こんな夜はやっぱりおばあちゃん 会いたいなあ


幼らが病むてふたより見てしより夜はことさら物思はるる

うまごらとたわむれし名残我が衣の袖は大方ほころびてあり

(俺が麻疹にかかったときの歌)

あつきものさめるがごとくにそのなげきややにうすると人はいひしが

ともかくも生きてあらなとおもへどもくるしかりけりこの朝ゆふは

このおもひ誰に語らむすべもなみひとり泣きつつ庭の草とる

(こんな風に生きていたのか!ごめんね。)こんな夜はやっぱりおばあちゃん 会いたいなあ_e0016828_23485849.jpg




下流社会というのは上流社会と二極化していることを問題にした言葉。そんなことも分からない東洋経済も落ちたもんだ。
Commented by みい at 2006-03-02 21:44 x
お祖母様の、温かい優しい気持ちと、切なさが伝わってきました。
三十一文字に込められた想いは、深いです。こんなおうたを遺してくれて、佐平次さん、幸せですよ。
Commented by saheizi-inokori at 2006-03-02 22:50
みいさん、今晩は。切ない歌ですね。もう今はどうにもならないと思うとなおさらです。せめて読んであげるだけ。
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by saheizi-inokori | 2006-03-01 23:53 | わが母と祖母の遺したまいしうた | Trackback | Comments(2)

ホン、よしなしごと、食べ物、散歩・・


by saheizi-inokori