海保の真実 日本の真実 世界の真実 現場なんて知らん方がいいのか
2010年 11月 11日
決められたルールがその現場で本当に守られるのかを幹部自ら事実に即しヨクヨク考えてみる。
該当のルールだけについて取り上げて有効性を考えるのではなく、現場の人(いろんな能力・性向の集まり)の朝から晩まで、春夏秋冬、来る日も来る日も、雨の日も風の日も、暇な日も目が回るような忙しい日も、体調のよい日も、夫婦喧嘩をして来た日も、株とか賭けごとで金がなくなって先の見通しがつかない日も、訓練不足ややる気のない新人と組まされた日も、それが定年まで毎年、、いろんな条件の中でそのルールが守られるだろうか?
そうしてトップが現場に行く。
抜き打ちで行かなくては意味がない。
お供も連れて行ってはならない。
何時、何処に、そしてそこで誰がどう言った、、情報が漏れる。
どんなに忠実な部下にも仲間付き合いがある。
彼を助けるためにも黙って(彼にも知らせず)一人で行くべし。
単身抜き打ちで行くことが現場の人の不興や反発を買うような幹部は日ごろの行い、もしくは人格に問題がある。
現場のために現場を知って何か有効な手を打ってくれる人だという信頼があれば現場の多くの人たちはむしろ抜き打ちで来て真実をみて欲しいと思うはずだ。
問題の現象を発見して鬼の首を取ったように嬉々としてお説教を垂れ”厳正処分”を行うような奴が来たら、その現場は塩をまく。
現場の真実から目をそむけるような上目遣いの中間管理職から「現場には問題がない。ルールは守られている」という報告を聴いたらその逆を疑わなければならない。
そういうセンスが幹部=トップの必須条件だ。
現場の真実から目をそむける中間管理職!
それは何かことが起きるたびに、その真因を探り意味のある対策を行うことをせず(それはそれまでの幹部の失態・怠慢を暴くことにつながり、コストがかかるからその期の業績・数字が悪化するから嫌なんだね、大方は)その場限りの、実際には守られそうもないルールをお題目のように押し付けるようなトップ・マネージメントが大量に育ててきた人たちだ。
そういうヒラメのような連中しか生き残れなかったのだ。
だから、現場の実態が自分の聞いていたこと(信じつづけていたかったこと)と違って「初めて聴いた、驚いた、もし事実なら厳正に対処したい」という日本の“お役所体質”(民間にも頻発する)丸出しの発言をするトップは、そのこと自体が自分に起因していることを知らなければならない。
又それだけの調査なり検討もせずに「尖閣ビデオは厳正に保管されていた」と言ったなら、それは上記のようなトップの責任・義務を遂行せずにした発言だから「大ウソをついた」ことになると、俺は書いた↓のだ。
俺は、たとえば現在行われている事業仕分けや省庁の仕事の在り方を巡る議論においても、そのような”大ウソ”が横行しているような気がしてならない。
今までの人生経験がそう告げる。
そういう大ウソってのは世界にとって必要悪なんだろうか。
メデイアもそんなことは百も承知でその日その日を楽しくわめき散らして、それを視聴者も面白おかしく見て、、ほんとのほんとなんて誰も知りたくもないのかもしれない。
やっぱり、サンチ!散歩に行こう!
私は、目をそむけてはいけないと思いつつ、最近の政治にはある意味「あきらめ」を感じるくらい失望しています。もう本当に国のことを考える政治家はいないのでは?と。そして、楽しい落語の世界のことを考えて自分をなぐさめています。それだけじゃまずいとは
知りながら・・・日本はどんどん寂しい国になっていきますよ。
それこそトップの存在理由ですね。
精神衛生上、落語に徹していればいいのにねえ^^。
人はなぜ知りたがるのかと考える時、自分が知らないその内容が、自分(自分を取り巻く社会を含む)にとってどう作用するか不安になるからという場合が多いですよね。
知りたがる人ってのは、ひらたく言えば小心者か、佐平次さんの言われるように「そんなことは百も承知でその日その日を楽しくわめき散ら」す人か。
いずれのタイプも、知ることによって事態を良い方向に持っていける人ではない気がします。
ところが、妙にそういう人が権力を持ってるという不思議。。。
真実を知るのが怖いのではないでしょうか。
知ることで自分が変わらなければならないのが怖い、もしくは面倒なのでは?
うーん、、、どうでしょう。
例えば外野からヤイヤイ言うだけタイプは、知っても自分を変える気のない人間じゃないかと。
で、小心者は自分が変わらなければならないのが怖いとは思っているでしょうが、変わらない自分に対する周りの目の方をより怖く感じているんじゃないかと。
だから話の仲間に入れてもらおうと必死で情報を集め、付け焼刃の知識武装で自分を大きく見せようとするんだと思います。
まあ僕の見方が当たっているか外れているかは置いといて、上に立つ人間が上のようなタイプだと、下の人間は苦労しますよね。
ということを、佐平次さんの記事から思いました。
でもそこに映っている醜い顔が自分だという真実は知りたくないんじゃないかなあ。
サンチ君関係ないよね。ワンコの世界は解りやすい、嘘がないものね~ お散歩行こう行こう!