トラボルタが一番かな 「ボーン・アルティメイタム」「ロンリーハート」「沈黙の微笑」
2007年 11月 26日
何故かどれもアクション、ドキドキもの。
「三丁目、、」とか「めがね」とか癒し系、ほのぼの系、「宇宙の真ん中で、君だけが、、」系に足が向かなかった。
「ボーン・アルティメイタム」
どうしても憶えられない題名だ。
ボーン(マット・デイモン)というスパイ・暗殺者の物語、シリーズ三部作の完結編。
前のもみていたが今度のが一番だという評判に釣られてみるとそれ程でもなかった。
冒頭、虎の尾を踏んで命を狙われる記者をボーンが携帯で誘導して救おうとするところが一番スリリングで「なるほどプロだなあ」と思わせて面白かった。
カーチェイサーとか戦いのシーンは、そりゃ手に汗はするかも知れないが、今はこういうことではそれ程驚かなくなっているんだなあ。
スジは?いらないなあ。この程度なら。
と言うより、そういうシーンは「ダイ・ハード」あたりに任せておけばいいのに。
そういえば上海帰りのリルならぬ梟は機内で「ダイ・ハード4」を観たのだがいよいよラストの盛り上がりと言うところで東京についてしまった。
行きは「ヘア・スプレー」をちゃんと見られたのに(普通に面白かった)。
「ロンリーハート」
1940年代のアメリで起きた連続殺人事件(実話)。
ジョン・トラボルタが自殺として片付けられそうな事件に疑問を抱き執念で追い詰めていくところがなかなかいい。
奥さんに自殺されて(遅れて入ったのでそこをみてないのだが)遺された坊やといろいろあったり職場の女性と恋仲になってそれでマスマスいろいろあるのだが、サラッとした描き方でいいと思う。
トラボルタは機内でみた「ヘア・スプレー」の肥ったママ役よりもこっちの方がいいなあ。
相棒の男に結婚詐欺の相手を殺すことで自分への愛を示せと迫る女が美人過ぎて、「なんでこんな男にそれほど?」というところはあるけれどスリルもあったし、よくできた映画だと思った。
最後に死刑のシーンがきっちりと描かれる。
そういうのが苦手な人は要注意。
一生懸命やって、一体何が変わるの?
虚しいっチャ、虚しいけど、、でも俺はこうしか生きられんのだ。
不器用で、、。でも恋人と息子がいるし、、。
みたいな。
「沈黙の微笑」
どこか(アメリカだったか、そんなことはどうでもいい)の情報組織の殺し屋・スティヴン・セガールがトンでもない薬物を開発して人間改造をしようとする犯罪組織と戦い・勝つ。
その薬を飲むとかすると超高速・強力な殺人機械化するのだ。
どうしてこういう映画を観たか我ながら不思議だ。
スティーヴン・セガールなんて別に好きでもないのに。
まあ、弾みってやつか。
「オヤジの映画祭」と称して「沈黙、、」シリーズ(と言っても邦題をそうしているだけなのだが)を上演している。
健さんや鶴田浩二のヤクザ映画をただただ観ているのとよく似ている。
任侠映画には細部に凝ったり筋書きも込み入っていて健さんの怒りや哀しみに感情移入するような工夫があるけれどこちらはあまりそういうものはない。
無口なセガールオヤジが単刀直入に悪者の所に乗り込んで問答無用でやっつける。
俺は見たことがないけれどアメリカのポルノってきっとこんなだろうな。
早いところ見せちゃえ、みたいな。
大きな男、頼りになるなあ。強いなあ。
スカッとするなあ、そう思ってみていればいい。
食べ物をひとつづつ書き出すとさぞかし物凄い量を食べているように思うけれど実際にはそれほどでもないのと同じです。
風邪なのか咽喉が痛く咳が止まらないので今晩はもう寝ます。
邦題をつけても種切れなのか憶えにくいのが多いですね。