ランチ天国・大塚はいいよ！

これは昨日初めて行った大塚駅前の「世界飯店」、主人がミャンマー、奥様がベトナム生まれの中国人がやっている”中華”。
「焼鴨ご飯」が有名だ。


大塚は侮れない。
食い物屋の充実。
特にランチにはどこに行って良いか迷ってしまう。

まず、蕎麦は「岩舟」だ。
もう何べん行ったか分からないが、いつ行っても期待に応えてくれる。
ここのソバ湯を何杯も啜るのは嬉しい。

若夫婦が精一杯上質な食材でもてなしてくれる「くう」、気取らないけれどセンスの良い料理もいいけれど奥さんのいつも初々しい接客が又いいのだ。



「手打ちうどん　恩田」、最近知った店、時どき休むのが玉に瑕だが、鶏、ちくわ、げそ、野菜などの天ぷらに讃岐うどん、行列の店だ。
上海小皿料理なら「小閣楼」、上海チキンで有名だが、ネギソバ、坦々麺などもうまい。



そして洋食は「ＧＯＴＯＯ」、広田産のカキフライが旨い、のだが、、惜しむらくはマスターなのか、トテモエバッテルオッサンがいる。


これも最近行った「太陽のトマト麺」。
みた所韓国の辛い料理に見えるがトマトの赤み。
ここの若い女性スタッフがとても明るく爽やかで人懐っこい。
カウンターの中からにこにこ笑って話しかけてくる。
食べ終わって表に出ている看板の絵を見たら、これは彼女が描いたんだろうとすぐ分かった。

そして夜は居酒屋は多いぞ、代表格が「串駒」髭のお父さんの勧めでツイツイ呑みすぎるのが問題だが、旨い創作料理を出す居酒屋の嚆矢みたいな店だ。
姉妹店がおでんを主体にやっている。
「江戸一」も有名な風格のある居酒屋だ。
そんじょそこらの若者には近寄りがたいかも（値段じゃない）
別格官幣社が江戸料理の「なべ家」、ここはちょいと敷居が高いかな。

（天祖神社の昼休み）

全ての店が駅から５分に集まって、その行き来に小さな菓子やとか、神社とか、魚や、本や、、冷やかして歩くのも楽しい。
今朝のように気持のよい青空の日は食後の散歩もいい。
狭いエリアにきちんと季節感がある。
ちょっぴり猥雑さもあるなあ。
都電があって山手線の下をくぐっていくのが独特の風景と音を造っている。


もう一つ、どの店（ＧＯＴＯＯといえどもスタッフは一生懸命だ）にも素敵なスタッフがいてなんだか自宅に食事に帰るような気にさせくれるのも大塚の魅力だ。
マジ、年末には挨拶をするつもりで飯を食いに行くくらい。
等身大の町だ。


ショッピングセンターが無いのにちっとも不自由ではない。
それどころか、ショッピングセンターがないから町の魅力が生きつづけている。
ＳＣの開発に携わった人間としては肝に銘じなければならない。