「追憶」という歌、ご存知ですか？

朝ＦＭを聴いていたら「追憶」（クリックしてみてください）がかかった。
リンクした記事の歌い方はちょっと独特だけど、ラジオの方は男声でなかなかよかった。

中学のときに習ったのだが、悪童どもは「星影やさし～く～」というのを「Ａ野さん、やさし～く～」と替え歌にして、ある女の子をからかった。
Ａ野君とその子の仲を囃したのだ。
なんと他愛もない中学生だったことか。
せっかく良い歌なのにいつも「Ａ野さんやさし～く」がついてはなれない。

去年だったか中学の同級会を長野でやったときにＡ野君もチャコチャン（あ、ばらしちゃった！）も出席したので酔っぱらったオジイチャンたちが声をそろえて（ツモリとしては）囃したが、いかんせん「またたくみ空を」あたりから歌詞を忘れていてハミングというには恐るべきもごもごになったのはご愛嬌だった。


当事者二人ともいいおじいちゃんおばあちゃんになっていてニコニコと聴いていた。
まことに

思い出誘いて
澄みゆく心にしのばるる昔
あゝ　なつかしその日

であった。

この歌はスペイン民謡なんですね。
リンクした記事の中に原文の歌詞も載っているのだが

鳥のように山に逃げなさい
罪に疲れた貴方よ

で始まる、それもなかなか味わいがある。
もっともこの詩では、そんなに日本人には愛されなかったと思う。
チャコチャンも冷やかされなかったけど。
「ほ～し～かげやさし～く」を作詞してくださった古関吉雄さん、ありがとう。

「追憶」といえば今やこっちの方が有名かもしれない。



俺はサリナ・ジョーンズが好きだ。