男はいつまでもかっこいいガキでなくっちゃ 映画「エグザイル/絆」
2009年 01月 07日
シリアスなのはあまり気が進まない。
笑えるもの。スリルがあるもの。カッコいいもの。シャレてるもの。
心の底に恐ろしい闇を抱えているからギャングの打ち合い・騙しあいみたいなのは好きだ。
荒唐無稽なスパイ活劇もうまくできていれば面白い。
ほとんどここに書かないから何を見たかも忘れている。
「レッド・クリフ」「ゲット・スマート」、、アア、駄目だ。
マア、思い出せないようなのが今の俺にはいい映画なのかもしれない(全部ソージャンっていうな!)。
今年は寄席より先に映画に行ってしまった。
「エグザイル/絆」。ジョニー・トー監督。
香港と中国の共同制作、カッコいい役者が出た。
マカオのアパートに二人連れの悪党(見るからに殺し屋〉が二組やってくる。
アパートに住む美人とその赤ん坊の父が帰ってくるのを、外で待つ。
一組は帰ってくる男を殺すために。
もう一組はそれを阻止するために。
二階の窓から下をみる妻の不安なまなざしに捉えられた男たちがいい。
帰ってくる男はギャングのボスを撃って逃げていたのだ。
なぜ、帰ってきたのか。
家に帰りたかった、他にいくところがないから。
室内で撃ち合う5人は、実はガキの頃からの仲間、とてもの親友たちなのだ。
壮絶な撃ち合いの後(何故かひとりも傷つかないのだが)揃って部屋を修復してひとりが鍋を振って妻も加わり冗談を言い合うところなんていいよ。
記念写真を撮るのだ。
でもやっぱりボスの命令だから俺はお前を殺す、死ぬ前に何が望みだと言うと「妻子に金を残したい」。
結局、金を作るために、呉越同舟、みんなである新興ギャングのボス殺しを請け負う。
二人のギャング、とくに殺せと命じた方のおっかないギャング、オカシミもあっていい。
5人のそれぞれがカッコいい。
生き方・死に方がカッコいい(実際にはミジメなんだが)。
ハードボイルドだど。
妻と、もう一人娼婦が重要な役を果たす。
男はいつまでも幼稚なガキばっかりと思える。
それがカッコいい。
ハードボイルドだぜ。
音楽、映像もいい。
私の初ハードボイルド映画はアルトマン監督のロング・グッドバイでした。
小学生だったけどとても心ひかれました。、
大人になって、リバイバル上映を新宿で見た時は、いい映画ってどんな内容でも子供にも伝わるんだなあって感動しました。
のではないかな^^。
おめでとうございます…本年もよろしくお願いいたしますm(_ _)m
生き方に「みっともない」とか「かっこいい」とかは解りませんが(^^;
みんな一生懸命に生きている!と思いたいです…
今年も都内散策…いろんな処をご紹介くださいね~♪
今年も教えてくださいね。