐怖の環境で復旧作業がんばっている人たちがいる一方、事態の本質を把握せず、把握しても当面を糊塗することに汲汲としてきた菅とその取り巻き。
みんな頑張っているのだから批判は控えて激励に徹しよう、それぞれが何を出来るかを考えよう、そういう日本人のつつましさ、優しさは外国人の驚嘆の的らしい。
しかしここまで事態がはっきりしてくると必ずしも褒め言葉と受け止めているわけにはいかない。
どういう文脈でこの発言が飛び出したのか、分からないが、戦犯たちが罪のなすり合いを始めたような感じもある。
早く挙国一致内閣を作らないと。
そのためには菅は辞職を宣言すべきだ。
その余裕がない?
いや、もう枝野も限界、このままで事態が収束する保証はない。
原発のこともさることながら東北を中心に長期的な復興計画を策定するのに今のような党利党略で明けくれているわけにはいかないと思う。
早く早く!
保安院は1号機から3号機まで全ての圧力容器の底に穴があいている(漏れている)らしいことを発表した。
それは最悪の場合底が抜ける事態が考えられる。
圧力容器がどうなっているかについて安全委員会や保安院ははっきり示すべきだ!
外部のトレンチなどがどうなっているかも大事だが、最大の問題は圧力容器の状態だ。
しかしその細かいデータは公表されず、この事態の行きつくところの推測についても述べられなかった。
それは原子力に関わる人間として許しがたい!と後藤氏は怒りをあらわにする。
本当のことを知るためにご覧ください↓。
2011年3月29日(火)
第73回 原子力資料情報室 緊急!公開研究会
『福島原発で今なにが起きているのか』
3月11日東北関東大震災に被災された方々に心からお見舞い申し上げます。
東北地方太平洋沖地震を受け、壊滅的な打撃を受けた福島原子力発電所で何が起きたか、何が起きているのか。元原子力設計技術者の後藤政志さんを講師にお招きし、最新情報を解説します。
日時:2011年3月29日(火)18:30~20:30
※18:00より、チェルノブイリ事故処理作業者を追うドキュメンタリー映像「サクリファイス(The Sacrifice)」(日本語字幕付き)を上映する予定です。
会場:総評会館 2階大会議室
(東京都千代田区神田駿河台3-2-11)
http://www.sohyokaikan.or.jp/access/
講師:後藤政志さん(元原子力設計技術者、博士(工学))
小倉志郎さん(柏崎刈羽原発の閉鎖を訴える技術者・科学者の会)
上澤千尋(原子力資料情報室・原子炉安全問題担当)
資料代:1,000円
主催:認定特定非営利活動法人 原子力資料情報室
協賛:原水爆禁止日本国民会議
*インターネットを通じ中継を行う予定です。
CNICニュース(Ustream)
http://www.ustream.tv/channel/cnic-news
後日、録画をご覧いただけるよう準備をいたします。
*停電や交通状況等、当日の情報にご注意ください。
中止になる場合には当室ホームページ( http://cnic.jp )でお知らせいたします。
*原子力資料情報室会員でない方もご参加いただけます。事前申込の必要はありません。
Commented
by
kaorise at 2011-03-30 01:19
諸外国が日本人の冷静な行動をほめていますが、それは基本的に災害時に犯罪や殺人が起こらないという事を褒めているだけだと思います。
それを取り上げて日本人自ら、日本の精神賛美に走るなんておこがましいです。
第一、日本は技術もお金もある国でありながら、完璧な防災対策を怠り、原発の放射能で地球を汚染してしまったのです。
今まで何度か福島原発の防災問題を指摘する声があったのにも関わらず。
今は大変な時期なので諸外国の目はまだ同情的ですが、このまま情報を隠したり、基準値を上げていけば厳しく批判されると危機感を持っています。
それを取り上げて日本人自ら、日本の精神賛美に走るなんておこがましいです。
第一、日本は技術もお金もある国でありながら、完璧な防災対策を怠り、原発の放射能で地球を汚染してしまったのです。
今まで何度か福島原発の防災問題を指摘する声があったのにも関わらず。
今は大変な時期なので諸外国の目はまだ同情的ですが、このまま情報を隠したり、基準値を上げていけば厳しく批判されると危機感を持っています。
0
Commented
by
saheizi-inokori at 2011-03-30 08:30
kaorise さん、同感です。
原発大国、原発輸出を煽ったメデイアが知らん顔しているのも腹立たしい。
原発大国、原発輸出を煽ったメデイアが知らん顔しているのも腹立たしい。
by saheizi-inokori
| 2011-03-29 09:25
| 原発はいらない
|
Trackback
|
Comments(2)