七色畑って分かりますか?

緑のそよ風 いい日だね
ちょうちょも ひらひら 豆の花
七色畑(なないろばたけ)に 妹の
つまみ菜 つむ手が 可愛いな
緑のそよ風
清水かつら作詞・草川信作曲
七色畑って分かりますか?_e0016828_2205269.jpg

ginsuisenさんのブログで小松菜の水栽培の噺を読んでいたら浮かんだのがこの曲だ。
こまつな=つまみな、なんとなく音が似てるからか。
チェ・ゲバラでチャンチャン(キューバの音楽)を思い出したり、記憶は音楽とくっついているのが多い。
歌から友だちの妹のおかっぱ頭が浮かんで、蝶々がひらひら舞っている田圃の景色が浮かぶ。
そして菜の花の匂いとなって、それが菜の花の辛し和えの味になる。
連想に身を任せるのはいいものだ。
五感が刺激される。

ところで七色畑って、今もいうのかな。
都会の住宅地に豪壮な家を構えている”農家”は節税対策として七色畑を作っているのかもしれない。
「あんなのは宅地並み課税をすべきだろう」なんて可愛い子どもたちの歌声から噺は堕ちてしまった。


茄子、トウモロコシ、キューリ、ピーマン、トマト、シソ、、七つにならないな。
我が家族が県営のバラック住宅に住んで、猫の額と言ったら猫が気を悪くしそうな庭を掘り返して作っていたもの。
究極の有機、自家製肥やしだった。
母が出勤前のわずかな時間にバケツに汲んで柄杓で撒いていた。
馥郁たる香りが30メートル四方に立ち込めた。
密集したバラック建てのご近所。
窓は開けっ放しで朝ごはんを食べていたから、さぞかし、、。
だれも文句も言わず仲良し助け合いの仲間たちだった。

臭くて温かくていい思い出だ。
Commented by takoome at 2009-01-29 23:23
サワディ〜カ〜
ここは今でもそんな感じです。
近所、そんなに仲がいい訳ではないけれど・・・・
Commented by ginsuisen at 2009-01-30 00:42 x
七色畑って、ゴマが入るのでは。昔、水田の周りにはゴマを植えたそうです。それで、ゴマにはすごく虫(気持ちの悪い)がつくので、それを取るのが嫁の仕事だったとか。
saheiziさんの自家製肥やし・・ロシアの菜園・ダーチャ(2人に一人が持っている。プーチンも。ピョートル大帝やチェーホフの時代から続いている)は今でもそうらしいですよ。トイレは昔の日本並みで、それを撒くらしいです。
>リンク・どうもです。でも、我が家の庭には撒けませーん。
Commented by kaorise at 2009-01-30 01:29
いい思い出ですねえ、、やっぱり素敵なお母さんです。
私も小さいころ暮らしたドブ川のある長屋がひしめく下町の暮らし忘れられません。
お隣が手作りのテイラーで、毎日一家そろって型紙を切ってスーツを仕立てていました。
子育てで神経質になっている母が怖くてよく逃げ込んだりして、、近所の大人皆に育ててもらったなあ、って有り難く思い出します。
Commented by saheizi-inokori at 2009-01-30 07:12
takoomeさん、芳香漂う、今でも!すごいなあ。
Commented by saheizi-inokori at 2009-01-30 07:18
ginsuisen さん、「目黒のさんま」の殿様はお膳に出た菜っ葉の味がいいのは下肥えがかかってるからと云われ「苦しゅうない、これにかけてまいれ」というのですね^^。
Commented by sweetmitsuki at 2009-01-30 07:19
匂いで思い出す記憶ってありますね。
石油ストーブの匂いとか、隣の晩ご飯のカレーの匂いとか。
自家製肥やしの香りは、地方の観光地でない田園にツーリングに出掛けた時の思い出が甦ります。

Commented by saheizi-inokori at 2009-01-30 07:21
kaoriseさん、そうですか、あなたも長屋住まい、なんとなく嬉しいです。
壁一枚、隣の、家にないテレビも「三匹の子ブタ」を“聞いて”ました。
Commented by saheizi-inokori at 2009-01-30 07:24
sweetmitsukiさん、たき火、プールの消毒、草いきれ、友だちの汗、味噌汁、、、次から次に思い出します。
Commented by 旭のキューです。 at 2009-01-30 07:58 x
「馥郁たる香りが」が読めませんでした。教えてください。
Commented by 散歩好き at 2009-01-30 08:46 x
暦では冬は1月16日で終わり2月3日まで土用と言う季節で迎える春の準備期間です。2月4日が立春です。(土用は四季にあります。)
寒さに耐えて体の奥に潜んでいた陽気が体表に出てきて芽を出す準備も人体でもしています。
Commented by saheizi-inokori at 2009-01-30 10:00
旭のキューです。さん、「ふくいく」です。「よい香りが漂う様(さま)」という意味、どうも「馥郁たる香り」は「良い香りがする香り」みたいにダブったいいかたのなっているようです。
本当は「あたり四方が馥郁とした」でいいのかも。
気どって書いたのです。中身がチョッとしもがかっているから^^。
Commented by saheizi-inokori at 2009-01-30 10:01
「あたり四方」も「あたり」でいいのかな。でも「あたり一面」というから広がりを表すのかも。
言葉は良く考えて書かないといけないんだなあ。
Commented by saheizi-inokori at 2009-01-30 10:05
散歩好きさん、今の土用は何を食べるといいのですか?
野菜?鰻も食べましたが。牡蠣が美味しい。
Commented by 散歩好き at 2009-01-30 10:25 x
夏の土用にウナギを食べるのは丑は季節は冬、時刻は午前2時頃陰気(寒さ)が一番強い時で夏の後の一番暑い時に丑(陰)を呼ぶ考えです。「う」の付く食べ物なら何でも良いのです。ウドンを食べる地方も有ったとか。
其の言い伝えとは違いますが薬を使っていると春の成長を助ける桂枝(ニッキ)のような弱い芳香性の辛味のあるものが良いように思います。
Commented by イネ at 2009-01-30 10:31 x
緑のそよ風の歌、いいです。
歌詞もメロディーもリズムも。
あら、でも歌ってみると意外に難しい。
宝物のような思い出のお話、ありがとうございます。
Commented by rinrin at 2009-01-30 11:25 x
この歌はいつ習ったんでしょうね?
全部の歌詞はうろ覚えで、・・・もしかして、みんなのうた、とかだったのかも?七色畑なんて、光って見えたのかしら?春よこい1ですね
Commented by saheizi-inokori at 2009-01-30 12:26
散歩好きさん、ありがとう。韓国料理はスパイスも効いてよさそうですね。
Commented by saheizi-inokori at 2009-01-30 12:27
イネ さん、そうですか?
歌い易いと思いますが、、もっともラベルが違うかも。
クサイ宝物です。
Commented by saheizi-inokori at 2009-01-30 12:29
rinrinさんのオタクにもあるのではないでしょうか?
自家用に多種の作物を育てる畑、七色というのは「幾つも」くらいな意味でしょうね。
Commented by 散歩好き at 2009-01-30 13:26 x
辛味は本来、春の気を剋します。弱い辛味でスイカに塩をつけるように春の気を引き立てるのです。
辛すぎるは良くないです。
Commented by saheizi-inokori at 2009-01-30 14:15
散歩好きさん、ありがとう。「すぎる」のはいつも良くないですよね。
今山椒の入った酸ラーメンを食べてきました。
それほど辛くはないものです。あったまりました。
Commented by みい at 2009-01-30 22:24 x
七色畑っていい響きですね。風景が浮かんでくるような・・・。
早く春がくるといいな。
なんか、いい思い出話ですね。
Commented by saheizi-inokori at 2009-01-30 23:21
みい さん、二番の二節は「ぶらんこ ゆりましょう 歌いましょう」です。気持ちが弾みますね。
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by saheizi-inokori | 2009-01-29 22:10 | よしなしごと | Trackback | Comments(23)

ホン、よしなしごと、食べ物、散歩・・


by saheizi-inokori