普天間も消費税も、、「解散はしません、お家安泰で僕と一緒にやりましょう」 菅総理の烏滸の沙汰
2010年 08月 24日
選挙が怖い一年生議員の歓心を買って代表選の支持を得ようと云う事らしい。
ついこの間まで、年内にも消費税の議論を始めて成案ができたら総選挙で民意を問う、と云ってたような気がするがあれは別人だったのか。
消費税アップはいただけないが、あの発言は日本の経済はそれほど危機に瀕しているという認識が根っこにあってのものと信じたかった。
思いのほか世間の風当たりが厳しいので消費税論議を封じたかのように見えるが肝心の経済の危機状態はますます深刻化している。
日銀総裁と電話で話せばなんとかなるほどの危機なんだろうか。
沖縄の興南高校がぶっちぎりの強さで優勝して宮里藍も目下世界一だ。
半世紀も前に首里高校が初めて甲子園に来た時、入場してくるだけで万雷の拍手で迎えた本土の人たちは彼らが勝つなんて思いもしなかった。
負けても甲子園の土を持ち帰れなかった子たち。
その沖縄の自立・独立について今朝の朝日に三人の意見が載っている。
先日紹介した「小説 琉球処分」にも描かれているのは「日本全体の利益のために沖縄を犠牲にするという構造的差別」(本書の佐藤優解説)が出来上がるプロセスだ。
その構造は現代に至るもなんら変わらない。
民主党は卑怯にも沖縄で候補者を立てもしなかったが普天間基地問題がその象徴だ。
本当に日本に米軍基地が必要だと云うなら「関空でも神戸空港でも佐賀空港でも、住民がそばにいない空港がたくさんありますよね」と知念ウシは書いている。
松島泰勝龍谷大学教授は6月23日に「琉球自治共和国連邦独立宣言」を発表した。
島袋純琉球大教授は古来沖縄にあった「ゆいまーる」共同体の分断支配の道具に過ぎない振興策などを拒否し、国策や基地に従属しない、自治の回復を目指す動きが芽生えているという。
法律的にどうこうよりそこに住む人々の気持ちが問題である、それが“現実的”ということだ。
「小説 琉球処分」にはそういうことが書いてあった。
菅直人は「(この小説を読んで)沖縄の歴史を私なりに理解を深めて行こうとも思っている」と6月4日の総理指名後の記者会見で話したと云う。
どう云う”理解”を深めているのか、わからないが、もし本気で沖縄の歴史について深く洞察し現在の普天間問題に対処しようとするならば政治生命を賭してかかる覚悟が必要だ。
国論が真っ二つに割れることもありうる。
(基地問題に関しての沖縄が)抵抗を繰り返すうちに、沖縄の人々の間に、かつて自らの国家であった琉球王国が存在し、それがヤマトによって、力によって滅ぼされたという記憶がよみがえってくる。そうなると日本の国家統治が内側から崩れだす。この過程が始まっていることに気づいている東京の政治エリートがほとんどいないことが、現下日本の悲劇である。佐藤優が「小説 琉球処分」の解説に書いている。
興南高校の勝利を祝福していればすむものじゃないってことだ。
そういう問題を解決すべき総理大臣が目前の代表選の票集めのために「こっちの水は甘いぞ」と新人議員を誘う、、誘う方も誘う方だがそれで集まる”選良”がいるとしたら、それもこれも烏滸の沙汰だ。
経済・政治・外交、、すべてに国難の時代だ。
いつでもこの命投げ出して国のために働こうではないか。
信じることを成し遂げるためにはなんどでも民意を問うことを恐れてはならない。
そう言う決意・覚悟のある者よ、俺のもとに集まってくれ!
どうせその場しのぎをいうなら、せめてそんなセリフを聴きたかった。
あれじゃ、三年間沖縄の基地問題で民意を問うようなことは起こさないという本音が丸出し。
今日この瞬間にも基地の存在に苦しめられている人々がいることを知っていながらそんな心組みでいるのは、これも差別意識の表れではなかろうか。
メデイアも熱中症ばかりに熱中しないで基地問題を琉球処分の根っこから抑えてしっかりした”啓蒙”報道もして欲しい。
約束の8月は終わろうとしている。
基地は母国へ帰っていただきましょう。
沖縄だけでなく、横須賀もそして北方領土も忘れて欲しくないなぁ。小泉カムバックはいかがでしょうか。
アメリカには逆らいそうもないように思います。
政権維持だけが脳裏にあるのでしょうね。
てめーらの都合のいい時には、自国とはとても思えない非情さで沖縄をつき離し
また利用したいときには、自国のようなふりをする
仏の顔も三度
馬鹿は死んでも治らない
こうなったら、本当に沖縄に独立してもらいたい
ここまでいいようにされて、同じ国民などと思いたくもないでしょうから..
興南高校には訳あって、とても親近感なので
沖縄の友人が早速知らせてくれた
すごいね!
万歳!
そこで候補者をたてない・たてられないところに全てがみえます。
本気で自分の国の問題として考えていないのです。