おばあちゃんの楽しみ 学ぶ 子の喜び 花と文・・
2006年 04月 14日
年高く成りにし身にも物学ぶことは たのしきものにぞありける
しみじみと胸にぞかよふよき人に 逢ひてよろこびし子のよろこびは
みどりこき松の樹の間に見る花は さすが桜のしな高きかな
なつかしきふるさと人にかかばやと文思ひつゝ道ゆくたのしさ
家ごとに小橋わたせる川添ひの花多き道は行くに愉しき
第2首、父が小堀杏奴(鷗外の次女)と会談したことを記した文章を読んでの感想。
第3首、高知の五台山に遊んだときの歌。
お父様が小堀杏奴さんと会談なんて、歴史上のお話みたい。
小堀杏奴さんの講演を北九州の娘の学校で聴きました。とても良い内容のお話だったことを覚えています。
お父様はどんな方でどのようなことを会談されたのか想像したりしています。
後の句もおばあ様の気持ちになって味わわせていただきました。
何回も読ませていただきました。おばあさまは、感性豊かな優しい方だったのですねえ。
なんと素敵な歌でしょう!素敵なおばあさま!