空はどうして青いの? いろんなことを映すから?
2007年 12月 05日
何事かと振り返ると「洗濯モン、出しっぱなしで来ちゃった」と、仲間に言ってる。
不機嫌が治ってしまったぜ。
駅で車椅子のホームレス、だろうな、女性が毛布でグルグル身体を巻いて車椅子に座っている。
男性がなんか食べ物を差し出している。
夫婦なのかも知れない。
難儀だなあ。
夜、末廣亭で扇橋が「二人旅」で歌を歌った。
空はどうして青いの?ちょっと金子みすヾみたいでしょう。
海の色が映るの。
海はどうして広いの?
魚がたくさん泳ぐから。
魚はどうして跳ねるの?
雲を近くで見たいから。
雲はどうして白いの?
カモメの好きな色だから。
カモメはどうして飛ぶの?
虹を渡ってみたいから。
虹はどうしてきれいなの?
坊やが空に描いたから。
実は和田誠の作詞らしい。
トリは古今亭志ん輔。
「お直し」、志ん生が文部大臣賞をとった女郎と牛太郎の噺。
どうにもだらしない男と身を捨てて尽くす女、45分の大熱演で聴かせた。
この噺を高座で聴くのは初めて。
この詩を読んで、唐突に、35年前のことを思い出しました。ちょっと心を惹かれる彼女がいた。(もちろん片想い)美大出身の彼女が見せてくれた絵は海と空の絵でした。「この絵に何か言葉を書き添えてほしい」と頼まれて考えた言葉が
『海はどうして青いか知ってるかい? 青いお空の涙なの
お空はどうして青いか知ってるかい? 青い海の鏡なの』
たわいもない言葉を考えついたもので、今となれば赤面ものですが、当時は気に入られたい一心で、必死に考えたのを覚えています。空に「お」が付くのに海に『お』が付かないのはヘンかなーと思ったものでした。35年後に和田誠のこんな詩にお目にかかるとはなんだか妙な気分です。
当然のごとく彼女とは何の関係も生じませんでした。『お元気ですか』で始まる彼女の手紙は引き出しの一番奥に、今も保管してあります。
今も大事に飾ってあるかもしれません。」
額に入れて飾ってあると思います。素敵な想い出ですね。
男の方の青春時代ってとても 純情・・・お話伺って素敵だな~
と思います。
和田誠の詩 いいですね。コピーさせて頂きます。
賛をスラスラッと、umeさんにも感服ですね~。
それともあまりの素晴らしさに恐れをなしたか?