内部被ばくについて誰か教えてください 本当にセシウムを微量摂取しても大丈夫なのか

今朝は雨、雨は放射性物質を付着させて地上に落とすという。
福島周辺の家に、畑に、今落ちているのだ。

放射線の強さは距離の二乗に比例して弱くなるから30キロ以上の人は心配いらないという。
だがそれは”福島原発から発射した直線的な放射線”のことであって、気流に乗って運ばれる放射性物質は減りもしないで?そのままどこまでも運ばれていく。
それが雨に付着して落ちたのが「黒い雨」だとも。
内部被ばくについて誰か教えてください 本当にセシウムを微量摂取しても大丈夫なのか_e0016828_9585817.jpg
(被爆しないように手袋が必要だと言うので探してみたら片っぽだけ出てきた。
もう片っぽは?と探していたら「それはゴルフ用でしょう」と言われた^^。)

ホウレンソウや水に放射性物質が検出されたと言い、一年に一度CTスキャンを浴びたのと同じとかどうとか言われている。

だけど、例えば産経では放射性物質としか書いてなくてセシウムなのかヨウソなのかわからない。
ただ騒ぐな安心せよというのみ。
讀賣ではセシウムもヨウソも検出されたと書いてある。
そして讀賣の問答体の記事を読むと「ヨウソは8日で半減するし、セシウムは30年活動するが、ほとんどは排出される」から、やはり心配ないという。

CTスキャンというのは身体の外から放射線を当てるものだが、ホウレンソウや水に含まれたセシウムは体内に入って放射線を出し続けるのではないのだろうか。
30年間体内でそういうことをしていても安全だということなのだろうか。
ほとんど排出されるというのはデータがあっての話か、それとも希望的観測なのか。
もし、ほんのわずかしか体内に残らないとしても、それが30年間放射線を出し続ける。
しかも子供たちはホウレンソウばかりか大根も人参も大地の恵みを取り続けて生きる。
大地の恵みは雨によって育つ。
そういうことを考えても安心だと言えるのか。

ホウレンソウだけを一年間食べ続けはしないが野菜やコメや牛乳は一年どころか何十年も食べ続けるのだ。
たとえがおかしいよ。
今度の検査もどれだけの種類の野菜をどれだけの地域で調査したのかちっとも明らかでない。
どうしてこういう肝心のことを発表しないのか、メデイアは訊き糺さないのか。
内部被ばくについて誰か教えてください 本当にセシウムを微量摂取しても大丈夫なのか_e0016828_10115.jpg
(こっちは一足揃っている。冬のジョギング用だ。ゴルフもジョギングも昔の話だ。)

今は福島電発の復旧が最優先だから外野席から雑音を入れるなという意見もある。
しかし、上に書いたような疑問は福島電発復旧に関わらない専門家でも答えられるはず(ただし、原発推進派の東大だのの御用学者の見解は役に立たない)だし、“予断を許さない“復旧の結果次第では一刻も早い国民保護のための手だてが講じられなければならない。

そういう準備が裏で着々と進められているのか。

東北関東大震災 緊急支援クリック募金

くどいようだが自民党も何もない、国会の総力をあげて、最悪の事態が起きたことを念頭に、パニックに備えながらどうやって”最少不幸”を求めるのか、検討を進めるべきではないだろうか。
俺には菅に電話をしてこういうことをいう手段がない。
今俺の持っている最大の社会的発言ツールはこのブログだ。
だから質問しているのだ。
Tracked from HOME★9(ほめ・く) at 2011-03-21 21:35
タイトル : ほうれん草は食べられるのか?(上)
政府は3月19日、福島県内の原乳と茨城県内のホウレンソウ6検体から、食品衛生法の... more
Commented by takoome at 2011-03-21 10:33
ゆぅたれ、ゆぅたれ!
Commented by saheizi-inokori at 2011-03-21 10:49
takoome さん、菅は雨が降ったから現地視察をやめたそうです。
いよいよ心配は募ります。
冗談抜きにして25キロの地域に行って野菜を食べて見せることが最大のパニック予防策です。
Commented by HOOP at 2011-03-21 11:10
東大病院放射線科 中川恵一准教授の解説がお勧めです。
基本的にツイッターでの情報提供ですが、
検索すればまとめがみつかると思います。
Commented by saheizi-inokori at 2011-03-21 11:21
HOOP さん、ありがとう。探してみます。
Commented at 2011-03-21 11:55 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by kaneniwa at 2011-03-21 12:32
セシウム、ストロンチウム、ヨウ素の排出の
データの方が重要ではないか、とテレビで
言ったのは、NHKの深夜に出た京大の先生
だけです

BYマーヒー
Commented by saheizi-inokori at 2011-03-21 12:42
鍵コメさんありがとう。
Commented by saheizi-inokori at 2011-03-21 12:43
kaneniwa さん、京都大学に7人、原発に懐疑的な学者がいるそうですね。
後は皆賛成派。
Commented by saheizi-inokori at 2011-03-21 12:55
HOOPさん、変換係数とかは難しくて分かりません。
琉球大学の矢ヶ崎 克馬教授の考え方をどう思いますか。
http://www.videonews.com/on-demand/511520/001763.php#profile_link
です。
Commented by tona at 2011-03-21 14:08 x
黒い雨をかけないようにと、あるワンちゃんが傘を差してもらって今日は散歩していました。
Commented by HOOP at 2011-03-21 15:48
すみません、パソコンがないので、うまいこと開くことができません。変換係数はベクレルをシーベルトに直すのに、核種によってたがいがあるのを計算するためで、暗記ものなので無視しても大丈夫です。
Commented by saheizi-inokori at 2011-03-21 16:25
HOOP さん、中川さんのツイッター読みました。
要するに今程度なら心配ないということのようです。
ただ、記事に書いたようにホウレンソウと牛乳だけでなくて多種類に渡った場合はどう考えたらいいか(出荷停止にならない範囲で)などがわかりません。
それと矢ケ崎さんは内部被爆の計算について違う見解のようなのですがこの論文こそ難しくてよくわかりません。
彼の本を注文しました。
http://www.cadu-jp.org/data/yagasaki-file01.pdf
Commented by saheizi-inokori at 2011-03-21 16:50
tona さん、今日あたりはまだ大丈夫かもしれませんね。数値は上がったようですが。
こういう雨が微量ではあれ大地にしみ込んで行ったらどうなるのか、もうひとつよくわからない。
Commented by そら at 2011-03-21 20:06 x
今の状態,東京在住の方が神経質に心配することないと思っています,私。
こちら

http://togetter.com/li/111871
に,かみ砕いた解説載ってます。

もうちょっと硬いものならこちら

http://ameblo.jp/satoshitaka/

原発作った人も,
原発守ってきた人も,
今何が起こっているか分かっているはず。
そして,最悪のシナリオにならないように努力しているはず。
技術者は,特に日本人の技術者は,
それくらいの矜持を持っていると思うのですが。

…非難しようが,信用しようが,
素人の私たちにできることはありません。
ならば信用したほうが,
作業している現場の方の励みにもなるのではないかと思います。

ま,自分の力の及ばないところを
非難するのも,信頼するのも,
自己防衛と言うのかな,
ストレスためないための方策でしょーという
根っこは同じだと思うけどね(*^_^*)

Commented by saheizi-inokori at 2011-03-21 21:22
そら さん、”今現在はね”。でも明日は明後日は?
第二次大戦のときもまだ大丈夫まだ大丈夫出来たんです、負けるということは”想定外”だった。
チッソもエイズも権威者がもっともらしい顔して大丈夫と言い続けたのです。
原発推進派の学者、東大を始め権力を握っている学者はほとんど、そうしなければ主流になれなかった人たちは原発は絶対安全と言い続けてきたのです。
Commented by saheizi-inokori at 2011-03-21 21:27
そらさん、続き。

今回の津波であれ、老朽化した施設であれ、多くの指摘があったけれど無視してきたのが東電であり政財界であり、それをオーソライズしたのが推進派の学者たちだった。
決して想定外ではないのです。
”不都合な真実”とか環境問題をいって原発利権を拡大しようとした連中です。
そして私は自分の頭で考えもせず、他人事として来た。その報いが現状です。
今福島の現場で必死の闘いをしている人のことを言ってるのではありません。
彼らの闘いの結果が菅や枝野が“予断を許さない”と言っているように悪い結果になったときの備えをしているのかということを問題にしているのです。
したり顔をした学者たちはウソをついています。
距離の二乗に比例して放射線が半減するなどと言いますが微粒子になった放射性物資は気流に乗ってどこまでも飛んでいくのです。
Commented by saheizi-inokori at 2011-03-21 21:31
そらさん、さらに続き。
今日も、ホウレンソウと牛乳などについて全然心配いらないと言いながら、始めは出荷を自粛してほしいと言い、すぐに命令で出荷を停止しました。
ホウレンソウとカキナだけに放射能は降るのでしょうか。
しかもヨウソのことだけいう。
これは大人にはほとんど心配がないけれど子供には心配、でも一週間くらいで減ってしまいます。
セシウムは30年も働き続けるのにそのことはいいません。

20キロから30キロに自宅待機していいる人の人数もいまだに把握していないそうです。
外に出られず、食べ物にもありつけない、それは政府の指示による、そういう人のことも、今からフォローしますなどと悠長なことを言っているのが政府です。
そういう人たちを信頼しているのがストレス対策になるのでしょうか?
どうすればいい?
まず真実を知ろうとすることです。
子供のために。
Commented by kaorise at 2011-03-21 22:26
saheiさんのご意見、同感です。
情報があいまいすぎて、都民は不安で買いだめに走り、街は閑散としているのではないかと感じます。
感情をあおり、思考停止人間を作る報道の在り方や政府の情報開示能力のなさ、それに毒された自分に今気がつかないなら、いつ気がつくのでしょうか。
自分は無力だと、ストレス逃れのポジティブシンキングに走る前に、この事態を引き起こし、この政治家を選んだのも自分達なのだと恥を知り、自らの事として考える時だと思います。
だからこそ、改善するための意見は言わねばなりません。
耳の痛い事を明日を生きるための「意見」とれず、「批判」と感じるのは、日本の甘い報道に毒された私達の心の弱さです。
放射能を取り入れて大丈夫な量なんてあるはずはないです。
だが飛んでくるものは仕方ない。
老朽化した原発を利用し続けた私達の責任でもあるんですから。
二次被害を最小限に押さえるために、放射能がリアルタイムでどの街にどのくらい降っているのか、各地の食品や植物にどの数値で影響を及ぼしているのか、知らなければならないと思います。真実を知るのには勇気と覚悟がいりますが。
Commented by TOI at 2011-03-21 22:41 x
原発問題について、素人にはどうにもスッキリこない報道が、ずっと続いていますね。
スリーマイル島とチェルノブイリをにわか勉強してみたら、さすがに炉が完全暴走してしまったチェルノブイリまでは行かないものの、有名な大事故(と思っていた)スリーマイル島は、炉心の冷却水から燃料棒が飛び出してしまったのは3時間弱だけだったそうで、そうすると福島はそれを大きく上回る大事故と評価し、対応すべきと思うのですが。
なのに、漏れ出た物質に起因する放射線レベルが少し高くなると、胸のレントゲン1回分だから大丈夫、一桁上がるとニューヨーク往復一回分だから大丈夫、さらに一桁上がってしまうとCTスキャン一回分だから大丈夫というのですが、でも、レントゲンや飛行機やCT検査は何回も経験するわけではないのに、空気や水、野菜や牛乳は、悪くすると一時的ではなく、1年中の問題になりますものね。
同じ強さの放射線でも、1時間さらされるという場合と、1年間通してという場合とでは量(ボリューム)で考えると約1万倍になります。
今現実に起きている、あるいは起きようとしているかもしれない事実も怖いし、それを知らされずにいるのかもしれないことも、怖いです。
Commented by saheizi-inokori at 2011-03-21 22:44
kaorise さん、昔からの愚民化政策ですね。知らしむべからず、よらしむべし。
このブログhttp://takedanet.com/とか
第518回 マル激トーク・オン・ディマンドhttp://www.videonews.com/などをごらんください。
Commented by saheizi-inokori at 2011-03-21 22:50
TOI さん、おっしゃる通りです。
上の↑コメント返信に書いた武田邦彦は福島県は法律で定められた「管理区域」に指定されるべき数値になっていると指摘し、それを怠っている国や県は法律違反だといいます。
「管理区域」=管理区域というのは、いろいろな人がそこに出入りするので、そこに出入りする人の放射線の被曝状態を管理したほうがいいという場所
そして被爆数値は一瞬の数値ではなく時間を乗じたものであるという当たり前のことをいってます。
Commented by 芙蓉 at 2011-03-22 00:12 x
今晩は。今日の雨は、特に「冷たく」感じました。
佐平次さんのおっしゃる通り、
実は私も胎内被ばくについて、かなり危惧しております。
ただちに、健康に被害を及ぼす数値ではない..ただちにの根拠は?とんでもないと本気で心配しています。
特に幼い子供やこれから子供を産む女性や若い人たちへの影響、
すごく心配です。
計測の仕方、方法、具体的な数値など一切明らかにされておりませんし、直線的な数値では意味がないと思われますし。
今実際に内部で起こっていること、打つ方策はあるのか、
優先順位は?
とにかく最小限に被害を止めなくてはいけませんね。
打ち消しても打ち消しても、不安消えず。
本当にもどかしいです。

佐平次さん、これからも警鐘を鳴らし続けてくださいませ!
Commented by きとら at 2011-03-22 00:13 x
 「ニュースの深層」の広瀬隆氏の解説、ご覧になりましたか?
Commented by きとら at 2011-03-22 07:46 x
 3号機の燃料はプルトニウムですよ。
Commented by saheizi-inokori at 2011-03-22 08:51
芙蓉さん、「ただちに」健康に被害はない、というのですが、ただちに被害がある状態は阿鼻叫喚です。
いずれどういう影響が出るのか、それが心配ですね。
Commented by saheizi-inokori at 2011-03-22 09:49
きとら さん、今みました。”残念ながら”説得力があります。
電源復旧を先行しなかったのが不思議でしょうがないです。
注水が菅の目くらましだったことはよくわかります。
Commented by 信用できますか? at 2011-03-28 03:40 x
1970年 政府:「有機水銀はただちに健康に問題はない」→2004年「メンゴメンゴ、やっぱ死ぬわ」   1980年 政府:「アスベストはただちに健康に問題はない」→2005年「メンゴメンゴ、やっぱ死ぬわ」 2011年 政府:「放射能はただちに健康に問題はない」←New!!
Commented by saheizi-inokori at 2011-03-28 09:33
信用できますか?さん、その前に「神州不滅、日本が負けるはずがない」がありますよ。
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by saheizi-inokori | 2011-03-21 10:03 | 原発はいらない | Trackback(1) | Comments(28)

ホン、よしなしごと、食べ物、散歩・・


by saheizi-inokori
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