ぜひご覧なさい 「今日はあなた 明日は私」 アスプルンド展覧会
2006年 04月 12日
ヨッパラってしまった(またまた懐かしい人と)。
とりあえず今週中に終わってしまう展覧会のお知らせ。実は髭彦さんに教えてもらったのだ。
汐留の松下電工本社4階ミュージアム。
スエーデンの建築家・アスプルンドの展覧会です。小さな会場ですが見ていると時間を忘れる。
なんといっても「森の火葬場」。
「今日は私 明日はあなた」すなわち「今日はあなた 明日は私」という死生観を建築に生かすなんて!死者と語り合いながら自らの死すべき存在であることを感じ・やがて救いを感じる森の火葬場だ。
森の中にあたかも昔からずっと潜んでいたような礼拝場、そこに至るなんとも懐かしい・彼岸にわたるような道。
俺は懐かしくて懐かしくてしょうがなかったら、なんとアスプルンドは日本建築に相当な思い入れがあったんだって。
今、もっとも日本が大事にしなければならない・大事にしていないことを思い出させてくれますよ。
写真は「森の礼拝堂」。火葬場にある大礼拝堂、信仰の礼拝堂、希望の礼拝堂(いずれもデザインを変えて美しく明るい)とは別に森の先にある小さな礼拝堂。大きな杮葺きの屋根、まわりの木々の中に生きているような。ここで最後のお別れを遺族だけでする人もいるのだろう。内部はドーム型の天井に漆喰が塗ってある。天窓が両サイドにあるからとても明るい。これは全ての礼拝堂が同じなのだが祭壇に当たるところに棺を置くようになっている。
行かれたんですね。
これで『意中の建築』を教えていただいたお返しができました。
ほんとに日本建築との関係も意外でしたね。
ルオーの常設展も楽しめます。
松下は好きではありませんが、あのミュージアムはなかなかいいですね。
アスプルンド、ホームページでですが森の火葬場拝見しました。
遺族への配慮がすべて理詰めで計算し尽くされ、設計されているなんて、見事というか、言葉もありません。
建築に興味のある方が私のブログ(ミニチュアなんですけど)に来訪して頂いたなんて感激です。
「森の火葬場」>彼岸へ渡るような、なんとも懐かしい感じ
よく解ります。礼拝堂のなんと静謐な空間・・・・
「夏の家」も農家に溶け込んで、ステキでした。一晩でいいから泊めて欲しい・・・なんて・・・
アスプルンド知らなかったので、ありがとうございました^^