ミステリよりも鍋がノンストップ! サイモン・カーニック「ノンストップ!」と大松の鍋料理
2010年 12月 14日
「助けてくれ」と叫んだ旧友は電話の向こうで殺されたようだ。
ぼくの住所を殺人者に告げて。
そこから始まる逃走と真相追及の疾走・24時間。
謎の殺し屋、影を背負った刑事とその働き者の部下、自殺と思われた首席判事とぼくの友人の死がどうクロスするのか、謎が謎を生み、妻すら信じられない、不倫と同性愛、警察の腐敗、、、。
疾走感、スリル、社会の歪、これもかこれでもかと”面白そうな”話をテンテコ盛り。
でもどれもちょいちょいと筆先で書いただけ、表面だけをなぞっているからちっともリアル感がないし迫るものがない。
見た目だけ豪華で旨そうな料理を並べてあるけれど、食ってみると、どの皿も化学調味料がどっさり入ってて、配膳会社から取り寄せたような味もそっけもない冷え切ったものばかりのビュフエみたいだ。
きっとほんとに書きたいことがないんだろうな。
途中で野菜をたっぷり、そこらへんには売ってないシメジも)
”ぼく”を一人称で書いていると思うと刑事が出る場面では三人称で書いてみたり、目新しい工夫というより落ち着かなさを感じる。
こういう小説を読む楽しみは主人公の人間に魅力を感じ感情移入をしてハラハラドキドキするところにある(俺は)。
それなのに登場人物の誰にもあまり魅力がないのだ。
こんなものがベスト10になると言うのは選んだ評論家が悪いのか、ミステリ業界も政治業界並みになったってことか。
訳 佐藤耕士
文春文庫
金目と牡蠣が。。。 ウウン。。。 白子も。。。
棒鱈はあるけれど。
酒がせわしない感じで、食べるばっかりでしたね。
この食材に気を取られて
文章なんて読めな.....い.....
気が遠くなる......
.....うわーーーーーーん うわーーーーん 涙
今度大田市場連れてって~~~~~
いい店をご紹介くださってありがとう。
是非、ね。
文章もさることながら、本日は料理に釘づけ!でした。。。
いまどき贅沢なことで有難いと思いました。