好い音があふれていたあの頃
2009年 08月 27日
匂いのする方に曲がってみると鰹節やさん、紺屋の白袴じゃなかった。
向かい側の家は玄関を開けはなしていて見るともなく覗くと奥の方にステテコ姿のお父さんが座っていてその向こうには緑があるから中庭なのか。
こっち側でパタパタとハタキをかける音がする。
牛乳やがガチャガチャやってきて俎板がトントンしてカツブシをシャッシャッとかく音がして味噌汁の匂いがして、バタバタと子どもが走り出して、ハタキをかける音がしてパンパンと洗濯物を干す音がする。
お互いが肩書とか匿名ではなく人格をもってつき合っていた人びとが作りだしていた音だ。
柔らかいお母さんの手触りを感じさせる音だ。
音自体も好いけれどその音が響く暮らしが良かったんだな。
一汁一菜でも良かった。
ずいぶんいろいろやってここまでやってきたけれどヨ~ク考えてみると、
あの温かい、いい音に包まれていた頃が一番心豊かに毎日を過ごしていたような気がする。
遠回りをしたもんだ。
塾なんてなあ。
昨日、渋谷に映画を観にいったのだがつまらなくて途中で退場してきた。
水曜のせい(1000円になる)もあって若い人で満員だった。
あちこちで評判がいいのにつられて、、でも退屈だった。
映画の出来が悪いのか俺の感性が鈍ったのかな。
70年代の高校生の青春、それが陳腐でいらいらした。
もういい音がなくなりつつある時代だったのか。
いや、いつだって青春なんて陳腐なものかもしれない。
忙しいわけでなし何も出てくることはないのにね、こらえ性がなくなってるん?
私は見たくてたまらんのですが、渋谷に行くじかんもないの。。
saheiさんアニメ見たら?アニメは日本が誇る最先端の芸術ですよ。
でも、saheiさんには、エヴァよりサマーウォーズの方がおすすめ。
やっぱりみんなが御飯作らなくなってから、いい音もいい匂いも消えたのかもしれないですね。
私は忙しくて気絶しそーになりつつも御飯だけはキチンと作ります。
自分が食べる命を自ら調理することが、感謝のおいのりだと思ってます。
昭和の、古き懐かしき、ヒトコマ、見ているような気がしました。
サンチも、少し見ない間に大きくなって、
わんこ友達(恋人?)、増えたようですね?
青春なんて、陳腐なもの、、、ほんと、そうかもしれませんね。
今思えば、
その陳腐なものに、心底血を注いでいた頃がありました。
これもそれもセイシュン?
心地よい音のある生活っていいものですね。
風の音も、雨の音も、虫の音も、
やはり音には、敏感でいたいものです。
で、映画は、何をご覧になったのでしょう??ちょっと気になりました..。
そこで遊ぶものが、我々と違うのは、別の問題だし、
同じことをやらせることの意義も、世代間の意思疎通なんて、
およそ遊びとは程遠い話になってしまう。
ゲームのなにがいけないのか、きちんと理論武装しないと
誰も顧みない時代になりそうです。
いつでもいい音は流れている。ただ,気がつかないだけさ!
上手くかけなくて,いつも粉みたいになって半べそをかいていたことを思い出しました。
市販の麺つゆが不味くて飲めず、それでも母親を真似て出汁をとるほどマメではなかったので我慢して麺を啜った事。
隣人がゲーム好きで、よほど耳を澄まさなければ聞こえて来ない筈の微かな電子音が耳触りで眠れなかった事。
残念ながら音や匂いに関するいい思い出はありません。
それでも、あの頃不快でしょうがなかった筈の音や匂いに触れると、妙に懐かしい気分になるから不思議です。
まったく見てないです。
5年ほど前に癌で死んだ青年がブログにこの劇画?のことを盛んに書いていたなあ。
マンションとか個室が匂いや音をけしているということもありそうです。
古い日本の家は開放的です。
お父さんのお奈良にみんながふきだす^^。
そういう平面的・開放的な家屋だったんじゃないかな。
映画の題名は、、これから見る人もいるでしょうし、褒めるならいいけれど、もう少し経ってからにしましょう。
お金をもらうのが申し訳ないと思いました。
ゲームって悪いとは思いませんがそれだけに夢中になるのはもったいないような気がする。
もっともっと世界は遊びに満ちている?
すだく虫の音、猫の恋、犬のケンカ、子どもたちの話声、どうかすると御用聞きとおばさんの立ち話まで。
今は、静か?懐かしい音が消えても静寂という感じはしません。
気がつかない、聴こうとしない、鈍になってるのかもしれない。
小さくなると手を切りそうで怖かった。
今は貴重品かな。面倒がってやる人も少ないのでしょう。鹿児島に行った時製造工場を見学したことが懐かしいです。
自分で包丁を使うときも、たまにするいわしのつみれ作りをする時に、両手包丁のリズムが唯一の快音です。
生家の近所に、旧い醤油醸造所がありました、製造期には嫌というほど生醤の匂いに悩まされたことも、懐かしい思い出です。
街中が芳しい匂いに包まれていたのが、オーストラリア・パースの街です。たぶん花木の香りなのでしょうが、最後まで芳香の根源を探ることができませんでした。
思い入れをもっているので、非常に味わいの深い
ブログ記事でした。
建設現場の音も、以前はリズミカルなトンカチ、
熟練の鉋、円熟のノコギリと、まさに創造のシンフォニー
が奏でられ、飽きることがありませんでした。
今は重機の音ばかりですね。
BYマーヒー
どなたかがおっしゃっているように、音も、においも、ことばも、、、、いいものは変わらずに漂っているのかもですね~
そうかあ、マンションだと分からないもんね・・・・。
幸せ感じています。
映画、何を観に行ったのか?わたしも気になります!
誰もエヴァなんておすすめしないだろうから、書いてみたけど、やっぱりsaheiさんには細田監督の「サマーウォーズ」ですなあ、、、
私の眼に狂いはありませんから、機会があればチャレンジして下さいな。
たぶん気に入るだろうし、、うわ最近の『劇画』っておもしろいねえ、って思えたら、若返りますよ、きっと。
パースには息子夫妻がいます。行ってみようかな。
家の前が建て直しをやっているのですが重機です。大工はいないのかとおもいます。
今日観てきた映画「里山」ではシイタケ栽培の人が菌をクヌギに打ち込む音が春の訪れでとても優しいいい音でしたよ。
食べに行きたかったですよ^^。
健やかな家庭ですね。
私は父が早くに亡くなったせいかもしれませんが。
なんとかいってみます。
生活の音ではありませんが…音のない「盆踊り」があるようです(^^;
不思議な光景で…不気味です(>_<)…見ていても楽しいものではないでしょうね(*^m^*)
高円寺の阿波踊りの音が懐かしいです~♪
お祭りのお囃子は賑やかでなくっちゃね…~♪(*'-^)‐☆