盃を上げ ウタエヤ諸人~ 白金「ロンフーフォン」の夜は楽しい
2007年 10月 10日
俺たち15人で貸切。
予約が取れないので評判の店だ。
3人が今月誕生月で、うち一人は今日がジャスト誕生日。
「ハッピーバースデイ~」シャンパンで乾杯。
最後に登場したのが写真の「バースデイデザート」、左が「カボスのゼリー」右は「杏仁豆腐」。
店主がハルピンで買ってきたという仕掛けが楽しい。
火をつけると噴火して蓮の花が開く。
オルゴールが「ハッピーバースデー~」と鳴り出すと、もう一度みんなはパンパンのお腹を抱えて唄い出す。
これがこの夜の全てを象徴してるね。
「豆腐にピータンを練ったソースとトンブリをかけたもの」「湯葉の醤油漬けとくらげの胡麻和え」、くらげは「くらげの頭」、普通のくらげ(くらげの皮)と違って水で何日も塩抜きをしたもの。
コリコリが”太い”っていうのかな。
「えび芋と水菜の炒め」「マコモ竹とネギの醤油味」(左下)「豆腐の皮で包んだ五目野菜」
「鯛の身のワンタン仕立て」(右下)鯛の頭も美味しかった。メン玉は誕生月のHさんに進呈(涙と生ツバを呑んで)。
「ネギを含ませたピンでピリ辛のナス味噌をくるんで手づかみで食べる」(左下)
”包んで”食べるものが続いた。
「この店は西武系ですかね」「何処にいっちゃったんでしょうな」
何だかなあー意味不明の会話に盛り上がるオジサン。
当店名物「黒酢の酢豚」(右上)「かぼちゃの饅頭を乗せた卵麺」
メニューは銘々に小皿に盛って出される。
繊細とか洗練というより人懐っこい素朴さを楽しむ。
そうは言っても流石に人気店、皮の焼き、野菜の炒め加減、味も濃すぎず薄すぎず、要するにいい塩梅とはこのことか。
お茶、鳳凰単叢と阿里山の2種類、どちらも素晴らしかった。
電器屋の2階で看板も何もない隠れ家のような店。
座り心地のよい椅子で、2つのテーブルが映画にヤカンに落語にー
次から次へと話題は尽きず笑いも絶えずー
そうやって食べるのにピッタリの店、ピッタリの客だった。
saheiziさんのブログで随分美味しそうなお料理を何百と紹介していただいているのに、チャンスがないものですね、なかなか味わえません。
蓮の花が開く面白いロウソクですね。
子どもの頃はもっとユックリ来たのになあ。
でもtonaさんは世界をまたに駆けていらっしゃるから私よりずっと珍しいものを食べていると思います。
そんな雰囲気が伝わってきます。
去年、僕がブログを始めたときにお誘いいただいたのに、辞退しちゃってもったいなかったなぁと思います。
でも、ネットの関係をリアルに持ち込みたくない主義なんで。
んでも、もったいなかったなぁと(^^;)
微妙です、この年になると祝う方が嬉しいような気も少しある。
現に私は何を商売にしているかは内緒。
そういう付き合いばかりではさびしいですが、こういう付き合いもまたよし、です。
値段も安くはないけれどそう高くもない。
味も悪くなく、、リラックス、一度は行きたくなるかな、隠れ家風ってのもうまい戦略だし、なるほど。予約取れないのも。