ありがとう 藤井さん、神谷さん 精神科病院・ストローコンサート
2006年 03月 04日
神谷さんは73年に京都大学宇宙物理学科をでたが在学中からリコーダーを始めてテレマン室内管弦楽団ソリストなどの演奏活動や指導をしている。20年ほど前から市販のストローでユニークな笛を作り始めそれを使った楽しいコンサート活動もしている。TVでも何回か取り上げられたり海外でも講演をしている。中国の人民公会堂で演奏したときのビデオを見せてもらったら中国の高官たちがなんとも幸せそうに写っていたと藤井さんの便りにあった。
一時間くらいの間に20種類以上の笛をどうやって考えたかとか、うまくできたときの驚きや嬉しさなどを目をキラキラさせてユーモアたっぷりに話しながら吹いてみせる。
左上は紅白の水引の形にして曲は雅楽、友達の結婚式に吹くんだ 右上は見てのとおりだがちゃんと曲が吹ける。
左上は団子三兄弟 右上は六甲おろし
象さんの笛は長いお鼻が柔らかく動くし 「あれマツムシが・・」は虫の形の脚が動いてマツムシの鳴いているのはまるで江戸家猫八 ゴジラのテーマの後はゴジラの口が炎を吹いて動く シャボン玉を飛ばす「シャボン玉とんだ」
よくもまあこんなこと考えるよ。 いつも頭をくるくるお茶目に働かしている人だ。
二重奏から五重奏と何でもござれ。音色もトランペット風、サキソフオン、オーボエ、クラリネット、オカリナ・・ほんとにいろいろ。
ストローの太さ、長さ、材質、リードのあるなし、吹き方、、いろんな工夫で音が変わる。初めて吹いたら・・3日目には・・1ヶ月たったら・・1年で・・10年で・・と吹き比べ(?)て見せたのは可笑しかったが、そうしないと大変さが分かってもらえないのかも。 ニンジンに穴をあけて笛を作る実演は5分ほどで完成、温かみのある音色にびっくりした。
ほとんどの笛にいろんな動きがあって面白い。簡単そうだが何年もかかってできたものもあるんだと、「暇だからできたんです」という。そうじゃない。好奇心・喜ぶ・驚く心だ。何かひとつの形ができると何日でもそれをいたずらしている。そのうちにハットひらめいて次の工夫に結びつく。音にあわせてメリーゴーランドみたいに回るのだってストローをいろんな角度で組み合わせて創りあげていったのだ。「お金はかからないですよー」。
患者さんたちの様子は映像にはあらわれないが笑い声、驚きの歓声、拍手、、なんだか一緒に居るような気持ちになった。
だんご三兄弟や六甲おろしと楽しいですね☆
>好奇心・喜ぶ・驚く心だ。
こういう心をいつまでも大切にしている人、本当にすてきだと思います。
そういう人を見ていると、何だか元気がわいてきます♪