”想定外”のせいにしようとする「東電・経産省・東大」のトライアングル サンデー毎日４・３号

ラジオから中島みゆきの歌が流れる。
パソコン入力をしながら聞き流していたら、突然襲う強烈な喪失感。
先日、訃報が届いたｋちゃんがカラオケで良く歌っていた。
その時々の想いを歌詞に乗せて歌うのが上手だった。
二年越しの闘病の挙句の死。
年賀状では元気になって又会いましょうとあったのに。

被災地を始め日本中に喪失感が溢れているのか。
いや、被災地の方々はその余裕すらないのかもしれない。
早く日常を取り戻して、ゆっくり悲しみ喪失感に浸らせてあげたい。
悲しみの涙という関をくぐらないと癒しの道に入って行けないのかもしれない。
（震災が取り持つ縁で頂いたパン、こんなにうまいものを被災者でもないのに、罰があたるかも）

昨日病院の先生との話は原発の話。
権力を持った上司が安全だというのに、部下たちは逆らうわけにはいかない。
それは知的エリートである東大の学者においてむしろ強烈だ。
東大をピラミッドとする学者の世界、そこから供給された人々が経産省（保安院）、東電、メーカー、、原発推進のマフイアとなって”苛酷事故などは起きないという信仰”のもとに結集し、突っ走る。
逆らった奴は仲間から追放。
就職先は仮の駐在箇所、実のところは原子力グループという大きな集団に就職したようなもの。
チエックすべき相手が頭の上がらない先輩であり、いつ自分もそこに行くかと思えば、１００年に一度の災害のことなんかを気にして出来っこない（予算・採算上）投資を主張するわけにはいかない。
それが今回の惨事の背景にあるのではないか、と俺。
そうですよ、逆らえっこないですよ、と先生、彼も東大医学部だった。

今週のサンデー毎日はそのあたりについて要領よく書いてある。
今回の事故があってもトライアングルは生き残るだろう。
それほど東電の政治力は強い、という観測も。



危惧したとおりの展開になってきた。
今まで予想が当たらない人生だったのに、最悪のところで当たって欲しくはない！
現場の皆さんの健闘を祈るのみだ。

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