社内の情報開示が内部統制の鍵だ
2006年 11月 01日
Γ内部統制」とは経営そのものであり社長の仕事だ。全く同感だ。
その中で最大のテーマはΓ情報開示」、特に社内における透明性の確保だ!
会社の具体的な目標・方針・計画はどうなっているのか?
上下左右にいる人が何を考え何をしているか?
それがはっきりしている会社は明るく生き生きしていて不祥事は起きにくい。
俺が会社経営に関わっていた時の思い出。
毎週やる経営会議(2時間くらい)の議事録を2・3日後には隠すことなくリアルなやり取りとして全社員にメールで公開した。
毎日毎晩社員あてにメールを書いた。個人に、グループに、全社員に・・。
社員(新入社員から役員まで)からも毎日最低30通はメールが来た。日々の報告、意見・・。
それに自宅から(遅く帰って)でも返事を書いた。
必要だと思うとやりとりを他の社員にもCCやBCで知らせた。
課長など管理者になるには試験を受けて貰おうと思った。
それまでは試験無しで昇格していたのだ。
社員有志を募って”望ましい課長像”を語りあって貰った。
試験問題の一部ー仕事・業界の常識、労務、、などーは誰でも問題をつくったら勝手に随時社内メールに発表してもらう。
誰でも回答を発表してよい。
問題提出者から正解を発表してもらう。それについての批評・批判も誰でも好きにやる。
その中から実際に問題を選ぶと宣言した。
自動車運転免許試験みたいに。
勿論その試験だけで課長を選ぶのではなく日頃の実績なども当然考慮して人事は行うつもりだった。
要するに、それまでの順送りとか情実人事めいたもの(そういう印象)の排除と社員のレベルアップが目的だった。
結構問題を作るのは勉強になる。ほとんどの部長が作って出してくれた(かなり出せ出せと言ったのも事実だけど)。
一般社員からも数は少なかったけれど出してくれた。
俺もずいぶん作った。
議事録は二年も続けたかなあ。作成する総務課長は大変だった。
そうこうするうちに辞めることになった。
だから試験の本番はしてない。
今はどうなっているかは知らない。
写真は有楽町ガード下の立ち食いうどん。うどんが結構うまかった。汁がメチャクチャしょっぱいのがやや問題だが。スタッフが明るいのも良かった。
店の名前を忘れた。ビッグカメラの斜め前あたり、有楽町ビルの前(道を挟んで)。
隠し事をすると、どうしても「疑心暗鬼」を招いてしまいますもんね。
オープンな情報共有は、社員を信じている事の証でもあり、情報を隠す事は、社員を信じていないことの裏返し、とも言えるでしょうか?
ちょっと、偉そうな事を書いてしまいました。
スイマセン。
地位、権力で物事を押し通そうとしているんじゃないかと思うことがあります。