おしどりの蕎麦三昧は プロバンス風味で 幸多かれ!Kご夫婦
2006年 06月 24日
このたびKさんは仕事を辞めていよいよ奥様と悠々自適の生活に入られる。卒業記念にお二人でフランス縦断の旅を楽しんで来られた。というわけで今日はプロバンス土産のテーブルクロスにお出ましいただいて奥様の料理も南仏の香り。
プラムのベーコン巻きなどのオードブルに始まり
爽やかなドレッシングで頂く野菜サラダ(揚げた蕎麦が香ばしく散らしてある)、ホタテ貝柱のアメリケーヌソース、グレープフルーツのシャーベット、、これもお土産の赤ワインでパクパクと。
これじゃ主役の蕎麦が入る余地がないかと心配になる頃、いよいよご登場の「二八」と「引きくるみ」。
全然、心配ない。
あつかましくもすすめられるままに夫々ざるを二盛りづつ、軽々と。この頃は秋田の辛口で。
前にも書いたが、出汁の按配もすこぶるで、食べているときもともかく食べ終わって話をしていると口の中一杯になんともいえないミヤビとでも言うような甘さが広がる。
今日は、Kさんの蕎麦作りの部屋に案内していただいて道具を拝見。驚いたのはどれも新品のようにキレイなこと。その都度ヌカ袋で磨きヤスリもかけるのだ。
下世話にもついお値段のことを尋ねて又驚いた。包丁(特注)だけでも10万円では買えないとのこと。
左が「十割」。これを4つ(ふたつは二八)だよ!右はベランダに咲いていた蕎麦の花。
今回のもうひとつのキーマン(?)はシナモンロールだ。4月に俺がブログで映画「かもめ食堂」のことを書いた。それを読んでいただいたお二人が揃ってこの映画を観にいらしたのだ。そして映画の中で重要な役割を果たすシナモンロールに挑戦するから出来たら食べに来い、というのがそれだ。サスガに今日はひと口だけで後はお土産に持たせていただいた。それをKさん卓には及びもつかないがわが家で並べてみたのが下の写真。右は奥様がいっぱい作っておくという「渋皮栗の甘く煮たもの」。紅茶の勉強もされているという奥様のいれた紅茶で頂いた。
口福で幸福。お二人の仲むつまじさでますます幸福。真面目一筋、頑張ってこられたKさんのこれからが健やかで満ち足りた人生になるように祈ります。ご馳走様でした。
とても素敵ですね。そんなふうになりたいです。
蕎麦の花、きれいですね。楚々として^^