戻った日常は異常日本
2023年 02月 03日
殆どがインチキメール、考えてみれば特殊詐欺はとっくに我が家にも侵入していたわけだ。
図書館から「オーウエルの薔薇」が届いたという知らせ、残念!2日が受け取る期限だった。
スマホとPCを紐づけておく手立てもあるらしいが、面倒だからやってなかった。
けさも忙しく動きまわっているだろうな、と世話になった看護師たちのこともちょっと思う。
70代最後の日々を大事に生きていこう。
79×465分の一と20分の一、その差を噛みしめながら。
野尻湖の村で日本の農村の人々にトウモロコシやルバーブの栽培を教えたり、英語を教えたりして、青函連絡船洞爺丸遭難の際に、自分の救命胴衣を日本の若者に差し出して死んでいった宣教師・A・R・ストーン先生の、その洞爺丸における姿が描かれていると聞いて、名前だけ知っていたこの小説を借り出したのだ。→A・R・ストーン先生のことを知ってますか
ふいに近くで女の泣声がした。胃けいれんの女だった。上巻の最後のほうにでてきた。
「ドーシマシタ?」
宣教師の声は落ちついていた。救命具のひもが切れたと女が泣いた。
「ソレハコマリマシタネ、ワタシノヲアゲマス」
宣教師は救命具をはずしながら、続けていった。
「アナタハ、ワタシヨリワカイ、ニッポンハワカイヒトガ、ツクリアゲルノデス」
啓造は思わず宣教師をみた。しかし啓造は救命具を宣教師にゆずる気にはなれなかった。
僕にも真似ができそうにない、この年になっても。
他人を救うどころか、他人から奪うこと、他人を殺すことが英雄談のように報じられ、政府も国民の財産や命を危機にさらすことにやっきとなっているかのようだ。
ストーン先生が見たらなんというだろう。
愚か者たちよ!君たちは自分だけ助かると思っているのだ。
そんなわきゃないのよ、それがワカラン、オロカモノたちよ。
暗い世相に斬り込むますますのご活躍を祈ります。私も思い通りにならぬ日々に掉さして歩もうと思います。
病院でのブログは、スマホで投稿してたんですか⁉︎タブレットじゃなくて?すごい。
ちょうどひと回りちがいなんですね