かくも品性下劣が許されるのか 西川社長と三井住友グループの厚顔無恥
2009年 06月 17日
鳩山が唯我独尊で突っ走ったというような見方もあったからこれは良くやったと思う(社長候補の名前まで具体的にもらしたのはやりすぎだが)。
普通に私信をばらすというようなこととは次元の違う話だ。
その後、総理が記者会見で「ノーコメント」と云ったときの目は泳いでいて死に体の目だった。
そして「私信を公開するのはおかしい」というコメント、トンチンカンなコメント(第三者が言うのならまだしも)だがこの人はよくこういうソッポな物言いをする。
ランチのために駅構内を歩いていて夕刊フジの見出しが目に付いた。
日本郵政には民間出身の役員が8人いるがそのうち西川社長、副社長、専務、常務など5人が三井住友系企業の出身、ゆうちょ銀行では4人、郵便局会社では4人が三井住友系だという。
そのほか土地の信託契約の受益権の住友不動産への売却、ゆうちょ銀のクレジットカードの事業委託先を三井住友カードとした、株式事務代行などを大和証券とした、など人事や取引で社長の出身企業グループとの密着ぶりが取り上げられていた。
「李下に冠を正さず」どころではない。
手籠片手に棒を振り回して歩いているようなものだ。
腹心の部下を一人か二人連れて行くくらいなことはあってもおかしくないがここまでは恥ずかしくて出来ないのが普通の感覚ではないか。
三井住友グループも自分のところから社長を送り込んだ以上は郵政との取引からは身を引くのが西川に対する配慮だと思う。
薄汚い俺でも聞くだけで恥ずかしくなる。
郵政改革なるものが三井住友にいた人たちに牛耳を取られるようなものだとしたら、それは郵便事業に携わってきた多くの人々の思いや志とは何の関係もない、ひたすら数字合わせの利権の切り売りになりかねない。
民営化することは郵政事業が国営の時にもっていたあるべき姿や使命を下劣なものに貶めるものではないのは当然だ。
多くのまともな郵政社員が気の毒だと思った。
JRが民営化の後株式上場を急いだのは今回の日本郵政に見られるように国(国交省大臣)による社長人事介入を嫌ったということもあるのではないか。
つまり株式上場がなされていない現在の日本郵政社長は株主である国(=国民)と監督官庁である総務大臣の人事権の下にあるのは当然のことなのだ。
不適格な役員にはノーというのが国民の意向を代表する政府の義務でもある。
その意味で今日の党首討論での麻生発言が根本的に間違っているのは↓に書いたとおりだ。
そしてかんぽの宿問題を取り上げるまでもなく上記のような経営姿勢を見るにつけ日本人が営々と蓄積してきた郵政の資産を委ねるには品性において欠けると言わざるを得ない。
今日の新聞記事では朝日朝刊に辺見庸が死刑制度のことを書いていて、そちらのほうを記事にしたかったがつい西川郵政問題で熱くなってしまった
類は友を呼ぶとはよく言ったものです。
郵政は三井住友で済みますかね。竹中とか金融マフィアとか、もっと怖いことになりませんか。
その熱さ、伝わって参りました。
うん、うんと、私も、一気に読ませていただきました(^^ゞ。
恥ずかしさや品性は何処へ?
みなさま、同じような顔に見えてきました.....。
みんなの国の事なのに、この人達は自分さえよければいいのね。
昔、年末年始の郵便配達のバイトやった事があるんですけど、、みんなで一所懸命に働いて、局員の人達も親切で素朴だった。
時給は安いけど、優しくて真面目な人の多い郵便局っていいなあって思いました。
こういうの聞くと、、なんだか空しい気持ちになります。
私は悲観的ですよ。
おまえたちの私有財産じゃないんだと。
JRの民営化の株式上場を急いだ背景まで理解できました。
saheiziさん撮られるお花を見ては、まだまだ知らない見たことない花がいっぱいです。植物だけでも忙しい春夏です。
>人事や取引で社長の出身企業グループとの密着
大口融資や増資を引き受けるごとに人を送り込んでくるのがこの銀行、そして国際金融マフィアの基本行動。何となく清朝末期の列強を連想します。
さらに、取引先の管理職の個人住宅ローンでも抱き合わせ融資の押しつけ。まさに脅迫でした。
>会社経営のイロハを心得ないと
「株券が満期になったら...」との発言に仰天していたら今度はこれ!
70年近くの人生、何をしてきたんだろう?
彼が栗林中将のように見えてきました。
実は実は、がどれだけ出てくるか?