仙石総理大臣誕生！子供には見せたくない国会中継

１７日午後の参議院予算委員会。
自衛隊の行事に部外の来賓をよぶとき、政治的発言をさせないように注意しろ、当分の間来賓の挨拶概要を本省文書課長に報告せよ、という次官通達は民間人に対する言論統制だと追求する自民党・衛藤晟一委員の追求に対して防衛大臣は「省内で長い会議をやって決めたんだから」（会議をやれば好いってものでもない）衛藤が言うような問題はないとか、柳田法務大臣が「法務大臣なんて決まり文句を二つ繰り返していれば済む」と地元で発言した問題について「地元支援者を前にして身内の感覚でしゃべった」（だから本音が出たのだろう）と弁解して、仙石は「国民に誤解を与える発言」（誤解の余地もない、あまりにも身もふたもない明瞭な発言なのに）、、支離滅裂。
頭が混乱したか予算委員長が菅総理大臣というところを仙石総理大臣と呼んでしまう始末。
（ジョギングをやってた頃皇居一周のときに行った銭湯、懐かしい）

今朝はまた柳田がとっちめられている。
この期に及んでもニタついた顔で今度は「真摯に、誠実に」を繰り返しているのを見ると惻隠の情すら湧かない。
自民党の世耕委員の指摘したようにこの時期に地元でパーテイに出席して軽口を叩くことだけでも法務大臣の資格に欠けると言わざるを得ない。
産経新聞に報道されたという拉致問題についてのヒル国務次官補の発言についても「報告がなかった」と嘯く。
発言の内容を明かさないで「どう思うか」と訊く世耕議員の引っかけ質問だが、「どういう趣旨の発言についてのことか」くらいに訊き返すことも出来ないのだ。

総理大臣はビデオ問題で「法律的なことは詳しくないので官房長官にでも聴いていただけばいい」と口を滑らし「逃げるな」のヤジに「私は１６年前に厚生大臣をやっているときに逃げなかった」と見栄を切る。
昔神童、という言葉もある（しかも厚生大臣時代の“功績”の実相についてもアラがあちこちで報道されているのに）。
（神田「石川亭」プリフイックス、ボリュームがあって若者向き）

昨夜も友人たちとの酒の席で「では、誰がやればいいのか」。
菅より小沢の方がまだましだったかもしれないがそれを支えるべき民主党議員の体たらくをみれば大同小異なのかもしれず、さればとて自民党も、、。
予算委員会の追求ぶりを見ていると単に攻守ところを変えただけ、さほど優れているとも思えない。

たとえば防衛省次官通達をめぐるやりとりを聴いていると自民党の方が人権問題に敏感なようにも感じられるのが人権尊重＝民主党みたいなかつてのイメージからすると所詮野党はなんでも言えるってことなのかと、政治の現状にしらけるばかり。

冬が来た。