不正を知ったら報道してほしい ジャーナリストの使命
2006年 09月 10日
「貫いた有言実行と清潔さ」というのが整理部がつけた見出し。
「時として世論は、首相の政策を必ずしも支持しているわけではないが、言動は容認するという、奇妙なねじれ現象も生んだ」、と書いている。誰がそういう空気を作ったのか?と聞きたいような気もする。
従来の自民党の中の派閥力学などで決まる総裁という図式もいまや国民の人気が大きな決定要因になったこと、それも小泉首相の登場によるだろう。
皮肉なことにそれが安倍という大切なことは語ろうとしない・従ってとても危ない匂いのする人を何の功績も無い(少なくとも一般市民には知られていない)ままに総理に押し上げようと(よりによってこれほど日本の将来が厳しい岐路にあり、明確な・信頼できる舵取りが必要とされるときに)しているのだが。
そういう事態を、すなわち安倍氏のイメージを作って来たのもマスコミの力によるといっても過言じゃないのだ。
実は書きたかったことはそういうことではなかった。
この記事の中で記者は
私自身、政治記者として取材する中で、カネの亡者となり、平気でうそを言う大物政治家たちにうんざりする思いもした。と書いている。
その”揚げ足を取ろう”と思ったのだ。
カネの亡者となってうそを平気で言った大物政治家のことを
うんざりしてないでシッカリ書いてくださいよ!
あなたは書いたのですか?
うんざりするほど見たのならうんざりするほど報道してほしい。
書きもしないで小泉は清潔だったとか言われても信用ならんぞ。
小泉についても何かを見聞きしながらうんざりついでに
書かなかったのかも知れん、と思ってしまう。
立花隆が田中角栄の金脈を書いたときに新聞記者の何人かが「あんな事は俺たちはとっくに知っていた」と言ったという話。
米原万里さんも書いているようにオームの犯罪は江川詔子というひとりの女性が追及し書いたが優秀な記者がたくさんいて調査体制も整っているはずの大手新聞社は彼女がいくら書いても追随し新たな疑惑を書こうとはしなかった。
チョムスキーも言うように、世の中の事実はマスコミが取り上げない限り、存在しても存在しない。
痛ましい事故であっても交通事故は交通事故だ。
事故原因が飲酒ということだってめずらしいことではない。
いたいけな子供が被害者になることもあるはずだ。
飲酒運転に対する警鐘を乱打し、役人には一般の市民以上のモラルが求められるという観点があったとしても
各社あれほど同じような記事・画面を毎日繰り返して流す必要があるとは思わない。
そんな余裕があるのなら
大物政治家の疑惑はもっと報道されても良いのではないか?
それともスペースや取材体制の問題以外に、何か問題があるのだろうか?
読者・視聴者が望まない?
ジャーナリストたるものそういう事は言うはずもないだろう。読者に媚びるなぞ!
他に、何か?
新聞やテレビの存在意義が問われているのはなぜか?
記者諸侯は取材し調査するのが仕事だ。
その結果権力者に不正や恥ずべきことが見つかったら
報道するのがジャーナリストの義務だと思う。
権力の犯罪こそ最優先で取り上げることが、ジャーナリズムの使命だ。
その報道をどのように受けとめるのかはわれわれの問題だ。
マスコミが報道しないと受けとめることもできないのだ。
少なくとも今総理になろうとしている方々の素顔については細大漏らさず(当たらず触らず奇麗事ばかりじゃなく)知る限りのことを報道するのがマスコミの使命ではなかろうか?
写真は、上2枚が桜新町・サザエさん通り・ねぶた祭り。
下2枚は世田谷公園・噴水と流しそうめんを楽しむ子供たち。
2年目の新たな試み(とりあえずお試し)として、大ネタ小ネタにかかわらず、何か ネタを見つけたり、何か思いついて書いたりしたものは、バンバンとアップしてみると いう方法にトライしてみたいと思う。 というのも、今まで折角、準備したり書いたりしたネタや記事を、アップせずに ボツにしてしまったケースが少なくないからだ。<もっと大きなネタができると、 そちらを優先してしまうので。> また、後の参考資料になるかも知れない報道記事も含め、ファイル保存&整理する のが大変になって来たので、...... more
記者クラブがそうでしょう。持ちつ持たれつ。権力とも資本とも。また、マスコミ自体が権力に変質しつつあり、資本そのものに変質しつつありますね。
武富士やホリエモンなど、逮捕されてから、一斉に批判報道です。
今、記事のようなことを云っていて、そういう考え方自体全然理解されていないということに気がつきどうしようもなく寂しくなります。職業とは飯のタネ。いい大学を出たのは勉強が出来たからで、結果として他人より楽していい待遇を受けるのは当たり前、特別な使命なんてあるわけないじゃん!ですから。
トップを叩けばその企業が社会的に影響力があるほど書いたほうにも跳ね返りはくる。
その点、飲酒運転で子供が死んだ、かわいそうだ、けしからん!というのは誰も文句の言いようのない事柄です。扇情的な記事を書いていれば読み手はそうだそうだ、と怒りをあったこともない市職員にぶつける。それで一件落着、おかしいですね。飲酒運転だって本気で取り締まるなら繁華街飲食店街の駐車場でアルコール検知器をもった警察官が待機していればいいのです。昔、警察に協力的じゃない風俗店の前にパトカーを留めておくんだ、と得意げに言った警察官を知っています。すぐお手上げだって。
よくも知らないのにいうのもなんですが、安倍さん、浅薄な人間に見えてしまいます。ことばが虚ろというか。。。
戦争の問題や靖国の問題など、80歳を超したような方々の意見の中に、胸にしみるような、そして革新的なものを感じることが多いです。
どうしてもっと、戦争を体験した方々の声に耳を傾けないのでしょうか?今日の記事からずれていますが、、、。
今、職場で団塊の世代ジュニアと仕事をしていますが、
とっても偏った思考と仕事ぶりに目が点になることがあります。
長野の朝日新聞での記者の不祥事も、
つまるところ、追い込まれたときに露呈してしまう弱さが
原因なのかと・・・。今の子ども達の前に、
今の子ども達の親から教育しなおしかも・・・と思う今日この頃。
で、流しそうめん楽しそう!
子ども劇場でもやりますが、親はてんてこ舞いなんだよなぁ~。
子ども達は耳からそうめん出そうなほど楽しんでるけど・・。
ま、こんなに楽しんでもらえばいっかー!と思える。
ちなみに孫は全く関係なかったのですが。
切ないところです。
しかしそのうち、社禽にも五分の魂、と起ち上がる、いや、起ち上がらなければならない状況になるのではないですか。食えない高齢者もそうですが・・・。
結婚50年 毎日お買い物をしていた場所ですから懐かしい。
3年前の春に越した年の 夏から ねぶた祭りをやり出したようです。
それほど青森出身の方が多いのでしょうかねぇ?
阿波踊りとか、地方の祭りを東京に持ってくるのが流行ですね。
本来の祭りというよりも商業販促ですね。
でも子供たち喜んでいたから良いとしますか。
青森の方から見れば本場ということで宣伝にもなるでしょうし。」