お爺ちゃんに抱っこしてお風呂に入ろうよ
2010年 11月 21日
日曜日もダンシャリ↓(昨日の記事)、やり始めたらついつい止まらなくなって3時間、今朝は普段手の届かないところに掃除機をかける。
重いものを動かして、ああしんど!
でも見えないところがきれいになるのはいい気持ちだ。
今朝は3時過ぎに一度目が覚めてそのあと続けざまに面白い、というか奇妙な劇画みたいな夢をみた。
よし、今日のブログはそのことを書こうと思っていたのにダンシャリをしたらすっかり忘れてしまった。
頭の中もダンシャリ。
昨日は上野鈴本で「志ん輔・扇遊の会」があって志ん輔の「居残り佐平次」や扇遊の「鼠穴」が素晴らしかったのだが掃除で疲れたからそのことは後で書くことにして昨日見たちょっと好い光景のこと。
御徒町のホームの上に浮かんだ円い月を見て銭湯「燕湯」に行くと、土曜日だからか結構お客が多い。
小さな女の子と二人の男の子がパパと入ってくる。
お湯が熱くて入れない子供たち。
パパは「足だけ温まってこい」と後はさっさと流して「じゃ、もいちど足だけあったまれ」と自分の体を洗いだす。
すると浴槽に入っていたお爺さんが「頑張って入っちゃえよ、馴れたら熱くないよ」と声をかける。
くりくり坊主の子供たち、顔を見合わせてもじもじ。
ふっと見るとなんと小さいほうの坊主がお爺さんに抱っこされて入ってる。
ちょっと気まり悪そうだけどマンザラでもなさそう。
地元のお爺さんらしく脱衣所で柳田法相のニュースを見て「余計なことを言うなあ」と俺に話かけてくる。
パパは「お世話になりました」とニコニコ。
坊やに年を訊くと「5歳!」元気がいい。
お兄ちゃんは?と訊くと「お姉ちゃんは8つ」、いやお兄ちゃんの年だよ、パパが「双子なんです」え?背丈が違う?二卵性なんだって。
ちょっと前に園長さんのブログで園長さんが通勤電車の中で遠足に行く小さな子供たちが下車するのを見送って
他所の子のことも見守ってあげる大人たちがいるから子供は育つのかもしれない。
俺なんて母親が働いていたから近所の大人たちにどれだけ世話になったかしれやしない。
鈴本で志ん輔が「居残り佐平次」の枕で今90歳に近い志ん生の長女・美津子姉さんが語る子供時代の思い出噺を披露した。
志ん生はナメクジ長屋(10センチもあって塩をかけると育っちゃうような凄いのが毎日バケツに一杯捕れる)に家族をほったらかして遊び歩いたから母親や子供たちは苦労した。
小学校一年生の美津子姉さんは弟のきよし(馬生)と妹の手を引いて銭湯に行く。
シャボンが目に入ると妹がわんわん泣くので困ったと。
きっとどこかのおばさんが助けてくれたこともあるんだろうなあと燕湯を思い出しながら聴いていた。
重いものを動かして、ああしんど!
でも見えないところがきれいになるのはいい気持ちだ。
今朝は3時過ぎに一度目が覚めてそのあと続けざまに面白い、というか奇妙な劇画みたいな夢をみた。
よし、今日のブログはそのことを書こうと思っていたのにダンシャリをしたらすっかり忘れてしまった。
頭の中もダンシャリ。
昨日は上野鈴本で「志ん輔・扇遊の会」があって志ん輔の「居残り佐平次」や扇遊の「鼠穴」が素晴らしかったのだが掃除で疲れたからそのことは後で書くことにして昨日見たちょっと好い光景のこと。
御徒町のホームの上に浮かんだ円い月を見て銭湯「燕湯」に行くと、土曜日だからか結構お客が多い。
小さな女の子と二人の男の子がパパと入ってくる。
お湯が熱くて入れない子供たち。
パパは「足だけ温まってこい」と後はさっさと流して「じゃ、もいちど足だけあったまれ」と自分の体を洗いだす。
すると浴槽に入っていたお爺さんが「頑張って入っちゃえよ、馴れたら熱くないよ」と声をかける。
くりくり坊主の子供たち、顔を見合わせてもじもじ。
ふっと見るとなんと小さいほうの坊主がお爺さんに抱っこされて入ってる。
ちょっと気まり悪そうだけどマンザラでもなさそう。
地元のお爺さんらしく脱衣所で柳田法相のニュースを見て「余計なことを言うなあ」と俺に話かけてくる。
パパは「お世話になりました」とニコニコ。
坊やに年を訊くと「5歳!」元気がいい。
お兄ちゃんは?と訊くと「お姉ちゃんは8つ」、いやお兄ちゃんの年だよ、パパが「双子なんです」え?背丈が違う?二卵性なんだって。
ちょっと前に園長さんのブログで園長さんが通勤電車の中で遠足に行く小さな子供たちが下車するのを見送って
うちの子たちもこうしてと書いているのを読んで、ああ、これは母親の感覚だなあ、俺には気がつかなかったなあと思ったことがある。
知らない大人に見守ってもらっていたのかな?
感謝。
他所の子のことも見守ってあげる大人たちがいるから子供は育つのかもしれない。
俺なんて母親が働いていたから近所の大人たちにどれだけ世話になったかしれやしない。
鈴本で志ん輔が「居残り佐平次」の枕で今90歳に近い志ん生の長女・美津子姉さんが語る子供時代の思い出噺を披露した。
志ん生はナメクジ長屋(10センチもあって塩をかけると育っちゃうような凄いのが毎日バケツに一杯捕れる)に家族をほったらかして遊び歩いたから母親や子供たちは苦労した。
小学校一年生の美津子姉さんは弟のきよし(馬生)と妹の手を引いて銭湯に行く。
シャボンが目に入ると妹がわんわん泣くので困ったと。
きっとどこかのおばさんが助けてくれたこともあるんだろうなあと燕湯を思い出しながら聴いていた。
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c-khan7 at 2010-11-21 17:59
銭湯で言葉を交わすけど、名前を知らない人、沢山います。
街であって、、「あ、、ども、、銭湯の。。」と
頭をペコリと下げる。
そういうお付き合いもいいものですよね。
街であって、、「あ、、ども、、銭湯の。。」と
頭をペコリと下げる。
そういうお付き合いもいいものですよね。
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創塁パパ
at 2010-11-21 18:20
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いい話ですね。昔は近所の人との距離が近く、アットホームな感じだったんですからねえ。美津子姉さんを志ん五師の会で何度かお見かけして、お元気そうでなによりと。でも志ん五師が先に逝くなんてこれも無常ですかね。でも、天国で志ん生・志ん朝と三人会。「与太郎」演ってるかなあ(笑)
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saheizi-inokori at 2010-11-21 21:14
c-khan7 さん、あっさりと、しかしあったかくウソもない、いいつきあいです。
居酒屋にもありますよ^^。
居酒屋にもありますよ^^。
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saheizi-inokori at 2010-11-21 21:17
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yukiwaa at 2010-11-22 09:58
銭湯、大好き!
知らない人でも話し込んでしまうあの湯船。
私の小さな頃は近所の子供と遊んでいて、余りほったらかしの子供がいたので、家に隠して、その家の人を心配させた事がありました。勿論母がした事でした。
そんな人との繋がりが歴然とあった時代。
人の苦労を見てみぬふりは出来なかった時代でした。今も少しは残っているのかなぁ?
知らない人でも話し込んでしまうあの湯船。
私の小さな頃は近所の子供と遊んでいて、余りほったらかしの子供がいたので、家に隠して、その家の人を心配させた事がありました。勿論母がした事でした。
そんな人との繋がりが歴然とあった時代。
人の苦労を見てみぬふりは出来なかった時代でした。今も少しは残っているのかなぁ?
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saheizi-inokori at 2010-11-22 10:09
yukiwaa さん、上野には残っていましたね。
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naou7 at 2010-11-22 12:07
あったかい気持ちになりました♪
たまには銭湯に行こっかなぁ~
たまには銭湯に行こっかなぁ~
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mimizu-1001 at 2010-11-22 12:10
たしかに、いろんな大人が助けてくれたんでしょうね。
だから今の自分があるんだと思います。
当時は、大人は誰も助けてくれないと思っていましたが(笑)
子どもは見守って、必要な時には手を差し伸べてあげたいですね。
でも、それに気づこうとしないクソガキはひっぱたいたっていいと思いません?(笑)
だから今の自分があるんだと思います。
当時は、大人は誰も助けてくれないと思っていましたが(笑)
子どもは見守って、必要な時には手を差し伸べてあげたいですね。
でも、それに気づこうとしないクソガキはひっぱたいたっていいと思いません?(笑)
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saheizi-inokori at 2010-11-22 13:03
naou7 さん、おともしましょうか^^。
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saheizi-inokori at 2010-11-22 13:04
mimizuさん、ひっぱたくことも大事な見守りじゃないでしょうか?^^。
怒りまくる親がいそうですが。
怒りまくる親がいそうですが。
Ciao saheiziさん
私も母が働いていたので、近所のおばさんとかいろいろな人にお世話になりました
だから、今だによそのおじちゃんおばちゃんも自分の身内みたいな感じがする
そう言えば、うちのおばあちゃんちにはお風呂がなかったので、銭湯に行くのが楽しみだったっけ
お風呂からあがると、コーヒー牛乳を買ってくれる
いい時代だったなあと思います
今だに時々その時のかけらに出くわすことがあるけどね 笑
私も母が働いていたので、近所のおばさんとかいろいろな人にお世話になりました
だから、今だによそのおじちゃんおばちゃんも自分の身内みたいな感じがする
そう言えば、うちのおばあちゃんちにはお風呂がなかったので、銭湯に行くのが楽しみだったっけ
お風呂からあがると、コーヒー牛乳を買ってくれる
いい時代だったなあと思います
今だに時々その時のかけらに出くわすことがあるけどね 笑
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saheizi-inokori at 2010-11-22 20:30
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園長
at 2010-11-23 23:14
x
素敵な光景ですね。
子どもは親だけで育てるのではないのでしょうね。
最近強く感じます。
近頃は子育てと言わず子育ちというのだそうで。
子育ち支援という言葉が子育て支援に取って代わりそうです。
長野にもまだ頑張っている銭湯がありますよ。
もちろん!吉田も。
SBC通りのあの銭湯も、確かもう1つあったと思います。
つい最近フリーペーパーに載っていましたね。
SBC通りの銭湯は、子ども達の幼稚園の目の前、
夏のお泊り保育のときには、お風呂をもらいに行ってました。
ここでもきっとおばちゃんたちに見守ってもらったんでしょう。
裸の付き合い、イイですよね。
長野は温泉も多いので、人情もまだまだ残っているかも。
子どもは親だけで育てるのではないのでしょうね。
最近強く感じます。
近頃は子育てと言わず子育ちというのだそうで。
子育ち支援という言葉が子育て支援に取って代わりそうです。
長野にもまだ頑張っている銭湯がありますよ。
もちろん!吉田も。
SBC通りのあの銭湯も、確かもう1つあったと思います。
つい最近フリーペーパーに載っていましたね。
SBC通りの銭湯は、子ども達の幼稚園の目の前、
夏のお泊り保育のときには、お風呂をもらいに行ってました。
ここでもきっとおばちゃんたちに見守ってもらったんでしょう。
裸の付き合い、イイですよね。
長野は温泉も多いので、人情もまだまだ残っているかも。
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saheizi-inokori at 2010-11-24 10:08
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園長
at 2010-11-24 22:01
x
多分、子育ちというのは、
子どもには自ら成長していく力があることを認めたいという
ことなんだと思います。エンパワーというんでしょうか?
確かに子育てなんてのはおこがましい言い方なのかもしれません。
私はどっちでもいいじゃん!って思いますけど。
だって、親はやっぱり子どもを育てていますよねえ~?
もちろん、自分も育ててもらってますけど。
子どもには自ら成長していく力があることを認めたいという
ことなんだと思います。エンパワーというんでしょうか?
確かに子育てなんてのはおこがましい言い方なのかもしれません。
私はどっちでもいいじゃん!って思いますけど。
だって、親はやっぱり子どもを育てていますよねえ~?
もちろん、自分も育ててもらってますけど。
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saheizi-inokori at 2010-11-24 23:44
園長さん、子育てには言葉も大事ですが思いや行動の方がもっと大事かもしれませんね。ァ、子育てと云っちゃった。
by saheizi-inokori
| 2010-11-21 12:33
| よしなしごと
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