あがり症に苦しんだあの頃のことを思い出した
2009年 02月 19日
結婚式で三々九度の盃を口に持ってくるときに震えてこぼしてしまったのがタイガーホースだったかも(堂々と干す妻が眩しかった)。
それからは大きな会合で司会をするとか発言をするときに震えるし口が強張って辛かった。
宴席でもちょっと大事なお客さまだと盃で乾杯してこぼすのが嫌でビールのコップを両手で包むようにして口に持ってきた。
飲んでしまえば落ち着いて自分なりに大胆かつ当意即妙に話が出来た(そうなるまでピッチをあげて飲んだ)。
多くの人はその姿で俺を見ていたからその落差が辛かった。
対人関係のない仕事に転職したいと靴磨きのオジサンを見ながら考えた。
マジ自殺すら念頭をよぎった。
偶然に大学時代の友人にあって「森田療法」を教わり「生活の発見」という機関誌を定期購入した。
医者にいく勇気はなかった。
その雑誌には同じような人の事例がたくさん載っていた。
あがり症の人間は”完全主義者”であることが多い。
なんでもミスしてはならない、完璧にやり遂げなければならないと思い込むことが極度の緊張を産む。
完璧主義を自分のプラスと考えてそれを活かす為に言うべきことについて準備せよ。
上がらない工夫などに無駄なエネルギーを使うとますます固執して逆効果だ。
自分の性格のプラスもマイナスもあるがままに受け止めてやるべきことに全力を尽くすこと。
震えを無くそうと思わずにとことん震えてもいいから自分の言いたいことを言う。
自分が気にしているほど他人は君の震えを気にしていない。
気がついてもそれはあるがままの自分に気がついてくれたのだから有難いくらいのもんだ。
そんなことを読んでいるうちに、だんだん楽になってきたのが不思議だ。
ずいぶん前にとても大事な会合でトップバッターで発言しなければならないことになった。
この日に醜態を曝したら自分だけの問題じゃなくなると思ってチョー緊張した。
当日の朝、よっぽど酒を飲んでいこうかと思った。
コップにウイスキーをついで眺めているうちに、今日これを飲んだらこれからずっと飲まなければならないことになるかもしれないと思ってコップの中身を流しに捨てた。
やっぱり、その会では足が震えて視線が定まらず、予定の時間を遥かにオーバーしてしまった。
しかし、なんとかやり遂げはした。
普通の人からみたらどうということではないけれど俺にとっては大事業だったのだ。
何人かの人から「良くやったよ」とも言われた。
あの時友だちに会わなかったら、そして恥を忍んで相談しなかったら、あの時コップを干していたら、と思うとちょっと恐ろしい気持ちになる。
あがり症が治ったわけではないから今でも上ずってしまったり手が震えることもある。
ニコニコと普通にしゃべれる人が羨ましい。
私の場合、とても緊張して、上がっているのに
余裕があるように見えるらしいので、随分損をしていそうです。
最近はオバサンが板について少しよくなりましたが、やっぱりあがります。
短時間で有名な人をキッチリ撮影しなきゃいけない仕事が続いた時は、
胃に穴があきそうなプレッシャーに苦しみました。
今でもプレッシャーの大きい仕事がくると、本当に辛いです。
だけど森田療法の言う通りで、人にどう思われようが失敗しようが「いま言いたい事」をつかんだ時にずいぶん楽になった気がする。
大切な事を思い出させてくれて、ありがとうございます。
本人には申し訳ないけれどほっとすることも。
ホントにひどくなると呼吸が苦しくなり視野狭窄になりました。
写真を撮るようなアクションは喋るのと違ってあがっても影響は少ないのではないかと思ったこともありますが、よく考えるとシャッターを押す時に震えたらい、フアインダーがちゃんとのぞけないかもしれないですね。
発芽率は問題ないくらいいい品質の種を買ってもらっているにですが、環境が変わるとうまく発芽して育ってくれているのか心配でどうしても気になっていたんです。
最初はかなり緊張していましたが、皆さん快く教えてくださいました。本当に嬉しい限りでした。
園児の頃からそうなのです。矢張り脳に欠陥があるようです。
だから未だに理由根拠不明のママ開会の辞や乾杯の音頭ばっかり。主賓や会の趣旨も知らない場合も珍しくありません、
世の中って、いい加減ですね。だから楽しい之kな。
逆に堂々としゃべるから無責任かといえばそうとは限らない。
CFさんがどうかはわからない^^。
結婚式のスピーチには、今も泣かされています。
相手のお嬢さん方の一番手は必ず、会社の部長級か企業の社長さん。海千山千の方々ばかり、一介の素浪人ごときでは、歯が立つ相手ではありません。
必然的に、短時間の間でのガブ飲みになります。スピーチを終わった後の醜態は入院中の彼とあまり変わりの無い状態であったろうと思っつています。
次回は、断るぞと思いながらも、頼まれれば又やる懲りない男です。
このことを人にこっそりと告白しても誰も信じてはくれません。哀しい限りです。
それで嬉しいのですよ。あがり症万歳!
太極拳で、一人名指しされた人が友情出演をお願いして一緒に舞うのですが、なんと友情出演を頼まれて皆の視線をあびました。
頭の中が白くなりかかり、顔があかくなり、緊張して手が震えました。先輩は緊張することは良いことだと慰めてくれたのですが、これから先何回もありそうです。避けて通れないから困りました。
平気でやれるようになったら感動も薄くなる?
でも実は私もあがり症です。そんなこと言っても誰も信じてくれませんが。
完璧主義者だからアガルというのを知ってちょっと気が楽になりました。
カラオケなんかだと大勢の前で歌うのは全然へっちゃら、でも音楽の演奏とか
スピーチとかはいつも心臓口から飛び出しそう。
なのに、どうしてよりによってその苦手なことにいつも関わっているのか、自分の
ことながら理解に苦しみます。もしかしてマゾなんでしょうか!?
↑にも書いたように意外な人が上がるのをたくさん目撃してますから。
二度と経験したくないような緊張感やプレッシャーに耐えて何かをやるって、それは結構イイものではないですか。
ピリピリする空気も嫌いじゃないです。
マゾとはちょっと違うように思うけど。
なんともいい言葉です。