初めての入浴体験 なるほど銭湯ってよさそうだ

ボクもだいぶ大きくなった。
て、体のことじゃなくて心、なんていうか分別がついてきた。
自覚するのがエライでしょ＾＾。
前なら佐平次が外出する気配があるとゲージに入れられるのが嫌で逃げ回ったものだが今は自分からさっさと入って行く。
夜だって佐平次が寝室に行っちゃうと寝室にある小さなゲージに一人で入っていく。
よけいな世話かけたくないもん。
朝、目が覚めると（５時ころ）、どうしてもクンクンしたり脚でガシガシやってしまうけれど、それだってずいぶん控え目にしているつもりだ。

（富士見で、ハンモックに乗って空眺めてる佐平次を眺めてるボク）

散歩は相変わらず好きだけど、前のようにリードを見せられただけで飛びあがって喜ぶことはない。
最近は涼しい朝の内、６時半なんて時間に出かけることも多いけれど、今朝は９時過ぎだった。
佐平次、この頃落語だのなんだのお出かけが多いので疲れたのか、部屋の掃除に念をいれていたからかなあ。

散歩の途中でいろんな犬にあうけれど、前ほどどの子にでも見境なくじゃれたりしなくなった。
ボクはもともと行儀はいいから吼えることはないし、ちゃんと座って待ってそれから礼儀通りお尻を嗅いでいるけれど、中にはお兄ちゃんやお姉ちゃんでもやたらに吠えたり飛びかかってきたりするのは、あれはきっと親の教育が悪いんだろう。
親と云えばウンチやおしっこをそのままにしている不埒な親もいる。
佐平次はその点自分の親ながらちゃんとしてるぜ。

（ヤブラン）

佐平次はブログとかいうのをやっているらしく途中で花や建物の写真を撮るのが好きだ。
最近はボクのことも書いているらしい。
変なこと書いてなきゃいいんだけど、なんしろ口が軽いってのか他人の思惑なんて気にしないで何でもくっちゃべるからな、何べんも失敗してるのに懲りない男らしい。

家に帰ったらいつもは玄関のタタキで待ってろといわれて脚をふくのに今日は抱きあげられてつれていかれた。
どうすんだろうと思ったら佐平次もスッポンポンになってボクを抱いて風呂に入るじゃないの。
びっくりしたなあ、もう。
思わずばしゃばしゃやっちゃった。
佐平次は風呂の掃除とボクのシャンプーと自分の汗流しを一緒にやってしまった。

（台所、ボクは行っちゃいけないんだけど、なんかやってると思ったらオープンサンドを持ってきた。
牛乳、コップについでくればいいのになあ、でもときどき流しんとこで立ったまま食べてることもあるから、まだましか）

耳をかばいながら、シャンプーをうすく溶かして丁寧に洗って大きなタオルにくるんで居間の扇風機の近くでふいてくれた。
ドライヤーも冷風だと気持ちがいい。
乾いたら膝に抱いてブラシ、これが前は大嫌いだったけれど最近はだいぶ我慢ができるんだ。
今日はずいぶん時間をかけて全身をブラシしてもらった。
いい気持、なんだか眠くなっちゃったよ。
佐平次もときどきやってきてはボクを撫でてふわふわしてるのを楽しんでる。


どうやら今日は流石に家で本を読んでいるようだ。
隠居なんだから少しは落ち着きってものも身につけなきゃね。